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ICO-霧の城-
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ICO-霧の城-の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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ゲームのノベライズってことだが、ゲームを知らなくても中々楽しめました。 ラストはなかなか感動的ではあったが、ダンジョンを描くのが緻密すぎるので、想像力が追い付かず読むのがつらかったです。この細かさはもう少し軽減できないのかな?もしくは設計図をイラストで入れていただくとか・・・ 宮部さんのファンタジーは全然軽くない。お腹いっぱいになります。 | ||||
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本を読むうえで大切なもの、想像力。 それがとても強く求められているのがこの本だと思います。 序盤はすらすらと読めるのですが、城内に入ると内部構造が複雑なのに加えて、 その説明が分かりづらいので、何度か立ち止まって考えてしまうことがありました。特に内部構造がイメージし難かったです。 ですが、幻想的な世界観を上手に纏め上げた作品だと思います。 | ||||
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原作であるゲームは未プレイです。 rpgのようにそれぞれの葛藤を通して動いていくゲームではないと思うので城の中に入った後のゲームであれば本筋になる部分の想像がし辛かったです。 ただ、それ以外の部分は著者の流石とも言える技術で想像に難くなかったです。 | ||||
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私は上下巻両方読んでしまいましたが、 一応感想を書かせてもらいます。 元は原作がPS3のゲームらしいです。私はFFとかダークソウルとかRPG系が 大好きなので、頭の中で大分お城の想像とかしちゃいました。 なので結構ファンタジー好きにはたまらない世界観だと思います。 ただし、小説で複雑なお城の中を説明するのは難しいんだろうな・・・ とかっていうふうには思いました。 あとは伏線もたくさんありそうな感じで、 人によってはつまらないとか思う人もいるんだろうですけど 私は次巻が気になりましたね。 とりあえずファンタジー好きな人には確実におすすめできます。 あと上巻をちゃんと全部読んだなら下巻を読むべきだと思います。 | ||||
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すいません、ネタバレありです。 宮部さんの作品はこれが初めてなのですが、さすが次々とベストセラーを叩き出す作家さんだと思う文章力でした。あまり多くを語らないあのゲームからこれまで豊かに書けるのは凄かったです。 しかし、謎解きの仕掛けやそれがある部屋の部分が削り取られているため城の構造がぐちゃぐちゃです。ゲームから始め、城の内部を暗記出来た程やりましたから「次の部屋はこれだな」と思いながら読んでいたんですが突然ワープしたりして少しその部屋を思い出すのに時間がかかったりしました。どうせなら構造はそのままがよかったです… あと、他の方々がおっしゃっている通り、ヨルダと手を繋ぐ意味が薄いですかね。 過去を垣間見る為に手を繋ぐみたいになっていましたね… ヨルダさんの過去話が長すぎて現実に戻ったとき今イコ達がいる場所を忘れてたりしましたw でも過去のヨルダさんが話し過ぎという事は思いませんでした。彼女も普通の女の子だったんだなと、切なくなったりしていました。 ただ女王は女官長を身代わりにする必要があるのかと思いました。本人でも倒されなかったんだし、よいのでは?ヨルダさんも嘘をつく必要もなかったでしょうし 女王の本体もはっきりわかりませんでしたね 玉座かな…? ヨルダさんが生きているのも不思議です。時を留める魔法が解けなかったんですかね?もしそうだとしたら彼女は歳をとる事もなく魔法が解けるまで生き続けて行くんでしょうか? | ||||
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イコの心・ヨルダの心の動きが丁寧に描かれた作品で、とても読みやすかったです。ただ二人が駆け巡る霧の城の描写が分かりにくく、どんな風にイコが城を進んで行ったのかイメージしにくい部分が多かったです。 原作がテレビゲームであることを知らずに読み終わってしまったので、著者にこの作品を書きたい!と思わせた原作がとても気になります。 | ||||
