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刑事さん、さようなら
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刑事さん、さようならの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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悪い警察とピュアな青年の物語。 いたって普通の警察小説のテイストが続いていき、 読みながら、なんでこのタイトルなんだろうと疑問に思っていましたが、 終盤を迎えて納得しました。 樋口さんの作品では異色に感じましたが、なかなか良かったです。 | ||||
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2011年に出た単行本の文庫化。 警察の嫌なところが、これでもかと書き込まれた一冊である。これはたしかにタイトルのとおり、「刑事さん、さようなら」とも言いたくなるものだ。 そして、終盤のあまりにも意外な展開。絶句させられた。 著者の作品に親しんできた読者ほど、だまされることであろう。 | ||||
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いいのかこれで?と好き嫌いがわかれる話かもです。 でも、いいのかこれで?って思わせる時点で、 やはり作者の力量が勝ったなと。 あーあ。やられちゃったなと。 で、私としては「いいんじゃないのー」です、はい。 やはり、目には目を、歯には歯を・・・死には死を。 わかりやすくていいんじゃないの? 偉そうに彼岸から正義を振りかざす奴らには、 それなりの制裁があっていいと思う。 自己責任ってことで言いと思う。 ま。 これ読んでどう感じるか聞いてみるのは、 自分と感性が近いかどうかのリトマス紙にできそうです。 もっとも、本を読まない人には使えない技ですけどwww | ||||
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話の展開はおもしろく、最後まですらすら読めますが、読み終わった後に「えっ、これで終わり?」って感じでした。 | ||||
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長い物には巻かれろ刑事の須貝と、ピュアなヨシオの二つの物語。 並行して語られる二つの世界が、やがて事件でつながって…という緻密な構成。 なのですが、マドンナ夕美の過去に無理があるような…。 親が死んで住宅ローンなど一千万円の借金を背負った女子大生が、二年半でスナックからクラブ・キャバクラ・ソープランド・コスプレデリヘル嬢まで落ちるって…回転早すぎない? ソープで知り合った男と同棲ということは家は手放したみたいなのに。 (そもそも、世帯主が亡くなったら住宅ローンは無くなるのでは…?) ヨシオが夕美を神聖化して世話している姿は微笑ましいのですが、読みながら気になってしまって…。 | ||||
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あ〜あ、樋口有介も今流行の警察小説書いたのか、売れるものを書けと編集者に言われて書いたのか、という気持ちで読みはじめたのだが、これが大間違い。 ストーリーは二つの話が平行して進む。 ひとつは、事なかれ主義の警察官が、同僚の自殺事件を追うという内容。警察官の汚職のエピソードなども織り込まれるものの、一般の警察小説のように、「悪徳警官」も「ヒーロー」もいるわけでない。平凡な警察官が事件を淡々と追いかける、という内容。 もうひとつの話の背景は、風俗街とそこで働く人たち。養護施設で育った若者、売春婦、小説家崩れの風俗ライターたちの物語。「アルジャーノン」風の若者を中心に、風俗街の日常が淡々と描かれる。 なんか、警察小説としてはのんびりした展開だな、と思うのだが、これは作者の周到な仕掛け。 「わたしなんか、死んでもいいの・・・。 わたし、医者にも看護婦にも、ほかの誰にも、触られたくないの。わたしの躰にも、わたしの心にも、もう誰にも、触られたくないの」 淡々と続く二つの物語は、売春婦のこの悲痛な言葉をきっかけに交錯し、そして衝撃的なラストを迎えるのである。なんか、鈍行列車に乗っていたら、いつの間にかにジェット・コースターに乗っていた気分、とでもいうのだろうか。 通常の警察小説の格好をしているけど、これは反警察小説。著者なりの、警察小説へのアンチテーゼか。 結末はとても悲しい。でも、なぜか癒される読後感。悲しい結末の向こうに、希望が透けて見える気がするのは私だけだろうか。 | ||||
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同じ樋口有介著の「月への梯子」と対照的な作品。 ダーク版「月への梯子」というところだろうか。 | ||||
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同じ樋口有介著の「月への梯子」と対照的な作品。 ダーク版「月への梯子」というところだろうか。 | ||||
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