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夏のロケット
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夏のロケットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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高校時代、天文部ロケット班として、ミニロケットの打ち上げ実験を繰り返していた5人。社会人となった彼らが再びその夢に向かって動き出す! というわけで、いまや国家的プロジェクトとなってしまい個人レベルでは決して手が届かないロケット開発、有人ロケットの打ち上げを試みる5人の仲間たちの物語である。基礎理論・技術、周辺技術、加工技術、費用・・・。少し考えただけでもぼろぼろと出る諸問題を、彼らはどうやって切り抜けるのか?安全率を99.9%から99%に落すだけで、開発予算は5分の1になる、代替の材料・手法を用いることによる費用の低減、旧ソビエトのロケット工場はけっしてハイテク工場ではないという実態と、日本の町工場レベルの優秀な加工技術を利用するなど示唆に富む描写も少なくない。ロケットが決して国レベルの話ではないと言う主張はわかりやすいが、参加する5人の人物の設定や行動など現実離れしている印象は最後までぬぐえなかった(個人レベルでのロケット打ち上げという設定自体が現実離れしているせいかもしれないが)。ともあれ、全編を通して宇宙への情熱を忘れない彼らの姿を通して、夢を持ち続けて生きていくことのすばらしさを感じることができる。 | ||||
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夢をおいかける話。テーマはまさにこれです。そして面白い。子供の頃には将来何になろうなんて考えるとき、色々な可能性がありました。それが、高校、大学と進むうちに、具体的な選択肢を決めていく中で、将来の行方が決まっていきます。そうして、大人になるうちに夢を失っていく人は少なくないでしょう。しかし、この話の人たち、大人になっても夢を見ています。たった5人で、個人の力で、有人ロケットをとばそうなんてこと考えています。ロケットなんて、国家プロジェクトとしてなんとかやるものであって、個人でなんてできるのだろうか。そんな疑問を持つ人が多くいても不思議ではないでしょう。別言すると、有人ロケット打ち上げとはそれくらい不可能に近いように思われること、つまり夢なわけです。そして、登場人物たちは、本気でその夢を追っていて、そのための試行錯誤を繰り返す。こんな話が、面白くないわけがない。文章や、話の運び方もうまいので、どんどんページをめくらさせられてしまいます。さて、果たして、有人ロケットは飛ぶのでしょうか。 | ||||
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日本版「ロケットボーイ」ともいうべき「ロケット青春物語」の決定版。 エンタメ要素と雑学がてんこ盛りで、読後の満足感がある。 清涼感あふれる一冊です。 | ||||
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というのが読後感。(整備や管制の点で)移動手段にちょっと無理があるなど綻びもあるような気もしな いでもないけれど、そういうことは些細な事のように思える。それより、たまたま題 材としてロケットを取り上げているけれど、真のテーマは「目的と打算」ではないか と思う。そのあたりの覚悟みたいなものとでも表現できようか。そのあたりがカッコイイのだ。 | ||||
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現実に存在する団体・個人をモチーフにした(だろう)フィクション小説. 少年時代から抱き続けていた夢を,社会人になり実現しようとする主人公達.その過程が非常にリアルに描かれ,夢の規模が半端で無いにも関わらず荒唐無稽になっていないところが良い.著者は本当に良く勉強している.久々に読み進めながらわくわくする本に出会った. 国際宇宙ステーションについてNASAの頻繁な設計変更に対する嫌みにチクッと触れている所等,現場の人間にとってニヤッとする話が随所に織り込まれている. 夢を失った大人,夢のない子供及び宇宙開発に携わる人は必読の書.あなたはワクワクするような仕事をしていますか? | ||||
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