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アリアドネの弾丸
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アリアドネの弾丸の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 21~40 2/3ページ
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本当はシリーズ順に読んでいくのが順当なのでしょうが… そうでなくても十二分に楽しめる内容です。 やはりさまざまな人間の思惑の渦巻く 組織の中からでしょうか とにかく人の策略の汚さ そしてご都合主義…人間の汚点が目に付きます。 そういうのが苦手な人にとってはこういう作品は 実に重苦しくてだるくなることでしょう。 ただし、それをカバーしてくれているのは ふがいない男と、さえる頭を持つ毒舌男のコンビです。 特に後者の頭のすばらしさは目を見張るものがあります。 本当の黒幕は彼に違いないでしょう。 ミステリーとしては 割と早くに犯人の尻尾は出てきてしまうので さほど考える、というものではないです。 後は展開の流れていくのに任せましょう。 ただし、どうやらまだ戦いは終わっていなさそうです。 肝心の黒幕が鳴りを潜めたままなのです。 このあとのシリーズで、それがどうなっていくのやら… 面白いですが、 ひねくれの探偵が嫌いな人は 読むのはよしたほうがいいです。 | ||||
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海堂尊の作品は今まで数多く読んできましたが、この本は今までとは違うテイストを持っています。 それは、この作品が「本格推理」だからです。 今までもかなりミステリー性の高い作品でしたが、これはミステリーそのものです。 MRIの高度な知識が、その謎の根元をなしています。 しかし、それが不思議なくらいスムースに納得できます。 それは、キャラクターたちの個性あふれる台詞や行動があるからかも知れません。 いずれにしても、最後まで手に汗を握るギリギリの展開が、読むものを話の渦中に投げ込みます。 素晴らしい作品でした。 | ||||
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海堂氏の著書としては「チームバチスタの栄光」と同じくらいの完成度がある作品です。いろいろな作品の登場人物が登場しますが、「バチスタ」と「螺鈿迷宮」を読んだ後に読むと一層楽しめるのではないかと思います。 今回の謎解きは、若干、「名探偵コナン」みたいなところもあって面白かったです。白鳥−田口コンビの掛け合いも健在で、楽しめました。 | ||||
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バチスタファンですが、ドラマを先にみた者です。 ドラマでは、内容の大雑把さにがっかりしたので、 しばらく本書を手に取るのを控えていました。 実際に読んでみると、ドラマの内容とはまったく違って バチスタに劣らない久々の医療推理物。 これまでの作品のおかげで、物語の背景も重厚になり バチスタファンには満足な一冊でした。 | ||||
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今作も痛快に読めました。 特に最後の謎解きのくだりはこれでもかっ!という程、圧倒的なボリュームとスピードで、終章まで一気に読ませます。 海堂ワールドの楽しさは一作に留まらない世界観。今回も過去の作品で出てきた登場人物がチョロッと出てくる辺りは興味深い。 全作を熟知しながら読むと、何故今回「螺鈿迷宮」の人物達が出てきたのかなど、しっかり伏線があった上での登場と、今後の 展開を期待させたいという思惑をより深く理解できるのではないかと思います。4Sにはビックリしました! TV版は違うキャラクターとして描かれていますが(白鳥が小太りオッサン→仲村トオルのイケメンさなど)、私の中では小説版もイケメン官僚のイメージになっていて、これもまた小説・TV版あっての楽しさなのかな? 今作「アリアドネの弾丸」。 実は今しがた読み終わったばかりですが、結論が分かった今、いま一度読み返して確認をしようと、また1ページ目を開き始めました。 これこそが、海堂バチスタファンの特徴ではないでしょうか(笑)。 | ||||
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「チームバチスタの栄光」、「ジェネラルルージュの凱旋」、「ナイチンゲールの沈黙」、「螺鈿迷宮」、「夢見る黄金地球儀」、「極北クレイマー」、「イノセント・ゲリラの祝祭」、「ブラックペアン1988」に登場する関係者がチラホラ出てきます。 また一瞬だけど「ジーン・ワルツ」の登場人物(50代の妊娠女性)っぽい描写があったりして、バチスタシリーズファンはより楽しめると思います。 事件の推理をしていく過程もよくできていたし、後半になって事件の矛盾というか不思議な点をまとめ絞り込んでいくところなど核心に迫っていく部分など読みごたえがありました。 | ||||
