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(短編集)
崩れる 結婚にまつわる八つの風景
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崩れる 結婚にまつわる八つの風景の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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なかなかいい | ||||
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楽しく読めました。恬淡の様に難しい言葉もありますが。好もしい作品です | ||||
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作者は大好きなミステリー作家です。人間の表と裏、善と悪の描き方が素晴らしい。先が気になりどんどんとと読み進んでしまう。ラストの大どんでん返しも意表をついていて呆気に取られます。ただ映画化、ドラマ化されると少しつまらなくなるのが残念。この作品は短編集ですがその割には登場人物の愚かさを良く描き切っていると思います。 | ||||
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そういう人もいるのかな。という感じ。この著者はやっぱり長編小説のほうが個人的には好みでした | ||||
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単純に面白かったです。短編だからもっともっと色々な崩れるをずーっと読んでいたいなぁーって思いました。 | ||||
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最初の「崩れる」で一気に引き込まれ「怯える」で女性の計算高さが出、「憑かれる」で仕返しする女の本性を見てしまった感がある。 「追われる」でタイミングを狂わされ、「壊れる」で堕ち、「誘われる」で一瞬どっちなのか、読み手のこっちが翻弄された。「腐れる」で自らの想像力に震え「見られる」で恐怖に襲われる。 これ全てが女性が心のダークサイドに持つスイッチが押された時に溢れ出る感情と行動なのでは? ここまで「女」の闇を描写する男性作家に興味を持った。他の作品も読んでみたくなった。 | ||||
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「崩れる」「怯える」「憑かれる」「追われる」「壊れる」「誘われる」「腐れる」「見られる」 の八つの短編が収録されています。 八つもお話があれば、力の入っている作品だけではなく、中にはページ合わせのために書いたような作品もあるのかなと、勝手な先入観をもって読み始めましたが、全 然 違いました。 八つとも完成度が高くて、一話一話、それぞれに趣向が違っているので、飽きずに読み続けることができました。 主婦の共感を誘うもの、どんでん返しのあるもの、ホラーっぽいもの、ハラハラさせるもの、人間の裏側を見てぞっとするもの、本当に変化に富んでいて、毎晩一話ずつ楽しみに読みました。 筆者の貫井徳郎さんがあとがきの「自註解説」の中で「一から勉強するつもりで、ひとつひとつ力を振り絞って書いた」と記しているのを見て、うなずけました。 ほんとうにどの短編も、力作という感じがします。 しかも、家庭や会社など身近なテーマのものが多いので、とっつきやすいし、文章も読みやすいです。 他のレビュワーの方も書かれていましたが、良い時の「世にも奇妙な物語」のような話が好きな方にもおすすめ。 | ||||
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齋藤飛鳥さんに握手会でオススメされて購入しました。 小説を一切読んだことのなかった私ですが、どんどん内容に引き込まれていき、とても面白かったです。 | ||||
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家族崩壊やストーカー、DVなどの犯罪関連の作品に加え、育児中の公園デビューなど、現代の社会問題に関連する短編が収録されている。 結構古い作品もあって、例えば携帯電話がない時代の作品などはやや古めかしく感じるところがあったものの、全体として素晴らしい短編が多かった印象。 特に、表題作の「崩れる」は家庭を持つ私としては非常に共感できる部分も多くて、興味深く読むことができた。 仲のよい家族は日々の相手への思いやりの言動が大事だと痛感した次第。 | ||||
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「結婚にまつわる八つの風景」というサブタイトルが付いているが、結婚というカテゴリーで括らなくとも、日常生活の男と女の関係の中で 起きるちょっとした出来事、それがやがて懐疑、嫌悪、そして恐怖に修飾されながら、最後はぞっとした場面で終わる、良くできた 短編集だと思う。「背筋が凍る」ほどの恐怖が全編を通じたモチーフになっているゆえ、一部の短編は完全な「幽霊譚」となっており、まさに ぞくぞくさせられる。こういう短編集で読者を引きつける最も大きな要素の一つは、最後の「オチ」であり、2-3行の文章表現であるが、 その長編作品においても、しっかりとしたプロットを設定する貫井らしく、すべての短編でその要素をしっかりと入れ込んでくれている。 退屈のしない佳作集であると思う。 | ||||
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一つひとつのお話が大変面白かった。一年間くらいするとストーリーを忘れるので読み返してみたい。 | ||||
