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ステラの遺産
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ステラの遺産の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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| ヴェイン名義はこれで2冊目。まぁ、同一人物が書いてるわけだから作風に違いは感じられませんが。 彼女も考えてみれば今はもう80を超えているはず。この作品はちょうど70歳頃書かれたものだが、まったく衰えを感じさせないのはさすがというかやはりオニババかと。(苦笑) 25年の歳月を隔てて、ステラとジェネヴィーヴの共通するキーワードは不倫。 しかし時代は変われど、不倫して幸せになろうとする愚な女へのレンデル独特の残酷で醒めた眼差しが感じられる。ラストでのジェネヴィーヴとステラの時空を超えた鮮やかな人生のクロスにやられた! 敬愛するレンデル様、どうぞまだまだイジワルばあさんとして英国ミステリ界に君臨してくださいまし。 | ||||
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| ルース・レンデル、と聞くと大抵「異常心理」「サイコ・ホラー」 という印象を持たれる方が多いように思います。 でもこの作品は全く違い、厳密に言えばミステリーというには 少し文学色が強いと思いますが、とても素晴らしい作品です。 二人の女性の人生が交差しあい、それぞれに違う結末へ・・・。 ステラの残してくれた遺産は、生きる希望を与えてくれます。 読後のなんともいえない余韻・・・。 ルース・レンデルの優しさが全体を包んでいるかのような美しい作品です。 | ||||
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| ルース・レンデルもすでに70歳になるそうだ。 登場人物であり、老人ホームに滞在中の「ステラ」はちょうどレンデルと同じくらいの歳の設定。 レンデルは良い歳のとり方をしてきたな、と感じさせるいい文章だ。良い人生経験を積んできたからこそ、こういう物語が書けるのだろう。人への感情が柔らかく、思慮深い。主人公と妻子あるネッドとの苦しい逢瀬の描写がいい。ここだけでも楽しめる。そして、ステラ自身の過去における不倫関係の話ともあいまってうまく相乗効果を出している。 けっしてエキサイティングではないが、ゆっくりと最後まで楽しめる本。 | ||||
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