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映画化もされた『チーム・バチスタの栄光』でデビューした、現役医師による“自称”メディカル・エンターテインメント・シリーズの新刊。 東城大学病院に導入された新型MRI「コロンブスエッグ」の周囲で、次々に死亡事件が起きる。ついには高階病院長に収賄と殺人の容疑がかけられてしまう。タイムリミットは72時間。はたして、グチ外来の田口医師と厚生労働省の型破り官僚・白鳥は高階院長を救い出すことはできるか!? 今回は、3テスラMRIという最新鋭の医療機器を使ったトリックが目を見張る一方で、同じ作者によるドキュメンタリー『死因不明社会』がバックボーンを担っている。本職が病理医ということだけあって、医療と司法の間の齟齬を鮮やかに描き出している。 ちなみに、作者は病理医専従ではなくなり、2010年3月に「独立行政法人放射線医学総合研究所重粒子医科学センター・Ai情報研究推進室室長」という肩書きを持つにいたる。もしかしたら、作中に登場する医療界のスカムラージュ(大ぼらふき)こと彦根新吾先生は、作者自身がモデルなのでは? | ||||
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MRI測定室を舞台にしたトリック。 犯人は誰かではなく、どのように犯行が 行われたかの謎説きが行われます。 科学的な知識を織り交ぜて、 トリックを解明していきます。 随所にちりばめられた伏線が、 どんどん収束していく結末は 勢いがあり引き込まれました。 よくできているなあと感じました。 | ||||
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MRI測定室を舞台にしたトリック。 犯人は誰かではなく、どのように犯行が 行われたかの謎説きが行われます。 科学的な知識を織り交ぜて、 トリックを解明していきます。 随所にちりばめられた伏線が、 どんどん収束していく結末は 勢いがあり引き込まれました。 よくできているなあと感じました。 | ||||
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最新MRI「コロンブスエッグ」を中心に取り巻く事件の物語。 ある日、1人の青年が死んだ。友野友一。彼は自然死と処理されそのまま風化されるものと思われた。 それから間もなく。とある日。 ある一発の銃声。田口・白鳥のコンビが銃声が聞こえた「コロンブスエッグ」の元へ駆けつけてみると、そこには刑事宇佐見、頭を打たれた北山、そして拳銃を持った病院長高階。 壁には1発の銃弾。現場は「金属が5ガウスライン内に入るとIRMに吸着し事故が起こる」という特殊な条件に置かれた空間。この条件下で唯一引き金を引くことが出来る人物、それは高階一人だった。 「ありえない」。田口・白鳥はこの完璧に構築されたアリバイを崩すべく、一発の銃弾を「アリアドネの糸」になぞり真実の出口へと向かう。 「アリアドネの糸」とは迷宮に置かれたテーセウスを助けるためにアリアドネから貰った糸を辿り、無事脱出した話から由来する。 揺らぐ東城大。衝撃の繋がり。ショスタコーヴィチが物語る真実。「アリアドネの弾丸」から導かれた答えとは。 物語は1章2章に分けられる。正直第1章の前置きは長い。事件の前触れを事細かに述べるには仕方ないかも知れないのだが、にしても長い。 だが第2章はかなり興奮すること間違いない。この2章こそが本題である。 一般的に普通に暮らす分には医学用語はあまり触れないため敬遠されるかもしれないが、それについて著書は分り易く説明している。かなり噛み砕いて説明されてるのでだれでも問題なく進められる。 作中ところどころニヤッとしてしまう表現がちらほら。作者海堂尊及び火喰い鳥白鳥圭輔、見事である。 総評してお勧めできる小説。最後辺りには小さなオチもついている。個人的にも満足の1冊。 (にしても偉そうなこと言ったなぁ俺・・・・) | ||||
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最新MRI「コロンブスエッグ」を中心に取り巻く事件の物語。 ある日、1人の青年が死んだ。友野友一。彼は自然死と処理されそのまま風化されるものと思われた。 それから間もなく。とある日。 ある一発の銃声。田口・白鳥のコンビが銃声が聞こえた「コロンブスエッグ」の元へ駆けつけてみると、そこには刑事宇佐見、頭を「撃たれた」北山、そして拳銃を持った病院長高階。 壁には1発の銃弾。現場は「金属が5ガウスライン内に入るとMRIに吸着し事故が起こる」という特殊な空間。この条件下で唯一引き金を引くことが出来る人物、それは高階一人だった。 「ありえない」。田口・白鳥はこの完璧に構築されたアリバイを崩すべく、一発の銃弾を「アリアドネの糸」になぞり真実の出口へと向かう。 「アリアドネの糸」とは迷宮に置かれたテーセウスを助けるためにアリアドネから貰った糸を辿り、無事脱出した話から由来する。 揺らぐ東城大。衝撃の繋がり。ショスタコーヴィチが物語る真実。「アリアドネの弾丸」から導かれた答えとは。 物語は1章2章に分けられる。正直第1章の前置きは長い。事件の前触れを事細かに述べるには仕方ないかも知れないのだが、にしても長い。 だが第2章はかなり興奮すること間違いない。この2章こそが本題である。 一般的に普通に暮らす分には医学用語はあまり触れないため敬遠されるかもしれないが、それについて著書は分り易く説明している。かなり噛み砕いて説明されてるのでだれでも問題なく進められる。 作中ところどころニヤッとしてしまう表現がちらほら。作者海堂尊及び火喰い鳥白鳥圭輔、見事である。 総評してお勧めできる小説。最後辺りには小さなオチもついている。個人的にも満足の1冊。 (にしても偉そうなこと言ったなぁ俺・・・・) | ||||
