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刑事さん、さようなら



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【この小説が収録されている参考書籍】
刑事さん、さようなら
刑事さん、さようなら (中公文庫)

刑事さん、さようならの評価: 3.67/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(3pt)

異色かな

悪い警察とピュアな青年の物語。
いたって普通の警察小説のテイストが続いていき、
読みながら、なんでこのタイトルなんだろうと疑問に思っていましたが、
終盤を迎えて納得しました。
樋口さんの作品では異色に感じましたが、なかなか良かったです。
刑事さん、さようならAmazon書評・レビュー:刑事さん、さようならより
4120041972
No.8:
(4pt)

警察の嫌なところ

2011年に出た単行本の文庫化。
 警察の嫌なところが、これでもかと書き込まれた一冊である。これはたしかにタイトルのとおり、「刑事さん、さようなら」とも言いたくなるものだ。
 そして、終盤のあまりにも意外な展開。絶句させられた。
 著者の作品に親しんできた読者ほど、だまされることであろう。
刑事さん、さようならAmazon書評・レビュー:刑事さん、さようならより
4120041972
No.7:
(4pt)

自分と感性が近いかどうかのリトマス紙?

いいのかこれで?と好き嫌いがわかれる話かもです。
でも、いいのかこれで?って思わせる時点で、
やはり作者の力量が勝ったなと。
あーあ。やられちゃったなと。
で、私としては「いいんじゃないのー」です、はい。
やはり、目には目を、歯には歯を・・・死には死を。
わかりやすくていいんじゃないの?
偉そうに彼岸から正義を振りかざす奴らには、
それなりの制裁があっていいと思う。
自己責任ってことで言いと思う。
ま。
これ読んでどう感じるか聞いてみるのは、
自分と感性が近いかどうかのリトマス紙にできそうです。
もっとも、本を読まない人には使えない技ですけどwww
刑事さん、さようならAmazon書評・レビュー:刑事さん、さようならより
4120041972
No.6:
(2pt)

結末がよくわからない

話の展開はおもしろく、最後まですらすら読めますが、読み終わった後に「えっ、これで終わり?」って感じでした。
刑事さん、さようならAmazon書評・レビュー:刑事さん、さようならより
4120041972
No.5:
(4pt)

歪んだ正義が残す苦々しい余韻


刑事さん、さようならAmazon書評・レビュー:刑事さん、さようならより
4120041972
No.4:
(3pt)

ちょっと気になる…

長い物には巻かれろ刑事の須貝と、ピュアなヨシオの二つの物語。
並行して語られる二つの世界が、やがて事件でつながって…という緻密な構成。

なのですが、マドンナ夕美の過去に無理があるような…。
親が死んで住宅ローンなど一千万円の借金を背負った女子大生が、二年半でスナックからクラブ・キャバクラ・ソープランド・コスプレデリヘル嬢まで落ちるって…回転早すぎない?
ソープで知り合った男と同棲ということは家は手放したみたいなのに。
(そもそも、世帯主が亡くなったら住宅ローンは無くなるのでは…?)

ヨシオが夕美を神聖化して世話している姿は微笑ましいのですが、読みながら気になってしまって…。
刑事さん、さようならAmazon書評・レビュー:刑事さん、さようならより
4120041972
No.3:
(5pt)

反警察小説の傑作

あ〜あ、樋口有介も今流行の警察小説書いたのか、売れるものを書けと編集者に言われて書いたのか、という気持ちで読みはじめたのだが、これが大間違い。

 ストーリーは二つの話が平行して進む。

 ひとつは、事なかれ主義の警察官が、同僚の自殺事件を追うという内容。警察官の汚職のエピソードなども織り込まれるものの、一般の警察小説のように、「悪徳警官」も「ヒーロー」もいるわけでない。平凡な警察官が事件を淡々と追いかける、という内容。
 もうひとつの話の背景は、風俗街とそこで働く人たち。養護施設で育った若者、売春婦、小説家崩れの風俗ライターたちの物語。「アルジャーノン」風の若者を中心に、風俗街の日常が淡々と描かれる。

 なんか、警察小説としてはのんびりした展開だな、と思うのだが、これは作者の周到な仕掛け。

「わたしなんか、死んでもいいの・・・。
わたし、医者にも看護婦にも、ほかの誰にも、触られたくないの。わたしの躰にも、わたしの心にも、もう誰にも、触られたくないの」

 淡々と続く二つの物語は、売春婦のこの悲痛な言葉をきっかけに交錯し、そして衝撃的なラストを迎えるのである。なんか、鈍行列車に乗っていたら、いつの間にかにジェット・コースターに乗っていた気分、とでもいうのだろうか。

 通常の警察小説の格好をしているけど、これは反警察小説。著者なりの、警察小説へのアンチテーゼか。

 結末はとても悲しい。でも、なぜか癒される読後感。悲しい結末の向こうに、希望が透けて見える気がするのは私だけだろうか。
刑事さん、さようならAmazon書評・レビュー:刑事さん、さようならより
4120041972
No.2:
(4pt)

ダーク版「月への梯子」

同じ樋口有介著の「月への梯子」と対照的な作品。
ダーク版「月への梯子」というところだろうか。

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4120041972
No.1:
(4pt)

ダーク版「月への梯子」

同じ樋口有介著の「月への梯子」と対照的な作品。
ダーク版「月への梯子」というところだろうか。
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4120041972

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