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読みやすいです。主人公が「英雄の書」よりは大人なので、思考回路がまだ私にもわかりやすい。そして、今私たちが生きているこの現代とは、全然違う世界の「お話」、まさにファンタジーなので、余計なことを考えずお話世界に入れます。いろいろな伏線が貼られていますが、どーしても続きが読みたい!!!と思うほどには心惹かれなかったので星3つ。 | ||||
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小説だけ読むなら遜色ないでしょうがそもそもICOの小説化ってのが無理があったと思いますね | ||||
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PS2の「ICO」のノベライズと言うことですが、元のゲームを知らないので、どこまでゲームに忠実に描かれているのかは解りません。 でも、作者の詳細に渡る描写は流石で、トクサの村、忘れられた城塞都市、そして「霧の城」と、その総てがビジュアルで見ているような感覚に襲われます。 その一方で、ストーリー的にはゲームの進行を追っているのでしょうか、従来の作者の作品のような重厚な構成はありません。 でも、作者がいかにこの「ICO」の世界観に魅了されているかは、良く伝わってきます。 作者の新たな面を見たようで、楽しい作品でした。 | ||||
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原作のゲームは触りだけプレイした(途中で手詰まりを起こして放置した)人間なのであまり偉そうな事は言えませんが。ICOの一つのあり方として、ファンタジー小説の一つとしてなんら問題は無いと思います。 | ||||
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ICOの世界観を元にしたバックストーリーは厚みがあり、それぞれの登場人物に命を与えていると思います。でもファンタジー小説としてはかなり硬派なリアリティのある世界観故に、夢が失われてしまっていて退屈な物になっています。私自身が(誠に勝手な話ですが)ジュブナイル系の冒険物を望んでいた節があり、少年少女の純粋な目で見た純粋な物語が読みたかったのですが、物語の内容は大人達の都合と対立と駆け引きが書かれ、それに流されるしかない二人の必然的な行為としてのドラマが描かれています。これはこれで良くできていて、他のゲーム小説とは一線を画してはいるのですが、重厚故に遅く重たい物となっています。イコとヨルダが20代後半〜30代の大人の様なスレた視点になっているのが重たい所で、もっと夢や希望や空想や奇跡が(ご都合主義と言われてしまうのですが)あっても良かったかなと思いました。たとえば自分が子供の頃、旅先や遊び場で可愛い女の子が目の前に現れた時、どうしてそこに居て、なぜそんな事をしてるの? という詮索よりも仲良くなりたいとか、楽しい事をしたいとか、大人の都合などお構いなしに、ただその子を可愛いと思ったから、悲しませたくないから、一緒にいたいと思った。そんなピュアな視点があったと思います。そちらに行かず、なぜ、どうして、何の為に、その必然性は、という理由付けが物語の大半を占めているのが読み辛かった所と思います。 | ||||
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『ICO』というPS2ゲームのノベライズです。魔物の棲む廃墟の城へ連行された生贄の少年が、城に幽閉されていた不思議な少女を助けて一緒に逃亡するお話。この小説版は、良くも悪くもただのヒロイックファンタジーです。上記のストーリーに様々な設定や過去話を付け加え、冒険小説として楽しめる内容になっています。そういう作品が好きな方、宮部ファンの方には一読の価値があると思います。ただ、もし原作ゲームに興味があって、とりあえずこの小説でゲームの雰囲気やストーリーを確認してから…と思っている方には、迷わず先に原作ゲームの方をプレイすることをお薦めします。というか、もうお願いします。はっきり言って『ICO』というゲームの良さは、この小説では判らないと思うので。私は熱心なゲーマーではないし、アクションアドベンチャーは苦手なので原作ゲームはやってませんでした。今回、本屋でこの小説版が平積みされているのを見て興味を持ち、小説とゲーム、どちらを先にしようか考えた末、やはり原作から…と先にゲームに手を出しました。