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トゥルー・グリット
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トゥルー・グリットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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迅速に届きました。状態も問題ありませんでした。ありがとうございました。 | ||||
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コーエン兄弟の映画のラストシーンの解釈など分からない所があったので原作を手にとってみました。 マディーの父はどんな人物だったのか 原作ではインディアンについてどんな描写がされているのかなど 作品の背景がよく分かって、なるほどそういう意味だったのかと理解できることが増えて良かったです。 | ||||
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西部開拓時代の厳しさとそれを乗り越えて生き抜く人達の逞しさと勇気に感動。また、アメリカは昔から銃が身近にあったんだなと改めて思った。 | ||||
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女の子が凄腕のガンマン雇って復讐の旅に出る話で子供が読んでも親しみをもてる西部劇になっています。映画で旧作もリメイクもされているので比べながら、たのしく読むことができました。 | ||||
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父を殺された14歳の少女がたった一人で仇討ちをする西部劇。 少女は連邦保安官を雇い、インディアン居住区へ逃げ込んだ仇を追跡する。これに、同じ悪漢を追っているテキサスレンジャーの軍曹が絡む。 夜盗・強盗団に紛れ込んだ仇を、三人が荒野の中、延々と追う。グループ対グループの待ち伏せ、撃ち合い、逃走という展開で、時代劇や西部劇で典型パターンの1対1の決闘は出てこない・・・ と思っていると、最後には派手な決闘シーンもちゃんと用意されているし、主人公絶体絶命! といった場面もある。 大人顔負けの機知を発揮する、こましゃくれて意固地なこの少女にはまったく共感できないが、ストーリーは結末まで十分に楽しめる。金で動くどうしょうもない連邦保安官が最後にトゥルーグリット(本当の勇気、根性)を見せてくれるのも、お約束ではあるがとてもいい。 文学的な表現がまったくないエンタテイメントなので、日本のチャンバラ時代劇に似た感覚で楽しめる。時代的背景はたぶん、明治初期というところだろう。挟み込まれているエピソードは史実が多いのではないかと思うが、まったく触れていない解説は不満。 日本の時代劇と違うのは、法の支配を求める強烈な正義感と、それとは裏腹な暴力の爆発が色濃く描かれていること。そこに聖書の言葉を延々と挟み込む感覚はわれわれには理解不能だ。 解説によると本作は1968年の発表で、最初の映画化である1969年「勇気ある追跡」でジョン・ウエインがアカデミー主演男優賞を獲得。2011年にはコーヘン兄弟が再映画化している。 | ||||
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映画公開時から気になっていたが、やっと入手して読むことが出来た。面白くてたちまち読み終わり、もっと楽しみたかったと、早々と読み終わった事を後悔したくらいだ。この作者の他の作品を読みたいが、翻訳されていない様で残念。 | ||||
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新旧の映画をそれぞれ複数回観た上で、この本を購入したが、映画とはまた違った面白さがあり、あっという間に読み終えました。 お薦めです。 | ||||
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物がいかに壊れ、人が繕うかのプロセスと時代、システムの織物のようだ。 | ||||
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ジョン・ウェインが主演の映画「勇気ある追跡」の原作本です。彼はこの映画でアカデミー賞を取りました。 最近になって再映画化され原作の題名のままでしたので、初めて気付いた本です。 主人公の考え方、当時の様子などが良く描写され、興味深く読むことが出来ました。 | ||||