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「崩れる」はサブタイトル「結婚にあつわる八つの風景」とある通り、結婚生活の日常をミステリタッチで切り取った短編集である。 人の心のうちの暗い部分を描く筆力はさすが。ただ、あっと驚くようなオチはお目にかかれない。想定の範囲内で収まってしまうので、「世にも奇妙な物語」で見ることができそうな作品集である(「憑かれる」は実写化されたんでしたか)。 「崩れる」は旦那と息子の無節操ぶりに追いつめられる主婦を 「怯える」は昔付き合った女性からの執拗な電話に翻弄される夫を 「憑かれる」は友人と昔の恋人の結婚記念のパーティに呼ばれた女性翻訳家を 「追われる」は男性につきまとわれ始めた交際アドバイザーのインストラクターを 「壊れる」は上司の不倫を暴く会社員を 「誘われる」は公園デビューに失敗した主婦を 「腐れる」は隣人の異臭に犯罪の疑いを抱く主婦を 「見られる」は見知らぬ人物から監視される結婚間近の女性を 描いている。異常心理ものあり、ホラー風味のものありとバリエーションは豊か。どの作品も心の闇が明らかになるあたりで、ゾクっとしたりする。 なかでも、「怯える」、「見られる」は男性として感慨深いものがあったよ。 | ||||
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貫井氏の初短編集で、いずれも結婚した、あるいは予定の男女をモチーフにした捻りの効いた短編が集められている。 いずれも所謂本格推理風味は全くなく、物理トリックや叙述トリックを駆使するよりは、プロット自体で引き付ける近年の貫井氏の作家性が早くも表れている。90年代に発表された作品群のため今の視点からだとありふれたモチーフに感じるが、発表当時はかなりタイムリーな題材を取り上げている。 結婚の負の側面に焦点を当てながらグイグイ引き込まれる。貫井氏の初期作としては推理風味の薄い作品だが、単純に物語として面白い。 | ||||
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著者のフアンで短編集ということで、読んでみたが、貫井敏郎の作品」としては、少し頼んない。小話集だった。 | ||||
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題名に惹かれて読んでみようかなと思いました。もっと、どろどろした感じかなと想像していましたが、そこまでではなかった。 なかに「世にも奇妙な物語」でみた内容の話があって原作かなと思いました。全体に読みやすくおもしろかったです。 | ||||
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タイトルとなった「崩れる」が秀逸だった。主人公の主婦が置かれた状況を見事な筆致で浮かび上がらせている。身勝手な夫と息子との息も詰まるような日常の苦闘がこちらの息が苦しくなるほど伝わってくる。素麺なんて…うだるような真夏のリクエストがどれほどうんざりすることか。そんなことは主婦のホンの日常の苦痛としてあしらわれているのが現状。それをちゃんと書いてくれたし、猛暑のバス停に取り残された主人公の人生への煮えたぎるような思いもまた、彼女の頭の中の沸点を如実に表してくれる。 加えて、その後の作品のどれもが高い水準であることがこの短編集の最大の魅力だ。 隣家の生ごみの臭いから隣の一家への妄想が膨らんでゆく「腐れる」など、本当にリアルだ。 最近では隣で殺人が行われ、バラバラにされ、あるいはミイラ化になっていることなど珍しくないのだから。 で、私の住むマンションでも消えた住人がいるんだよね、家族は一緒に住んでいるようにふるまっているけど…。 | ||||
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珍しい短編ということでしたが、貫井節炸裂であっという間に読み終えました。 | ||||
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貫井徳郎さんの初の短編集。貫井さんの短編は初めて読んだ。15年ほど前の作品なのだが、今で言うところの『イヤミス』である。どの短編も結婚生活の崩壊をテーマに嫌な後味を残す。読後に貫井さんの新たな一面を見た気がした。 | ||||
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数年前から貫井さんの長編小説に嵌り、最近の物はほぼ読んでいます。 短編集はないものか調べてみたら15年も前に書かれた、この作品に出会いました。 15年前に書かれたとは思えないくらい、今読んでも全く古めかしい感じもなく 8つの短編、どれも面白く読めました。 時代背景は15年前と様変わりしても、人間の持つ様々な感情は変わる事がないだけに、 全ての物語に感情移入しながら読めます。 以前、長編の時にも感じた事ですが、著者は女性以上に女性心理がわかる事も驚きです。 誰もが登場人物の誰かと似たような経験や気持ちを味わった事があるのではないでしょうか。 貫井さんには、又短編も書いて頂きたいと切に思います。 | ||||
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男性作家の書く女性にはどうしても「ファンタジー」入っているなぁと感じることが多いですが, (特に銀座で夜ぶいぶい言わせているであろう方々のは,) ファンタジーなしの女性が短編ごとに出てきて,貫井徳郎って何者と驚愕しました。 中年女性の哀感はもう涙なしには読めませぬ。 そして男たちの無力さにも,ただ立ち尽くすしかありませぬ。 結婚にまつわるというよりも,生活にまつわるサスペンスとミステリでした。 あぁ生活・・・ | ||||
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