今は本当にそれで良かったと安堵しています。先にこの小説を読んでいたら、変な先入観を持ってゲームに臨むこととなり、『ICO』という作品の純粋な美しさを充分に堪能できなかったことでしょう。これはあくまで宮部さんの小説家としての一作品であり、『ICO』の解説本でも公式設定でも裏設定でもありません。何の説明も明確な設定もないこのゲームを、よくぞここまで…と思うほど物語として完成させていますが、その大部分は宮部さんの解釈であり、勝手な創作に過ぎません。読む方はそれを認識して楽しんでください。そしてもし原作ゲームに少しでも興味のある方は、ぜひプレイしてみてください。物語としては上に書いた通り、それ以上でもそれ以下でもない、本当にシンプルでつまらない話なんです。それが何故こんなにファンが多いのか。大物小説家までがたった数行で済む程度のストーリーを、500ページ近い大作にまで膨らませてしまうのか。その理由はプレイした人だけが解るはずです。参考までに。原作ゲームは既に廃盤となっていますので、やってみようと思う方はお早めに中古ショップを探したほうがいいですよ。 | ||||
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ゲームのICOは購入していませんでしたが、CMを見た時から印象に残っていたので、「この本が面白かったらゲームも買おうかな」という軽いノリで購入しました。本の感想ですが、読み始めは次の展開が気になりどんどん引き込まれていきましたが、霧の城に入る辺りから情景が多くなり、テンポが悪く感じてしまいました。ヨルダと逃げる場面はヨルダが喋れない事もあるのか、特に情景が多く、その部分はまったくと言って良いほど面白くなかったです。城の歴史以降からは今までの謎が一気に繋がっていきテンポも上がっていきましたが、結局最後まで残る謎が少々残り、消化不良のままおわってしまいました。 | ||||
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まあ、なんというか、ゲームをプレイした後で本書を読むのは、あまりオススメできないかもしれません。ほら、好きなマンガとかって、登場するキャラの声を頭の中でイメージしながら読んだりするじゃないですか。で、アニメ化したときなんかに、脳内で創っていた声とあまりにも違うと、ガッカリしたりするじゃないですか。『ICO』っていうゲームは、プレイヤーに『想像と創造』をさせる部分が、ものっすごく多いから、自分の『想像&創造』した『ICO』と、宮部さんの『想像&創造』した『ICO』の差異が、ものっすごく大きかったんですよね……。しかも、プロである宮部さんの描く『ICO』だから、これが『ICO』の公式バックストーリーに思えたりするから厄介。それに、ゲームの『ICO』って、別に分からないままでもいいこと、分からないままの方がいいことが結構あると思うんスよ。その辺の部分を、宮部さんはキッチリカッチリ固めてしまっているから、『ICO』の空気みたいな透明感が薄れてしまっているというか、無くなってしまっているというか……出来れば、本書を読んだ後にゲームの『ICO』をプレイするという方には、本書の内容や世界を、出来るかぎり消去してしまってからにして欲しいですね。限りなく無限に近い設定とストーリーを媒体にして、自分だけの物語を創り、自分だけにしか味わえない世界を体験し、自分にしか出来ない冒険をして、自分だけが護ることのできる少女と手を繋いでいく。それこそが、『ICOというゲーム』なのですから。 | ||||
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宮部みゆき作品ということで手を出したのですがICO未経験のうえそもそもファンタジーものに興味がなかったので途中で読むのをやめてしまいました。しかし宮部氏ならではの細やかな描写力は流石。ファンタジー好きの方なら、結構ツボにはまるかもしれません。 | ||||
