臨床真実士ユイカの論理 ABX殺人事件
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臨床真実士ユイカの論理 ABX殺人事件の総合評価:
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クリスティの作品(特に『ABC殺人事件』)に詳しい人ほど騙される作品を 書きたかったのだと思います。が、終盤までほぼネタ元をなぞる展開で 最後に酷いやり方のどんでん返しで強引に締めています。 実在の病院名を出して「医師に金を積んで偽の診断データを作らせた」とか、 認知症に対する無知・偏見まみれのトリックなど作者だけでなく 編集者や出版社の見識が問われるのではないでしょうか? | ||||
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鹿児島の辺境にすむ隼人の私には面白さが全くわかりませんでした | ||||
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作者の素晴らしい力量を語り、将来を期待してあえて苦言を述べた最初のレビューが消されてしまった。そのくらい実力がありながら性格に問題がある作家はきっといっぱいいるので、気にすることはない。読者と徹底抗戦するなら最後までそれを貫いてほしいと思ったら、作者はもういなかった。 | ||||
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書店にて購入させていただきました。 著者の古野まほろ(ふるの・まほろ)さんは本書奥付によるなら、「東京大学法学部卒業。リヨン第三大学法学部第三段階「Droit et Politique de la Securite」専攻修士課程修了。なお学位授与機構より学士(文学)。『天帝のはしたなき果実』で第35回メフィスト賞を受賞しデビュー」ということです(なお、Securiteの2つのeにはアクサンが付いています)。 ぼくは上記の『天帝のはしたなき果実』(講談社ノベルス、2007)からの古野さんのファンです(とはいえ、すべての作品をカバーしているわけではありません)。 ミステリ作家の竹本健治(たけもと・けんじ)さんの『囲碁殺人事件』(講談社文庫、2017)を購入した際に新刊案内のチラシが挟まれていて、そこに、「この世の病理「悪の嘘」を暴く本格ミステリ!」という惹句とともに本書が冒頭に紹介されていました。 「これは面白そうだ」という直感が働き、購入したところ、予想に違わずすばらしくおもしろかったです。 古野さんといえば、その特異な文体が魅力ですが、本書でも遺憾なく発揮されています。 本レビュータイトルにも本書から引用しましたが、 「諾、すばらしく諾」 のような古野節に満ちみちています。 さて、「臨床真実士」という主人公・本多唯花(ほんだ・ゆいか)の設定ですが、相手が唯花の目の前で話した文(命題)の客観的真偽と主観的真偽の2つを判断できるというものです。実際に相手を目の前にしていないとその能力(本文中の語彙では「障害」)を発揮できないので「臨床」、発話の真偽を決定できるので「真実士」、2つ合わせて「臨床真実士」ということだと思います。 本書の魅力は文体だけではありません。本格ミステリとしての出来としても秀逸だと思います。 特にエラリー・クイーンばりに「読者への挑戦状」を出題されるあたり、心憎いです。 文体、ミステリとしての出来ともに「諾、すばらしく諾」なので星5つとさせていただきました。 最後になりますが、本書はシリーズ第2作目です。Amazonレビューの評価が高かったために、ぼくは第1作目を読まずに本書から読みはじめましたが、主人公の能力(障害)の設定など詳しく説明されており、本書から本シリーズにはいっていっても全然大丈夫でした。 オススメです。 *本レビューのタイトルは、レビュー中にも書きましたが本書からの引用です。 **ぼくはミステリ好きですがミステリマニアというほどでもないので、本レビューに間違い等散見されるかもしれませんが、文責はぼくにあります。 | ||||
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臨床真実士シリーズ2作目。 私は、推理小説作家古野まほろの大ファンです。 美しい修飾と論理に満ち溢れ、舞台設定に心揺さぶられる独自の世界観で紡ぎ出される作風に、 デビュー作から虜となりました。 この臨床真実士シリーズは、そうした氏の作風の良さを残しながらも、 軽快な文体で記されており、読み易い中にも味わい深い作品となっています。 よって、文句なしの☆5評価とさせていただきました。 | ||||
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