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いい感じの小説。情報量も多い。 今まで映画館に観に行って、気に入って、その原作を買って読んだのは (その逆はいくつもあるけど)『ミリオン・ダラーズ・ベイビー』と本作だけ。 2011年3月公開の「トゥルー・グリット」は、コーエン兄弟監督、 ジェフ・ブリッジス主演、マット・デイモン助演ということで期待して観に行った。 細かいディテール、緊張感の持続が見事で、充分、堪能した。 子供時代にTVで観た、ジョン・ウェイン主演の「勇気ある追跡」(1969年)の リメイク、ということでも興味深かった。 演出以外でも、結末その他様々な箇所で微妙に新旧の違いを感じたので、 原作を読みたくなり、一気に読んだ。面白かった。 また、今回の「トゥルー・グリット」がかなり原作に忠実であることがわかった。 ただし原作に近いから良く、そうでないから良くない、というわけではない。 1969年版「勇気ある追跡」は、いってみれば東映の時代劇全盛期から衰退期に おける大看板役者が存分に演じたようなエンターテインメント映画でしょう。 たとえ(黒澤明のような)“リアルな”時代劇の方が優れていると言われても、 その(東映時代劇≒ジョン・ウェイン西部劇)魅力が減じるわけではないと思う。 とはいえ原作の有り難さは、主人公ルースター・コクバーンの造型の陰翳の深さ。 「勇気ある追跡」ではウェインだけに、大酒飲みは強調されても、保安官としての 過去のヤバイ経歴は強調されていなかった。それに比して今回、ブリッジスは 随分と原作に寄っている。だが、小説に描かれたイカガワシサには及ばない。 あと、ウェインは公開当時62歳、コクバーンは同じく61歳。 オイボレ扱いされているが、原作で読むと、語り手である女性の目には 「四十歳ぐらい」(p50)とある。 また、ともに悪党を追うラブーフという男の屈折も、小説ではよく描かれている。 今の視点では、いろいろ問題も指摘しうるはずの「テキサス・レンジャー」 という職掌の背景、実態、彼らへの皮肉もよく伝わってくる。 映画は旧作がなんと歌手グレン・キャンベルで、人の良さが強調されていたが、 今回新作はマット・デイモンが(いつもの主演作とは違う)やや調子の良い、 しかし要領のワルイ男、という設定が、なかなか良かった。 そして最後、語り手の少女を襲った苛酷な運命。 新作映画では、ある程度原作に忠実に描いていた。これは旧作に無かったこと。 原作ではさらに後日談が面白く、余韻が深い。 というわけで、この小説は映画と独立しても魅力にあふれ、かつ、新旧2本の 秀作映画の感銘を台無しにせず、むしろ何倍にも愉しむ意味でも、おすすめ。 | ||||
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まずは、西部劇ファンならこの小説は絶対に読むべし、と言いたい。 ストーリーの事を言っているのではありません。話の筋立ては、映画「勇気ある追跡」も「トゥルー・グリット」も、原作にかなり忠実に作られているので。 つまり、原作小説を読む最大の愉しみは、西部劇映画では中々描かれない「細部」(文化や習慣、精神史など)を改めて知ることができる、という事なのです。考えてみれば、アメリカでは膨大な数のウェスタン小説が出版されているはずですが、日本ではまず、ほとんど読むことができません。つまりこれは、西部劇マニアにとって格好のチャンスな訳です。 この小説は1968年、サタデー・イヴニング・ポスト紙に連載され、大人気を博したそうです。当時としてはユニークだった、少女の「一人称」で語られる復讐物語=これは一風変わったハードボイルド小説、とも言えます。 まず注目したいのは、キリスト教。少女マティが属するのは、プロテスタント長老派。禁欲的で、自分の価値観でしばしば他人を計ってしまう思想は、そのままマティが世界を見る目線になります。酒やコーヒーを悪しきものと捉え、保安官のコグバーンにウィスキーを勧められると「泥棒を口に入れて、脳みそを盗まれるのは嫌よ」と、酔っ払う事を「脳みそを盗まれる」などと表現する訳です。 そんな描写をはじめとして、この小説は、まるでその時代を見てきたかのような細部の活写に唸らされます。拍車をつけたまま椅子に座ると「椅子の脚が傷だらけになる」とか、冬の川を氷の塊が浮き沈みしながら流れてゆく描写のリアリティ。カリフォルニア に向かう移住者の地図は、上が西、下が東(地図の上が北とは限らない)、テキサス・レンジャーと連邦保安官の、夜営の心得の違い。ならず者たちが避難用に作る「待避壕」・・・コーエン兄弟をして「リアルすぎてシュール」と言わせるほど、存在感を持った西部が描かれています。 そして、もうひとつの注目は、少女マティの助っ人、連邦保安官のルースター・コグバーンの過去。