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宮部さんが、ICOというゲームにインスパイアされた小説です。ICOというゲームは、基本的にストーリーというか前提というか、そういったものが「謎」で、ゲーム画面やすこしだけ覗く断片から、そこにユーザーの想像を滑り込ませることが出来ます。よく出来たRPGなんかのように、「誰か」が作ったストーリーをなぞっていくだけのゲームと違い、ユーザーひとりひとりが「感じる」ストーリーがあると思うんです。それがゲーム性と相まってICOが「名作」である理由ではないかと思うんです。で、この小説ですが、これはあくまで宮部さんが感じた宮部さんの「ストーリー」です。だから、ICOをプレイして「自分のストーリー」を感じた方には違和感を感じるかもしれません。ひょっとすると嫌悪感も。ただ、ゲームをして「で、何なの?」とか「もう少しストーリーが欲しい」といった方には、想像を補佐してくれるものとしてオススメです。小説はさすがに一級の作家らしくタイヘン面白いものに仕上がっています。(ゲームがパズル的な要素を持ったものですから、城の描写や道中などが多少説明くさくなっている面も否めませんが。)心理描写や歴史背景など「こじつけ」ではなく、うまく描かれていて一気読みできるおもしろさです。☆マイナス2は、1つはこれがICOのストーリーの全てではないという意味を込めて。2つはゲームをしたユーザーみんなが自分の感じたストーリーがあるという意味を込めて。 | ||||
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これは私の主観に基づいた感想なので、あまり当てにはならないと思いますが。 小説版、発売を胸をときめかせながら待ちました。発売日には本屋に駆け込みました。それぐらい、宮部さんもICOも、私は大好きなのです。 けれど、最後まで読み進めて思ったのは、宮部さんがお書きになられた「ICO 霧の城」と、私がゲームのプレイを通じて形成していったICOのイメージとはかなり異なる、ということでした。 「この人の手を離さない。ぼくの魂ごと、離してしまう気がするから」とあるように、私はこのICOというゲーム中で、ヨルダという不思議な少女と「手をつなぐ」行為がとても好きでした。最初は何もわからぬまま、けれどゲームを進めていくうちに、確固たる意志を持って、ヨルダの手を引き、彼女を守ろうとするイコ。 それなのに、この本ではその意味がどうしても薄く感じられてしまい、更に、ヨルダのイメージも、私は神秘的な存在と捉えていたのに違っていて残念でした。 ゲームスタート前のイコの様子から描かれていたりして、面白いのですけれども。 | ||||
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宮部みゆきさんの作品はどれも読み易くさくさく進められますが、この作品もその点においては文句ありません。ただ盛り上がりに欠けるというか、あまり意外な展開も無く終わってしまった感じがあります。宮部さんはやはりミステリーなどのジャンルが面白いと思います。ゲーム自体は人気があるようですが、この本を読んでゲームをやろうという気は起きないと思います。 | ||||
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読んでみて、この本は好き嫌いが分かれるな、と思いました。ゲームが「元」になった小説ですが、ゲームとはまったく別の物語として読む方が楽しめます。この「元」になったゲームはクリアしても多く謎が残っていました。その謎を、宮部さんの解釈で解かれています。ですがそれはあくまでも宮部さんの解釈でしかなく、ゲームのプレイヤーたちには彼らの自分だけの解釈が存在します。この二つは言うまでも無くまったく別のものなので、ゲーム→小説の順で手にすると、自分の想像していた世界と違って受け入れられないという方もいらっしゃいます。ですが、「同じ名前や似たような設定はあるが全く別の話」と割り切り、自分で作り上げた先入観を打ち消して読めば、とても面白い作品です。本としては良かったですが「ICO」の謎は、自分自身が解くものだと思うので星は三つ。 | ||||
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幻想的な雰囲気、美しいグラフィック、「手をつなぐ」と少女の鼓動が伝わってくるドキドキ感・・・ゲーム「ICO」は不思議な魅力を放つ作品です。その謎がついに明かされる、それも「ミステリーの巨匠」宮部みゆきの手によって、、、というと期待しない方が無理です。が・・・この作品に関しては、宮部さんのゲームに対する思い入れが強すぎるのか、どうも小説になりきっていません。ゲームであえて語られなかった背景の説明に始終してしまい、肝心の「手をつないだ」時の、心が満たされるようなドキドキ感が表現できていないと感じました。ICOの世界の一つの解釈論としては、良くできていると思いますが、あの感動の再現を期待していると期待はずれに終わってしまいます。宮部さんなら、ゲームを越えたICOを作れる!と思っただけに残念。 | ||||
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