(短編集)
マリナー氏の冒険譚
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嘘なんかつきそうにない誠実な顔のマリナー氏のくりだす奇想天外荒唐無稽な身内話。 しょっぱなに「釣り人は話を大げさにするもの」という聞き手のコメントがあるのだけれど、ジーヴスシリーズの読者ならばきっと「あー、ありうる。それくらいは(彼女の身内や知り合いなら)やりかねんし巻き込まれかねん」と深く頷かれつつ大笑いされることだろう。 場所がマリナー氏いきつけのパブなので、同席の仲間たちはそれぞれ気に入りの酒の名で呼ばれており、心地よい酒の席で紳士たちがどんな顔でマリナー氏の壮大なストーリーに聞き入っているのかと想像するのも楽しい。ちなみにマリナー氏のお気に入りも「ホットスコッチ&レモン」。きっとスコッチ多めでレモンちょっぴりなんだろうなぁ・・・。 | ||||
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中野翠さんのエッセイで著者の名前を知ったばかりの新参者ですが、たちまち好きになりました。 マリナー氏の嘘か誠か噺を、好きなカクテルを飲みながら聞いているような…。 とんでもないお転婆娘の跳ねっぷりは、被害者に同情しつつも、にんまりとしてしまいました。 この本の姿かたちも素敵です。 表紙の絵・色字の形、目次の字の色。 各章のタイトルに添えられた「ホット・スコッチ・アンド・レモン」を飲んでみたいです。 | ||||
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文藝春秋の【P・G・ウッドハウス選集】では、『ジーヴズの事件簿』『エムズワース卿の受難録』に続く3冊目。今回は、バー・パーラー「釣遊亭(アングラーズ・レスト)」にて、ミスター・マリナーが語る身内の話。人生の微苦笑ともいうべきハプニングが、英国流のユーモアとブレンドされて語られていく話のおかしさ、会話の言うに言われぬ妙味。ひとつの話につき、最低でも2〜3回、くすり、にやりとさせられました。なかでも、下記の三つのテーマが、バツグンに気が効いていて愉快でした。 ●マリナー一族の娘、ロバータ・ウィッカムが、若い男をきりきり舞いさせること。 ●ミスター・マリナーの弟が発明した強壮薬、バック-U-アッポが、服用した人間の言動を大きく変えること。 ●ミスター・マリナーの甥のアーチボルドの特技、卵を産むメンドリの物真似が、思いがけないところで効果を発揮すること。 とりわけ、「マリナー印のバック-U-アッポ(タイプB)」の強壮薬が巻き起こす珍事件の数々が、問答無用の面白さ。私もいっぺん、ぜひとも服用してみたくなりました(笑) ジョン・ディクスン・カー、アントニイ・バークリーといったミステリ作家が、その作品を読むひとときを無上の悦びとして讃えたP・G・ウッドハウスのユーモア小説。その大いなる精華を体験することができる本。極上の英国ユーモア小説を読みたいあなたに、とってもおすすめの一冊です(太鼓判!) | ||||
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待ちに待った英国出身の巨匠・ウッドハウス選集第3巻です。 今回も傑作が目白押し。笑えて心がほのぼのします。 サマーリーディングにもぴったり。 (今回のカバーは青色!涼しげです)。 とにかく買って読んで損無しの1冊です。 贈り物にしても喜ばれると思います。 | ||||
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