■スポンサードリンク


そして赤ん坊が落ちる



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

そして赤ん坊が落ちるの評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

草食系探偵アルバート・サムスンの恋人アデル・パフィントン登場!

1990年 このミステリがすごい! 海外編第8位。

草食系探偵アルバート・サムスンの恋人アデル・パフィントンが主役のミステリ。

サムスンもの「A型の女」「消えた女」あたりでは恋人の存在は伺えるものの、アデルの登場はなかったと記憶している(名前も明らかになっていなかったような)。本作品のアデルは、ソーシャル・ワーカーとして活躍するバリバリのキャリア・ウーマンで、年頃の娘ルーシーの行動に悩めるシングルマザーというキャラクターだ。

アデルがチーフを務めるソーシャル・ワーカー事務所に強盗が押し入った。強盗はアデルを脅し、事務所が取り扱ったケースのコピーをとり立ち去る。犯人の意図がわからないアデル。ほどなくして、二人の子供とともに失踪した母親の件が事務所に持ち込まれ ・・・

アデルはまさにアメリカ流の自立した女性である。自身の信念に基づき行動するぶれることがない。アデルが事件を紐解くうち、大いなる巨悪にぶちあったっていくというストーリー展開なのだが、捜査権限も何もないアデルのバイタリティーが見所である。折れそうになる心を支えるのは恋人サムスン。(登場シーンは少ないがサムスンにイイ男っぷりも堪能できる)。これまたアメリカ流のパートナーシップではないか。

マザー・グースからとったタイトルが示唆するように、本作品の内容はかなり重い。アデルを通じて家族のあり方とか、女性の生き方といったものを考えさせらえる作品になっている。本作発表から20数年たって日本もそれにやっと近づいてきたのかもしれないな。
そして赤ん坊が落ちる (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:そして赤ん坊が落ちる (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150784108
No.1:
(4pt)

意味深なタイトル

私立探偵アルバート・サムスンの恋人
アデル・バフィントンが主役。アデルはソシアル・ワーカー。
ある晩、アデルが事務所で残業していると男が侵入し
アデルを殴って何件かのケースのファイルをコピーして出て行った。

一方、幼い娘2人を連れた母親が失踪したという知らせがきた。
知らせてきた男は隣人で、以前からその母子の暮らしに疑問を抱いていたという。
その母親は、部屋から一歩も出ず外部との関係を断ち切っていたようだ。
週に一回、男が来ていたらしい。
やがて、この奇妙な2つの事件が恐るべき展開に発展していく…

アデルが主役とはいえ、サムスンは全くと言っていいほど
活躍しませんでした。おぞましい事件です。
現実の世界では絶対に起きてほしくない。
そして赤ん坊が落ちる (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:そして赤ん坊が落ちる (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150784108

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!