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群衆リドル Yの悲劇’93
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群衆リドル Yの悲劇’93の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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文章力あまりにプア。編集者もちゃんと指導しないとダメ。話しの流れが会話表現力の稚拙で理解不可 | ||||
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有栖川さんの推薦文につられて購入しましたが、後悔しました。 多くの方が書いておられる通り、文章が装飾過多で非常に読みづらいです。建物の外観や内装など、本筋とは何ら関係ない部分の描写に何行割けば気がすむのでしょうか。しかも日常的にはおよそ使わないであろう色名や建築様式の名称を並べたて、一体どれだけの読者がありありと情景を思い浮かべられたのだろうかと疑問です。作者が自分の文体に酔っていて「伝える」という事を放棄しているのでしょう。 『そして誰もいなくなった』を彷彿とさせる舞台設定は魅力的ですが、読み終えて「作者が設定した架空の日本だし何とでも出来るよね」という感想です。犯人の動機にも、こんな凝った舞台を用意するほどの深さを感じませんでした。 更に登場人物に全く魅力を感じません。作者の性格がそのまま投影されたのかと思われる傲慢なイエ先輩には反発しか感じず、何よりも孤立した状況で惨劇が始まろうとしている中、「イエ先輩はあたしを抱こうとしない」などと言い出すヒロインにドン引きしました。 この作者の本は二度と読みません。 | ||||
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「雪の山荘」もの本格ミステリである。古野作品は初読。 帯紙などには有栖川有栖の刺激的な推薦文が躍る。いわく、「本格ファンならこの作品を横目に素通りできようか」。 実は1年ほど前に買って、積読になっていたのをようやく読了。 ちなみにタイトルの「'93」というのは、作品世界がおおむね90年代前半(雪の山荘もののクローズドサークルを壊してしまう、アレがまだ普及していないということですね)という意味で、作品自体は2010年発表のようだ。 謎の招待状によって人里離れた山荘に呼び集められた面々、一部を除き互いの面識はなく、そして晩餐の後に蓄音機から流れる断罪の声・・・、とくればクリスティの「そして誰もいなくなった」を想起しない者はいないだろう。唯一の異分子は、探偵役?としてまぎれこんでいるとおぼしき「イエ先輩」か(ちょっと苦しい)。翌朝さっそく血みどろの事件が勃発し、さらに続く見立て殺人はマザーグースの歌詞にのって、、、という話の展開。 読者への挑戦が2度にわたって挿入されるなど、内容や仕掛けの重厚さの割に、全体的に文体が口語的でふわふわしているのが気になる。読みやすいような読みにくいような作品だ。 そして最後まで読み切って・・・。 論理的に犯人を指摘することの可否にこだわった作品なのは良いのだが、張り巡らされた伏線が織りなすカタルシスとか、意表を突いた動機の提示とか、あっと驚く超絶新作トリックというようなものを期待してはいけない様子。 犯行動機として描かれる某ウイルスの話はまさに時事ネタだし、よく言えば実験的に本格ミステリの形式含めてこだわった作品、しかし悪く言えば、動機、舞台、進行、密室トリック、どれも古典的名作のつまみ食いではないのか。 個人的には、面白く読めるけれど、何年も残る作品としては扱われない気がする。 | ||||
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ともかく読みにくい文体で損をしている本。 登場人物の台詞に「日本語で言って」というのがありましたが、それをそのまま作者にお返ししたいです。 関係なさそうなところはナナメ読みしても伏線は読み取れます。そういう読み方に慣れたら何とか最後まで行けるでしょう。 作者には内容をわかりやすい言葉で正確に伝えるという気はさらさらなく、自分の文体に酔っていて、自分の文体を誇示できることが最優先の様子。この文体についてこられないなら読まなくて結構、という傲慢さを感じます。 構成はある有名小説の転用ですが、相次いで事件が起こっていく過程は、それまでの無駄の多い流れと比べてテンポもよく、割とまともに読めます。 しかし謎解きは疑問。文体が読み取りにくいうえ、トリックは複雑で強引。「そんな方法、威張って言うなよ…」と言いたくなります。動機もやはり強引。あるいは事物を正確に伝える筆力の乏しさがそう思わせるのかもしれませんが、いずれにせよ作者の構成力に難ありです。 この文体が生理的に大丈夫な方なら一応お勧めします。適当に開いたページの一説を引用します。この部分がことさら象徴的というわけではありませんが。 「感極まったようなひろ子は、磨き立てのローファーのあざやかなピーチブラックを、たちまち新雪のスノーホワイトで悲しいほど重くして、おなじく磨き立てのエドワード・グリーンでそれを追うのはイエ先輩。あたしが磨いたのにっ!! イエ先輩いちど靴を脱いだら磨く(磨かせる)ひとだから……他にはそういう偏執狂的なひとはいないようで、前日来の土埃や雪にくすんだ靴がふたりに続く。」 | ||||
