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純平、考え直せ



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【この小説が収録されている参考書籍】
純平、考え直せ
純平、考え直せ (光文社文庫)

純平、考え直せの評価: 3.85/5点 レビュー 81件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全54件 41~54 3/3ページ
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No.14:
(5pt)

一気読み!

面白かったです。ページをめくる手が止まらず2時間程で読み終えてしまいました。純平のキャラクターが良く、周りのキャラも魅力的です。
堅実に生きるも人生、開き直るのもまた人生…
すごく心に残るという作品ではありませんが、ふとした時にまた読み返したくなる…そんな作品ですね!
純平、考え直せ (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:純平、考え直せ (光文社文庫)より
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No.13:
(5pt)

一気読み!

面白かったです。ページをめくる手が止まらず2時間程で読み終えてしまいました。純平のキャラクターが良く、周りのキャラも魅力的です。
堅実に生きるも人生、開き直るのもまた人生…
すごく心に残るという作品ではありませんが、ふとした時にまた読み返したくなる…そんな作品ですね!
純平、考え直せAmazon書評・レビュー:純平、考え直せより
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No.12:
(5pt)

どうするんだ、純平。

奥田英朗は登場人物を「動かす」のが本当に巧い作家だと思う。
本作の主人公純平をはじめとする登場人物のキャラクターは皆、どっかで読んだことあるかも的な造形だったりするのだが、彼の手に掛かると誰もが自然に動き出す。生き生きと動き出す。で、キャラが立つ。そんな魅力溢れる人達が織り成す物語。中だるみのないスピード感が抜群だ。

群像劇の「無理」、ある意味時代を描いた作品「オリンピックの身代金」とは単純に比較できないが、本作のほうがおもしろかった。

“どうするんだ、純平”と思いつつ、著者はどうやってまとめるんだろうと余計な心配をしながら終盤まで一気に読み進んだのだが、236頁(じいさんと斉藤緑雨の警句「世の中の心理を完結に鋭く突いた言葉」についてやりとりするくだり)以降、ラストに至るまでの鼻の奥がちょっとツンとなりそうな展開は素晴らしい。

ネタばれになるので具体的には書けないが、直近の出来事を考えると、ラストの解釈は読者各々に委ねられているように感じられた。
で、最後の最後に書かれた一行。奥田英朗という作家は本当に人が悪いと思う。

蛇足になるが、何度か登場する「緑雨警語」。これは明治の作家・批評家斉藤緑雨が新聞等の連載(「天声人語」みたいなものか)で発表した800句以上の警句が収録された「緑雨警語(冨山房)」のことだと思う。
*本作の中では古書として扱われているが現在も販売されている作品。

純平が「早口言葉かこの野郎」「どういう意味だよ」と独り言をつぶやいた(叫んだ?)いたとおり、文語体でわかりにくいものの、独特のリズムと強烈な皮肉が満載のかなりおもしろい一冊だ。文語体が苦にならなければ手に取ってみるのもいいかもしれない。

純平、考え直せAmazon書評・レビュー:純平、考え直せより
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No.11:
(4pt)

人に愛される純平のキャラクターは好感がもてた

鉄砲玉の指令を受けたヤクザの下っ端の純平が、任務の遂行にあたるまでの数日間を描いたどこか笑える物語。

ヤクザというと怖いイメージが強いが、本書で描かれている純平は、虚勢を張りつつもベビーフェイスで、義理堅くて、昔気質の話し方をする、人に愛されるキャラクターで好感がもてた。

また、他のヤクザとのちょっとした諍いや、ナンパされた女性との関係、寿司屋で出会ったじいさんとのやりとり等ユーモアたっぷりで笑える場面が多かったし、最近のネット社会を反映した掲示板での無責任なやりとりもリアリティがあって楽しめたのだが、最後は意外とあっさりと終わってしまったがちょっと残念だった。

