■スポンサードリンク


名誉領事



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

名誉領事の評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

グリーン後期の傑作 

1973年、69歳になる大作家グレアム・グリーンが発表した長編で、英米、独仏でベストセラーになったものだが、日本ではあまり売れなかった。物語は、アルゼンチンで、反米ゲリラが米大使と間違えて誘拐してしまった「名誉領事」チャーリーと、英西混血で英国から亡命した男の息子の医師プラーが中心で、チャーリーは酒びたり、売春宿にいた女クララを妻としているが、プラーはそのクララと密通しており、ゲリラの中に幼馴染がいたため、隠れ家へ呼び出される。 グリーンお得意のサスペンス小説だが、奇妙なリアリティがあって、日本でよく読まれる『ヒューマン・ファクター』より引き締まっている。完璧ということはできないが、読み進むうちに、人間の孤独、老い、死への恐怖といったものがひしひしと迫ってくる。
グレアム・グリーン全集〈24〉名誉領事Amazon書評・レビュー:グレアム・グリーン全集〈24〉名誉領事より
4152003243
No.1:
(4pt)

グリーン後期の傑作

1973年、69歳になる大作家グレアム・グリーンが発表した長編で、英米、独仏でベストセラーになったものだが、日本ではあまり売れなかった。物語は、アルゼンチンで、反米ゲリラが米大使と間違えて誘拐してしまった「名誉領事」チャーリーと、英西混血で英国から亡命した男の息子の医師プラーが中心で、チャーリーは酒びたり、売春宿にいた女クララを妻としているが、プラーはそのクララと密通しており、ゲリラの中に幼馴染がいたため、隠れ家へ呼び出される。
 グリーンお得意のサスペンス小説だが、奇妙なリアリティがあって、日本でよく読まれる『ヒューマン・ファクター』より引き締まっている。完璧ということはできないが、読み進むうちに、人間の孤独、老い、死への恐怖といったものがひしひしと迫ってくる。
グレアム・グリーン全集〈24〉名誉領事 (1980年)Amazon書評・レビュー:グレアム・グリーン全集〈24〉名誉領事 (1980年)より
B000J89GGM

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!