南軍の敗残兵から、ジェシー・ジェイムズやヤンガー兄弟とつるんでいたならず者稼業を経て、どのように連邦保安官になったのかが描かれます。ジョン・ウェイン版「勇気ある追跡」では、“二挺拳銃で馬上から悪党を蹴散らした”と語られていたエピソードも、実は原作では、警官隊に追われたあげくの反撃だった、とか、民間人も犠牲になった事件「ローレンスの虐殺」にも関わっているらしい、など、マティには知られたくない、コグバーンの後ろめたい過去が仄めかされます。 「俺たちにあるのはリヴォルヴァーと馬だけだった・・・」 ひとつ残念なのは、作者チャールズ・ポーティスについて知りたくても、カバーの折込みにわずかなプロフィールが書かれているだけ。せっかくの解説文は、映画評論家の石上三登志。この小説の読者の大半は西部劇マニアのはずで、そんな読者に向かっていまさら西部劇論(しかもジョン・ウェイン話)語られても、「そんなん知ってるよ!」という愚の骨頂。読者にとって新鮮な情報が得られるのが、解説文の醍醐味のはず、ではないでしょうか?映画のパンフの方が、原作者についてずっと詳しく紹介していたし・・・。 小鷹信光氏による「ウェスタン小説の系譜」みたいな解説が読みたかった。実に! さて「True Grit」横断レビュー、次回はいよいよ完結篇。 コーエン兄弟はどんな趣向でこの原作をフィルムにしたのでしょうか? 映画「トゥルー・グリット」のページにて 【 To be Concluded! 】 | ||||
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’33年生まれでこれまでに発表した長編はわずか5作品という超寡作作家チャールズ・ポーティスの’68年のベストセラー・ウエスタン。アメリカでは学校の教材に採用されるほど長く深く愛され続けているそうだ。翌年、『勇気ある追跡』というタイトルでハリウッド映画となり、ジョン・ウエインが生涯唯一のアカデミー賞主演男優賞に輝いた。 本書は、映画と同タイトルで’70年に邦訳された単行本の新訳・新装文庫である。アカデミー賞受賞監督コーエン兄弟の監督・脚色・製作、スピルバーグの製作総指揮で再度の映画化(日本での公開は’11年3月)にあわせて出版された。 時は、本文から推し量るに、南北戦争終結の10数年後、合衆国第19代大統領ラザフォード・バーチャード・ヘイズの時代の1880年頃の真冬。舞台はアーカンソー、オクラホマ、テキサスの各州をまたいだアメリカ中西部。インディアンや無法者が闊歩し、保安官やガンマンが活躍する、バリバリの西部劇の世界。 流れ者の悪党に父親を撃ち殺された14才の少女マッティ・ロスが、ベテランの保安官補コグバーンと若きテキサス・レンジャー、ラブーフと共に苦難に満ちた仇討ちの旅の物語を、それから四半世紀後の1903年にオールド・ミスの本人が述懐する形で綴られる。 前半は仇討ちに出かける準備、後半はウエスタンらしい悪漢と善玉のガンファイトが展開する。しかし何といっても、わずか14才だというのに、マッティは、大人たちを相手に堂々たる交渉・追跡・復讐・冒険をする。弁護士、家畜業者、コグバーン、ラブーフ、そして強盗団の首領に憎っくき父の仇を相手にした、全編にわたる一歩も引かぬ大人顔負けの言動は、まさに「グリット(米口語で、困難にあってもくじけない勇気、気概、闘志)」そのものであり、本書の読みどころである。 本書は、大西部に、その時代に生きた者たちの“アメリカ魂”を謳いあげた逸品である。 | ||||
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『いとしの...』はジョン・ウエインの映画<荒野の決闘>の主題歌で、本書とは全く関係ない。 だが本書の最後、手ぐすね引いて待ち受ける4名の悪漢に、馬の手綱を口に咥えた2丁拳銃の片目の それも体重過多な、おっさんが一人で突っ込んでいくシーンでは『いとしの...』とか『ハイ・ヌーン』(真昼の決闘) の音楽が頭の中をガンガン駆け巡る。 筋なんてありきたりの<少女のあだ討ち>に加勢するだけの話なのだが、泥まみれ汗まみれ糞まみれの どろどろの追跡、そして最後の上記の戦いが、少女マッティの目を通してユーモラスに語られて行き 最後まで決して飽きさせない。 事実2日ほどの一気読みだった。40年前の作品との事だが、新訳ということも あるだろうが、それよりも西部劇は西部劇、どんでん返しも何も無い、しかし色褪せはせず.... 特にラスト、マッティとコグバーンの25年振りの再会(?)のシーンが清清しい。 映画は必ず見に行こうと決心した日だった。 | ||||
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