映画化したらおもしろい作品になると思う。純平役は浜田岳にやってほしい。
純平、考え直せ (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:純平、考え直せ (光文社文庫)より
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No.10:
(4pt)

人に愛される純平のキャラクターは好感がもてた

鉄砲玉の指令を受けたヤクザの下っ端の純平が、任務の遂行にあたるまでの数日間を描いたどこか笑える物語。

ヤクザというと怖いイメージが強いが、本書で描かれている純平は、虚勢を張りつつもベビーフェイスで、義理堅くて、昔気質の話し方をする、人に愛されるキャラクターで好感がもてた。

また、他のヤクザとのちょっとした諍いや、ナンパされた女性との関係、寿司屋で出会ったじいさんとのやりとり等ユーモアたっぷりで笑える場面が多かったし、最近のネット社会を反映した掲示板での無責任なやりとりもリアリティがあって楽しめたのだが、最後は意外とあっさりと終わってしまったがちょっと残念だった。

映画化したらおもしろい作品になると思う。純平役は浜田岳にやってほしい。
純平、考え直せAmazon書評・レビュー:純平、考え直せより
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No.9:
(5pt)

今を描いたエンタメにしてアメリカン・ニューシネマの香り…感涙

「イージーライダー」「明日に向かって撃て」…アメリカン・ニューシネマのテイストと衝撃。これが本書にはあります。
一気呵成に読めるが「軽い」小説ではないです。並行して出てくる掲示板の書き込みと主人公との距離のリアルさなんて考えさせられます。お馬鹿な書き込みのやりとりは笑うけど。
そしてエンディング、いいなあ。しびれました。
全部説明したり全部を伏線にしたがる書き方の多い現代作家でこれをびしーっと決められるなんて、ほれぼれ。
編集者の作ったコピーはただのとっかかりレベルだと私は思いました。本書にはもっと深ーい面白さがあります。
傑作映画のようにしばらくしたら私はこの本を読み直すでしょう。久々に「反芻」したい本に出会えました。

純平、考え直せAmazon書評・レビュー:純平、考え直せより
4334927416
No.8:
(4pt)

軽薄と情熱の境目。

主人公は、やっきになってヤクザの世界に情熱を注ぎつつも、己の人生そのものには実に軽薄である。

それはまた、他の「リアル」な登場人物たちや、ネットの掲示板にたかる人物たちにも、同じようなことが当てはまるのではないか。

読みはじめは、まさに
「お前、バカじゃねえの?ちょっと考え直せよ」
と思わせておいて、最後はそれが静かな祈りのような、むしろ諦めのような気持ちに変わる。

読者を「世界」に引きずり込む文体に、やはり
「ああ、奥田英朗に、またしてやられた」
と思わずにいられない。

ただ、内容や人物のインパクトは、やはり伊良部シリーズやサウスバウンドには適わないのでは?という印象も否めない。

それでも、読者に自由なラストシーンを選ばせてくれるという、奥田氏の粋な計らいには、やはりやはり「してやられた」。

感謝の意をこめて星4つ。
純平、考え直せ (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:純平、考え直せ (光文社文庫)より
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No.7:
(5pt)

映画化されるかも知れないほど面白い

冒頭から終盤まで中だるみをまるで感じさせないまま、テンポよく一定のテンションが保たれたまま読み終えることができた。稀有な読書だった。「邪魔」ではまって、ここ2作にはうまくのれなくて、勝手に「三度目の正直」とほざきながらページをめくったが、主役の純平をはじめ、登場人物の造形は「サウスバウンド」のように際立ちスカがない。「ララピポ」以来かなあ、こんなに夢中で読んだのは。やり直したくはないけれど、青春のあまりに白き輝きに嫉妬を覚えつつ目を細めっ放しだった。
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No.6:
(5pt)

