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数学的にありえない



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数学的にありえないの評価: 3.74/5点 レビュー 77件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.74pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 41~48 3/3ページ
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No.8:
(5pt)

ノンストップアクション

上下巻を通じて、アッという間に読んでしまいました。

多少、量子物理や統計学等の話がでてきますが気にすることはありません。
主人公が統計学者でありながら、
”確率的にはありえない”ことをスリル満点で、戸惑いながら挑んでいきます、面白いこと請け合いです

これが現実なのか虚構なのかを主人公が考える場面では、最近では、”マトリックス”、少し前では”トータルリコール”の映画を見ているような気がします。
また鍛え上げられた女性情報部員が活躍する場面では”ミッション・インポシブル”の場面を想像します。

とにかく各シーンが、映画を見ているように展開していきます。
エンターテイメントとしては、良くできています。

次作も期待したいです。

−些末なことですが−
題名が、”数学的に”とついているのは、ちょっと違和感があります。
原著題名”インプルーバブル”でも良かった気がしますが・・・。


数学的にありえない〈上〉Amazon書評・レビュー:数学的にありえない〈上〉より
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No.7:
(4pt)

ハードSFと理科系エンタテインメントの中間

統計学や量子力学の基礎がある人の知的好奇心を満足させるハードSF的な展開を期待したら期待外れかもしれません。読者に理科系の知識がない人がいることを考えれば、作中で学者に「そんなことも知らないのか」というような無知を演じさせねばならない興ざめは必要悪。芸術史を知らない人に「ダ・ヴィンチ コード」を読ませるテクニックと同じだと思いました。
物語は後半から勢いをつけ、ラストは「ほほう、そう来ますか」という展開。作者の単なる夢物語と思わずに読了するためには、やはり強引に現代科学に結びつけて納得するための知識も必要で、そこらの加減が人によってこの作品に対する評価の分かれるところでしょう。
数学的にありえない〈上〉Amazon書評・レビュー:数学的にありえない〈上〉より
4163253106
No.6:
(4pt)

チェスのような小説で、上巻前半は布石が中心

この本は上巻第1部だけ布石が主になるので、正直量子物理学や不確定理論についてつっこみたくなる人も多いかもしれません。が、これは駒を並べてるだけと流した方がいい。
何故なら、物語は動きだす第2部から加速して、とにかく先が気になってどうしようもなくなるからだ。謎が謎のまま、更に別の謎を生み出しながら、大きくうねり出す。
ナヴァの告白途中で上巻終了で、後半が気になって仕方なくなります。
読書の醍醐味、先が気になって読むのを止めれない。そんな気持ちになるのは、第2部に突入してから存分に味わえます。貪るように読めるものを探している人。お薦めです。
数学的にありえない〈上〉Amazon書評・レビュー:数学的にありえない〈上〉より
4163253106
No.5:
(4pt)

もし未来がわかったら‥競馬ファンは全員思っていますよね!

次に配られるカードの数字や種類がわかる!
 確率的には1/52だが100%わかるとはどういうことなのか。(多分52の階乗分の1の確率?)
 未来がわかると思われている男と、その能力を手に入れようと狙う科学者たちのサスペンス物語。
 それにCIA やらFBIやら北朝鮮の諜報機関やら、おまけにマフィアまでからんでの大活劇!面白くないはずがない!
 ただ、みなさん仰るように前半の伏線がややかったるい。
 多くの伏線が並列になっているので、少し我慢して欲しい。
 下巻になると待っていた甲斐があります。
 分かりやすく説明がされているけれど、数学的な話もやや面倒な人は飛ばしても問題ないと思います。
 往年のSFファンとしては、テイスト的に「分解された男」を思い出しました。
 上下巻で長いのですが、オススメします。

数学的にありえない〈上〉Amazon書評・レビュー:数学的にありえない〈上〉より
4163253106
No.4:
(5pt)

