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(短編集)
ジーヴズの事件簿
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ジーヴズの事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 41~55 3/3ページ
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登場人物の個性がはっきりしていて面白い。時々見せるジーヴズのお茶目さが面白いです。 | ||||
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このシリーズは気に行ってます。パーフェクトの執事と、出来の悪い主人のやり取りが面白い。 | ||||
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スーパー執事のジーヴズ君が活躍する短編集。これまで読んだことがないが、ウッドハウスのジーヴズものというのは英国では結構メジャーな古典らしい。本作は1910から20年代に書かれた短編を集めたもの。 執事が事件解決というと、日本でも最近はやりの東川が思い出させるし、使用人が謎解きという形では、アシモフの黒後家蜘蛛シリーズも思い浮かぶ。しかし本作を読み進めると、そもそも設定として、執事もなかなかの能力の持ち主だが、どちらかというと主人公(?)のウースター氏がかなりのヘタレキャラ。このあたりの対比に面白みがあるといえよう。うがった見方かもしれないが、これが書かれた時代背景的に、大時代的な不労所得階級に対するいろいろな思いが、英国の社会一般に存在していたのかもしれない。 話の内容としては、特に謎解き譚というわけではなく、ウースター氏が巻き込まれるもろもろの事件(というかトラブル)を、ジーヴズ執事がさささっと片付けていく、という感じの話。この間のどたばた加減が面白く、読みながらくすくす笑えるというものになっているのだ。まぁ、お酒でも飲みながら、一人でゆったりとして読むのが向いている。 | ||||
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ついにジーヴスが軽くて薄い文庫で! 万能執事ジーヴスとへたれご主人様バーティ&愉快な仲間たちのドタバタ劇が手軽に読める様になって嬉しいです。 疲れた時に読むと明るい気分になれますよ。 ちなみにタイトルのせいか、なぜかミステリーと勘違いされる方がいらっしゃいますがそういう話ではありません。 | ||||
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日本では「ジーヴス」シリーズは「比類なきジーヴス」を初めとして8冊の単行本が刊行されている。本作はその中の傑作選として文庫化されたものである。上述のシリーズが何故か文庫化されていないので、ファンとしては幸便である。 しかし、選択はどうだったのであろうか ? 冒頭のジーヴス紹介編と最後のジーヴス一人称編を除くと、全て「比類なきジーヴス」から採った様に映った。確かに、「比類なきジーヴス」は秀逸な出来なので、自然な選択とも言えるが、これなら「比類なきジーヴス」を直接文庫化した方が本シリーズの味わいが良く伝わったと思う。 版権などの関係でそう出来ないのかもしれないが(訳者も異なっている)、そうした点で読者に煩わしい思いをさせるのは如何なものか。ただし、本作をキッカケに「ジーヴス」シリーズ全体に興味を持たれる方が増えるとすれば、意義は大きいと思う。 | ||||
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ジーヴスの事件簿、文庫化第二弾。 バーティー、ジーヴスに並んで好きなビンゴが結構出てくるので嬉しい巻でした。 収録作は、『トゥイング騒動記』「その一長説教大賞ハンデ戦」「その二レースは神聖にして」「その三都会的センス」、 『クロードとユースタスの出航遅延』、『ビンゴと今度の娘』「その一ビンゴと今度の娘」「その二終わりよければ」、 『ジーヴスと白鳥の湖』、『ジーヴスと降誕祭気分』、『(特別収録)ビンゴはすべて事もなし』。 ドローンズクラブの話の橋渡しとして、特別収録にドローンズ倶楽部ものからビンゴが主人公の話を持ってくるあたりがにくい。 まんまと「ドローンズクラブの英傑伝」も買ってしまいました。 | ||||