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最初から衒学的な文章やヘンな言い回しが続きとても読みにくい小説です。(黒死館殺人事件よりはましですが) 想像力の乏しい小生には読んでいて情景が思い浮かばず読破するのに苦労しました。だけど内容はかなり凝ってて推理物としては高いレベルに位置すると思います。師匠である有栖川有栖氏のようにもうすこし平易な(普通の)文章でこの内容ならもっと売れただろうにと思います。(読みにくさのせいで、途中本を閉じて犯人を推理する気にもなれなかったです→残念) | ||||
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他のレビューの方もおっしゃってますがサブタイトルの意味が分かりませんでした、無関係では?と思いガックリしました。 最後に犯人の動機が明かされますが、えっ?そんなこと?と思わずにはおれずに強烈に納得いきませんでした。 孤立する山荘、孤島系ミステリ−が好きだから読みました。この著者の作品は初めてでしたが、内容はそれなりに(騙されたし)楽しめるレベルでした。ですが、この上記二点にドン引きしてしまい、読後の余韻がイマイチ悪く、価格を考慮すると買わない方が良かったと思う人の方が多い作品ではないかと思います。 もっと面白く出来たのではないかと残念。 | ||||
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初期の本を読んで面白いと思えなかったので、手を出していなかったのですがハードカバーということで今回読んでみました。 ピアノひいて潔白の証明だとか、なんだか漫画的で、万事思わせぶりでちょっといらっとしました。 最後にイエ先輩がやらかした偽証も、家族もいるのに失礼ながらあの程度の動機で殺されたうえ、死後犯人にされるかもしれない某登場人物の無念さを思うと共感しづらいです。 あそこで逃げることがいけないと思えるのは被害者の家族や恋人だけで、それを責めるのは酷だと思います。 色の表現もなんだかくどくどしくて、見るたびにいらっと(略)。 合う人には面白いのでしょうが、もうこの作家の本はいいかなと思いました。 | ||||
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初期の本を読んで面白いと思えなかったので、手を出していなかったのですがハードカバーということで今回読んでみました。 ピアノひいて潔白の証明だとか、なんだか漫画的で、万事思わせぶりでちょっといらっとしました。 最後にイエ先輩がやらかした偽証も、家族もいるのに失礼ながらあの程度の動機で殺されたうえ、死後犯人にされるかもしれない某登場人物の無念さを思うと共感しづらいです。 あそこで逃げることがいけないと思えるのは被害者の家族や恋人だけで、それを責めるのは酷だと思います。 色の表現もなんだかくどくどしくて、見るたびにいらっと(略)。 合う人には面白いのでしょうが、もうこの作家の本はいいかなと思いました。 | ||||
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古野さんの作品は全部読んでますが、本格推理小説としては読んでなかったので、嵐の山荘ネタとか、大丈夫かなーと思って読み進めました。 読みにくい文体は作者の味だと思っているので気にならないんですが今回は内容的にちょっと残念でした 致命的なのは、動機にもなっているとある病気の症状があまりにも現実からかけ離れていると言うこと。文系畑の人なようなのでそのあたりに詳しくないんでしょうが、もうすこし下調べしていただければ、と思いました。 あと、サブタイトルのYの悲劇'93は、いくら何でも風呂敷広げすぎ、内容とはなーんにも関係有りませんでした。このあたりのこじつけも脱力感満点でした。 2000円近くするハードカバーと言うことで気合い入れて読んだのも失敗だったのかもしれませんが、相変わらずキャラクターは良かったので、次回作に期待というところでしょうか | ||||
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古野さんの作品は全部読んでますが、本格推理小説としては読んでなかったので、嵐の山荘ネタとか、大丈夫かなーと思って読み進めました。読みにくい文体は作者の味だと思っているので気にならないんですが今回は内容的にちょっと残念でした致命的なのは、動機にもなっているとある病気の症状があまりにも現実からかけ離れていると言うこと。文系畑の人なようなのでそのあたりに詳しくないんでしょうが、もうすこし下調べしていただければ、と思いました。あと、サブタイトルのYの悲劇'93は、いくら何でも風呂敷広げすぎ、内容とはなーんにも関係有りませんでした。このあたりのこじつけも脱力感満点でした。2000円近くするハードカバーと言うことで気合い入れて読んだのも失敗だったのかもしれませんが、相変わらずキャラクターは良かったので、次回作に期待というところでしょうか | ||||
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