映画化されるかも知れないほど面白い

冒頭から終盤まで中だるみをまるで感じさせないまま、テンポよく一定のテンションが保たれたまま読み終えることができた。稀有な読書だった。「邪魔」ではまって、ここ2作にはうまくのれなくて、勝手に「三度目の正直」とほざきながらページをめくったが、主役の純平をはじめ、登場人物の造形は「サウスバウンド」のように際立ちスカがない。「ララピポ」以来かなあ、こんなに夢中で読んだのは。やり直したくはないけれど、青春のあまりに白き輝きに嫉妬を覚えつつ目を細めっ放しだった。
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No.5:
(4pt)

軽薄と情熱の境目。

主人公は、やっきになってヤクザの世界に情熱を注ぎつつも、己の人生そのものには実に軽薄である。

それはまた、他の「リアル」な登場人物たちや、ネットの掲示板にたかる人物たちにも、同じようなことが当てはまるのではないか。

読みはじめは、まさに
「お前、バカじゃねえの?ちょっと考え直せよ」
と思わせておいて、最後はそれが静かな祈りのような、むしろ諦めのような気持ちに変わる。

読者を「世界」に引きずり込む文体に、やはり
「ああ、奥田英朗に、またしてやられた」
と思わずにいられない。

ただ、内容や人物のインパクトは、やはり伊良部シリーズやサウスバウンドには適わないのでは?という印象も否めない。

それでも、読者に自由なラストシーンを選ばせてくれるという、奥田氏の粋な計らいには、やはりやはり「してやられた」。

感謝の意をこめて星4つ。
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No.4:
(5pt)

たのしかった!!

以前から奥田作品のファンです。今回も一気に読ませてもらいました。

極道に生きる一人の青年、純平。帯にもありますが、滑稽でいて哀しい。奥田作品は、いつも押し付けがましくなく、人間の本質をつくような言葉がちりばめられていると思います。

楽しいひとときを味わいました!!
純平、考え直せ (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:純平、考え直せ (光文社文庫)より
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No.3:
(5pt)

英朗節全開です。

奥田英朗のほぼ一年半ぶりの中編小説。あらすじは、読者のために詳しく書きませんが、やくざの鉄砲玉のお話。相変わらず奥田英朗の小説の設定はぶっ飛んでおりますが、そこは流石に奥田英朗、みごとにさばいております。歌舞伎町を舞台に常識と非常識、本音と建前、シリアスとコミカルが絶妙にぐるぐる。そこを、たまにすかします。登場人物も、こんなやつ絶対いないと断言できるが、いたらいいなと思えるぐらいに魅力的です。きっと、近い将来映像化されるんじゃないかとの期待からも、青田買いで読んでもいい作品だとおもいます。
純平、考え直せ (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:純平、考え直せ (光文社文庫)より
4334766625
No.2:
(5pt)

英朗節全開です。

奥田英朗のほぼ一年半ぶりの中編小説。あらすじは、読者のために詳しく書きませんが、やくざの鉄砲玉のお話。相変わらず奥田英朗の小説の設定はぶっ飛んでおりますが、そこは流石に奥田英朗、みごとにさばいております。歌舞伎町を舞台に常識と非常識、本音と建前、シリアスとコミカルが絶妙にぐるぐる。そこを、たまにすかします。登場人物も、こんなやつ絶対いないと断言できるが、いたらいいなと思えるぐらいに魅力的です。きっと、近い将来映像化されるんじゃないかとの期待からも、青田買いで読んでもいい作品だとおもいます。
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4334927416
No.1:
(5pt)

たのしかった!!

以前から奥田作品のファンです。今回も一気に読ませてもらいました。

極道に生きる一人の青年、純平。帯にもありますが、滑稽でいて哀しい。奥田作品は、いつも押し付けがましくなく、人間の本質をつくような言葉がちりばめられていると思います。

楽しいひとときを味わいました!!
純平、考え直せAmazon書評・レビュー:純平、考え直せより
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