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真面目で有能で驚くほどの知能の高さを誇る執事のジーヴスは、要領が悪い主人のバーティーが毎回はまり込む難題をスパッと解決してみせる。 彼の恐るべきところは、単に主人に飼われているわけではなく、主人を「飼っている」こと。 主人であるバーティーの服の趣味が悪いといえば露骨に嫌な顔をし、バーティーが一途に愛する女性でも彼の価値を脅かす存在ならば主人の恋までスパッと解消してしまう。 ある意味天才的な凡庸さと、鷹揚さを兼ね備えたバーティーと、ジーヴスの丁々発止の軽快なやり取りも見ものです。 収録作は、『ジーヴスの初仕事』『ジーヴスの春』「その一ジーヴス、知恵を絞る」「その二婚礼の鐘が鳴る」、 『ロヴィルの怪事件』「その一アガサ叔母の直言」「その二真珠は涙か」、 『ジーヴスとグロソップ一家』「その一ウースター一族の名誉の問題」「その二勇士の報酬」「その三クロードとユースタスの登場」「その四サー・ロデリックとの昼食」、 『ジーヴスと駆け出し俳優』「その一紹介状」「その二エレベーター・ボーイの瞠目すべき装い」、 『同士ビンゴ』「その一同士ビンゴ」「その二ビンゴ、グッドウッドで敗退」、 『バーティー君の変心』。 | ||||
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なぜ星5つかと申しますと、ベットに入って15分ほど読むにはピッタリだからです。 私にもジーブスがいたら、今日一日、こんなに自分が煩わせられることも無かっただろう・・・ 明日の朝はきっと素晴らしいであろう・・・と金持ちで脳なしの独身気分を味わい、ほくそ笑んで寝ます。 | ||||
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やはり、もうひとつの訳者のほうが笑えます。カッコ書きで冗談の出典が書かれていないことも、あえてそういうところは飛ばして普通の小説としてすらすら読めるように作ってあるのでしょう。ジーヴスとバーティの話を文庫で読めるところが嬉しいです。カバーの絵がとてもいい雰囲気を出しています。 | ||||
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人気シリーズものらしく、別の方が翻訳した本がシリーズで既刊されてるようですが、そちらの方は一切未読です。 ですが、とても読みやすく面白かったです。 気は優しいけどヘタレの主人バーティと、切れ者の執事ジーヴス。王道の組み合わせですが、一話ごとが短く、最後まで飽きさせない。 一応、事件簿ということなので毎回事件が起こるのですが、身内の恥ずかしい過去を赤裸々に書いた回顧録をこっそり捨ててくれだの、真珠が盗まれた だの、友人の恋次を応援したりだの、暗い事件は一切無し。安心して読めます。 慇懃なのは口調だけのジーヴスと、執事が有能なあまり最早自ら解決しようということをほぼ放棄した(そして堂々と何が悪い!と宣言した) バーティとのテンポの良い会話が面白いです。 軽い読書がしたいんだけど何か面白い本ない?って方、是非オススメ致します。 | ||||
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ジーヴスのお話は、最初に国書刊行会の方で読んでしまったため、なんとつまらない話だ、もう読むまいと思っていたのですが、この本で考えが変わりました。 もし、国書刊行会を読んでつまらないとお感じになったらぜひこちらで読んでください。 こちらの方は訳の日本語に堅苦しさや違和感がないです。人物が生き生きしていて、とても面白いです。 一応原書も持っているのですが、原書で韻を踏んでいるところはこちらでもちゃんと踏んでいます。 この人はこういう話し方をするだろうな、というところはその通りの話し方ですし、 バーティー以下、貴族のおバカな振る舞いと、それをさばくジーヴスのウィットに富んだ会話・行為が読んでいて楽しいです。 おバカ度合いも愛すべきおばかさんという感じで嫌味なところがなく、それをあしらうジーヴスにも嫌味なところがないので気軽に読めるし、いい気持ちになれます。 バーティーのダメっぷりはモンティ・パイソンの「アッパークラストゥィット」のスケッチの雰囲気が近いかもしれないです。 このお二人の訳でジーヴスの全作品を読みたかったですね〜。しかし叶わないのが残念です。 | ||||
