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裂けた瞳
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裂けた瞳の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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他者の強い思いが発作として「見えて」しまう亮司。サスペンス長編だが、オカルト色が強い。不遇な家庭環境が徐々に明らかになるが、意外にも癒しの方向へと向かっていく。踏み込みたくなかった過去を明るみに出すことで、かえって家族の温かさに思いいたっていく過程は、本筋と少し遊離しているが、リアリティーがあって読み応えがある。 | ||||
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他人が見た光景が頭に浮かぶ主人公神野亮司と、抜け身である長谷川瞳。この設定は、長谷川を失った亮司の悔恨の情の極致を描くためにあるようだ。最も近い存在とは、抜け身だからこそ近い存在なのか。会いたければ内なる声に従って、会えばよいと、作者の思念が散りばめられている。山田太一『異人たちとの夏』のテイストを感じさせる、異人ゆえにディフォルメされる、異人でさえも適わぬ失われし者への強い思いの衝撃を感ずる。 | ||||
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こんな嫌な事、よく書くな。誰でも本当は思うのに、なんでもないふりをして、だけど何年も何年も心の中で思い出して頭を振って忘れようとする、些細なことのようなふりをする、そんなことを、よく文章にするなぁ。って、全体のお話も面白いのですが、細かい部分がずいぶん気になって、この本からまた別の一冊が生まれそうです。次回、いや、10作くらい後に、この人はどんなものを書くのだろう。やだけど、読んじゃう。そんなタイプ。 | ||||
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抑揚の効いた本でした。怒りには怒りの文体で、悲しみには悲しみの文体で。人情本マニアには是非是非です。30歳を過ぎた男性読者は自分の人生を省みて、必ずや噎び泣くでしょう。女性読者なら母性愛から、必ずや胸を締め付けられるでしょう。この本はホラーサスペンス大賞の肩書きが付いてましたが、その部分は読者を引きつけるためのテクニックに過ぎず、本質は愛の物語(←クサイ)でした。 | ||||
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