量子力学をドラマ化したような感覚

帯の宣伝文句に謳われているように「知的興奮のレッドゾーン」に叩き込まれることはなく、「徹夜必至」というほどでもなく、その点は期待外れでした。

しかし、量子力学をそのままドラマ化したような感覚が味わえ、物理的根拠があるようで、「未来予知」というテーマの中では他と差別化されており、私は本作が好きです。

最後の数ページで、物語の全ての謎がピタリと一つにおさまるのが、美しく芸術的ですね。

なお、随所に出てくる物理や統計講義は、ストーリー自体とは直接的には関係なく、残念ながら一般読者には退屈なのでは・・。わかりやすく説明できてるのですけどね。

数学的にありえない〈上〉Amazon書評・レビュー:数学的にありえない〈上〉より
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No.3:
(4pt)

まさにジェットコースターのようなスピード感

冒頭、のろのろと確率論やその周辺知識を広げ、この作品の展開軸をのちにはっきりさせるためのしこみを行い、それが終わったと思いきや、一気に物語は加速する。まさにジェットコースターのスピード感そのままに、バイオレンス、精神異常、ギャンブル、諜報活動、オカルトなど多くの山や谷を通り抜けていく。そんな作品の失敗例としてはありがちな結末がシリキレトンボにもならず、最後は物語を少し引いてみせて、ゆっくり静止する。

上下刊となっていることがもどかしかったが、しかし1冊にまとめるには膨大すぎる。原書では1冊にまとまり、訳書では先に書いたスピード感がスポイルされてしまったのではないか(訳者の方、すみません)と、あらぬ疑いをもってしまったが、原書を辞書抜きで読めない私には検証する手段もない。

この本は、シルバーのたて筋の入った帯がついている。カバーなしで読んでいるとこの帯がチラチラと目に入ってきて、少し不快だった。しかし、主人公が精神に問題をかかえ、フラッシュバックのように映像を見るなどという内容とあわせて考えると、そういう効果を考えて装丁を施したのかもしれない。

この作品は、落ちとなるアイディアの実現にまっすぐ向かっている点が美点のひとつだが、サスペンスにも、人間同士のつながり、男女の愛、親子の愛などを感じたいと考えている私の好みとして、それらが若干薄いと感じ、☆4つとした。
数学的にありえない〈上〉Amazon書評・レビュー:数学的にありえない〈上〉より
4163253106
No.2:
(4pt)

興奮の後半戦

ある意味、「ダヴィンチコード」の様な知性を刺激する娯楽作品。SF的な話が4割、6割はスピーディーなアクション。主人公の「能力」は、漫画JOJOの奇妙な冒険に通ずる特異な能力だが、その能力の見せ方がなかなか良い。その能力が万能ではなく二転三転するストーリーも飽きずに読めるポイントである。読んで損はないだろう。同氏の他作の翻訳も期待している。
数学的にありえない〈下〉Amazon書評・レビュー:数学的にありえない〈下〉より
4163253203
No.1:
(4pt)

クライトン系、、、とは思いませんが傑作です!

マイケル・クライトン系の傑作!ということで早速買い読み始めました。3、40ページ読んだ時点での感想は、正直ハズレ?という感じでしたが、、、最後まで一気に読みまぎれも無い傑作だと納得した次第。
1章途中まではいらいらしました。やたら数が多くリアリティ皆無のキャラたち。長ったらしい確率論と物理学の解説。横道にそれ、前に進まないストーリー、、、どこがクライトンだよと不満つのり始めた1章後半から突如ストーリーが加速し、全ては伏線だったことがわかってきます。クライトンにはあまり似てないけど、このテイストは何?フィリップ・K・ディック風?Jディヴァー風?Fフォーサイス風?と落ちが読めないまま引き込まれて最後、意外なラスト(スティーブン・キング風?)に驚きました。
合格です。作者の小説に対する愛情がひしひし伝わってきて感動です。ちょっぴり残念だったのは「謎の能力」の正体で、数学・物理学でさんざん前ふりしたあげくこれ?という点がひっかかりマイナス1点。次作も期待しましょう!
数学的にありえない〈上〉Amazon書評・レビュー:数学的にありえない〈上〉より
4163253106

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