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「事態が最悪になりそうに見えても大抵の場合それほどにはならないものだとは、僕も経験上知っている。」 これはこのシリーズの一方の主役、若主人バーティ・ウースターの言葉なんだけど、“事態がそれほどにはならない”のはもう一方の主役、天才執事ジーヴズの暗躍があればこそなのは、読者も、もちろんウースターも知っている。 “バカ殿”ウースターが、一目ぼれ癖のあるくされ縁の友人ビンゴや、お節介焼きのアガサ叔母によって、事件(つーか難題)に巻き込まれ、ジーヴズが飄々と暗躍して一件落着ってワンパターンなんだけど、これがいくらでも読みたくなっちゃう代物なのである。とにかく、人物設定、ストーリー設定が巧みだ。“お約束”の居心地のよさ(例えば「男シリーズ」で植木等がC調なこと仕出かすと上司の人見明がぼそっと「ばか」ってつぶやくアレ)が充満している。ジーヴズとウースターのタッグは最強であり、誰もかなわないのだ。主人と従僕、馬鹿と天才なんだけど、お互いが必要としている間柄で、どっちが欠けても物語は成立しない。ほがらかな愚者を支えているのは賢者であるが、その聡明な従者は度量の大きな主人に生かされているのである。 “バカ殿”ウースターが語り手っていうのがミソで、番外で一篇だけジーヴズが語り手のものがあるんだけど、これはいわゆるメイキング、楽屋裏、ネタバレであって本編にはなりえない。ミステリーで言えば常にジーヴズが“鍵”なのだから... それにしてもウースターとジーヴズの関係もさることながら、ウースターと友人ビンゴの間柄がとってもいい。“くされ縁”ってやつは、実はお互いに依存してないし、遠慮もないし、何ヶ月会わなくても関係に変化がないってことなのだ。こうした稀な友を得られただけで、人生はきっと、それでもうOKなんじゃないだろうか。 | ||||
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タイトルからしてちょっとミステリーなのかな?と思ったら、これが抱腹絶倒!のんきなお金持ちバーティと素晴らしき執事ジーヴズのコンビは素晴らしい。ジーヴズのご主人様へのファッションチェックもおっかしい。久しぶりに爽快感溢れる作品に出会いました。短編集なので忙しい方にこそ読んで欲しいです。 | ||||
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ロンドンの、それも紳士が集う社交場には必ずウッドハウスが置いてある…というほどに、 洗練された文体とウィットに富んだこの物語は、 有能な執事と若き貴族との掛け合いを楽しむ単なる「落とし噺」ではない。だからこそついつい引き込まれて次の話が読みたくなってしまい、 行間から滲み出る高尚かつ重厚な雰囲気を味わいながら、 紫煙を燻らせ、またハーフパイントのお代わりか スコッチのダブルをつい飲み過ぎてしまう…秋の夜長にはちと早いが、 昼間の熱が冷えた夕暮れ時から楽しむのも、一興… | ||||
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本年の連休に合わせて公開されたという『銀河ヒッチハイク・ガイド』。日本公開は秋になるというが、そのナレーター役にフィーチャーされたのがスティーヴン・フライで、BBC版TVシリーズでジーヴズその人を演じたそうな。バーティは勿論ヒュー・ローリー。同じケンブリッジ・フットライツ出身。英国コメディが今年は盛り上がる・・・。盛り上がって欲しい、という切なる願いを込めて、本書を推す。ポイントはスとズの違い。『比類なきジーヴス』国書版はスだが、かってモンティ・パイソンのジョン・クリースが正しくはクリーズであると明らかになったわけだから、やっぱスよりはズのほうがらしいと思います。とにかくウッドハウスが英国人である以上面白いに決まってる。 | ||||
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