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雷電本紀



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雷電本紀の評価: 4.48/5点 レビュー 25件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.48pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

雷電本紀

凶作、飢餓、貧困に悪政が追い打ちをかけた天明、寛政年間、後世まで語り継がれる一人の力士が彗星のように現れた。巨人のような体躯、野獣のような闘志で、生涯にわずか十敗。豪快に相手をなぎ倒すこの男の相撲に、抑圧され続けてきた民衆は快哉を叫び、生きることへの希望を見いだしていった。実在する伝説的相撲人・雷電の一生を、雄大な構想と綿密な時代考証をもとに、足かけ六年の歳月を費やして執筆。
雷電本紀 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:雷電本紀 (小学館文庫)より
4094033130
No.2:
(3pt)

退屈な中盤

勧進大相撲や江戸大相撲の取組場面が延々と続く中盤が結構退屈。微に入り細にわたる取組の描写も最初はいいが、これでもかというくらい読まされるとつらいものがある。著者は本書の執筆に六年かけたというが、時代考証を厳密におこなったせいか(これらの取組の一番一番は史実なのでしょう)、小説としてのドラマ性や盛り上がりに欠けてしまった印象。雷電の人間像もはっきりと浮かび上がってこない。確かにすごい力士だった、というのはわかるが、それは容貌や取組など外からの描写によるもので、雷電の内なる感情が読む者に伝わってこない。対して雷電のタニマチで反骨の大商人助五郎の生き様は魅力的。助五郎を主役にした方が、面白い小説になったのでは?
雷電本紀 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:雷電本紀 (小学館文庫)より
4094033130
No.1:
(3pt)

歴史小説OKの人は読んでも面白いかもね

読み始めはデスね。おどろおどろしいカンジが漂ってて。平安時代に飢饉の時は平安京にも死体が転がってた、とかそんな雰囲気(どんな例えやねん…)で、その最初のシーンを通り過ぎた瞬間「…エ」ですよ。(…お相撲さん)そうなの、相撲の人の話だったの←知らずに読み始めた。(うおー、なんか遠い世界の話だぜ…)と早速くじけそうになりながらも、読み始めた本は最後まで!が信条なので。…で、頑張って読み始めたんだけど。それがけっこう面白いのね。雷電と主人公の会話の掛け合いが心和むようなカンジだったり、一揆のシーンなんかは追い詰められた人の心理とかが恐かったし切なかったしで。父とのお別れのシーンはちょっと泣いた。きゅんとした。全体的には面白かったんだ。だがしかし。「えええっ!?」と驚くぐらい場面展開がすごい。ほんの数行しか空いてないのにもう何年も経ってるの。何年も経ってて状況説明が無く始まる感が強い。あと、説明が足りてないかなー…。作家の人は、頭の中に設定があるのでいいんだけど。読む側としては(いきなりそんな名前だされても誰の事やねん…)とか。歴史小説としては登場人物の情感が豊かでそれはとてもいいんだけど。たまにそれをスッ飛ばす感あり(笑)なのでビミョーにどっちつかず。アタシ的にはもそっと人物に重きを置いてもらっても良かったかな~。会話部分とかけっこうホロリとくるんで。でもそうするとページ足りない(笑)最後はけっこう無理矢理収めた感があるんだけど…。どうかな、あんなもんなのかな…。歴史小説OKの人は読んでも面白いかもね。個人的にはけっこう面白かったので他の本も読んでみようかなー、とは思ったけど。
雷電本紀 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:雷電本紀 (小学館文庫)より
4094033130

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