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タイトルから最初、薬物輸送の話かと思ったが、全く予想が外れた。 話の構造や展開としては、昔(1970年代頃)に読んだアイザック・アシモフのSFを 想起させたが、一気に読んでしまったのは、後半、白鳥圭輔が2日間ほど徹夜して 打ち込んだ情熱に、引きずられてしまったからかもしれない。 | ||||
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タイトルから最初、薬物輸送の話かと思ったが、全く予想が外れた。 話の構造や展開としては、昔(1970年代頃)に読んだアイザック・アシモフのSFを 想起させた。一気に読んでしまったのは、後半、白鳥圭輔が2日間ほど徹夜して 打ち込んだ情熱に、引きずられてしまったからかもしれない。 | ||||
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本作は白鳥・田口シリーズの最新作であり、最近の著者の作品の中では最もミステリ色が強いものである。 相変わらず本シリーズのメインテーマはAIであるが、それをめぐる様々な思惑の渦の中で事件が起きる。意外性というよりも、ラストのたたみかける白鳥のセリフにある意味爽快感があり、ミステリというよりも医療問題提起のための小説といった趣がある。これは著者のほとんどの作品でも同様である。違うのは「ひかりの剣」くらいか? 本作もこれまでと同様に、他の作品に登場したさまざまなキャラクターが直接間接的に白鳥・田口に関係してくる。それが楽しくもあり、また登場したものの中途半端なままで終わっているキャラクターには次作以降での活躍を期待もするのである。したがって、できれば著者の他の作品、特に「螺鈿迷宮」と「極北クレイマー」は読んでおいて欲しい。もちろん未読でも本作の面白さは十分楽しめるのだが、あるキャラクターの繋がりは分かっていた方がより深く楽しめる。はたして単なる悪役で終わるのか?おそらく著者のことだから、再び医療問題とからめた展開で、問題提起の役割を振られるのだと思うが。 そこで心配なのが、この方式だと初めて登場したキャラクターに重要な役割が振られることになりがちである、という点だろう。本作でもなかなか重要な役回りのキャラクターが登場するのだが、はたして次作以降でも登場するのか、少々気になるところではある。 しかし、本作の白鳥、かっこいいじゃん!! | ||||
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本作は白鳥・田口シリーズの現時点での最新作であり、最近の著者の作品の中では、最もミステリ色が強い。 相変わらず本シリーズのメインテーマはAIであるが、それをめぐる様々な思惑の渦の中で事件が起きる。 意外性という点ではそれほどのことはないのだが、ラストのたたみかける白鳥のセリフは痛快である。 そして本作も、著者の他の作品と同様に、ミステリというよりも、医療問題提起のための作品といった趣がある。 本作の主テーマは、著者の非小説作品、たとえば「死因不明社会」でも主張されている。 医療問題提起が強くないのは、「ひかりの剣」くらいか? あの作品は、しかし、若き日のジェネラルの登場という意味がある。 本作もこれまでの作品と同様に、他の作品に登場したさまざまなキャラクターが直接・間接的に、白鳥・田口に関係してくる。 敵でもあり、味方でもある。 それが楽しくもあり、また登場はしたが中途半端なままで出番が終わるキャラクターもいる。 彼らには、次作以降での活躍を期待するものである。 したがって、本書を読む前に、できれば著者の他の作品、特に「螺鈿迷宮」と「極北クレイマー」は読んでおいてほしい。 もちろん未読でも本作の面白さは十分楽しめるのだが、それらの作品を読んでおくと、あるキャラクターの繋がりが分かる。 その方が、本作をより深く楽しめるし、作品間の繋がりも理解しやすい。 あのキャラが、はたして単なる悪役のままでいるのか? それとも、また違った関与の仕方で登場するのか? 楽しみである。 おそらく著者のことだから、再び医療問題とからめた展開で、問題提起の役割を振られるのだと思う。 そこで心配なのが、この方式だと、初登場キャラに重要な役割が振られることになりがちである、という点だろう。 本作でも、なかなか重要な役回りのキャラクターが登場するのだが、はたして次作以降でも登場するのか、少々気になるところではある。 しかし、本作の白鳥、かっこいいじゃん!! | ||||
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このシリーズが好きで一作目から読んでいますが今回はチームバチスタ以来、久々にミステリーものに戻った気がします。序盤は大きな展開はありませんが、個性豊かなキャラクターたちの会話のおかげで、すらすらと読み進めれます。中盤からクライマックスにかけては、怒涛の展開で一気に我々読者を引っ張っていってくれます。最後に続編に含みをもたせる「俺たちの戦いはまだまだ続くぜ」的な終わり方、個人的には嫌いじゃないです。次回作も楽しみにしております海堂先生。 | ||||
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久々に厚労省技官、白鳥圭輔氏の活躍に満足しました.今回も過去キャラたちが多数出演し、お話に花を添えています.自分たちの都合のいいように証拠を改ざんする日本の司法、警察は独裁国家のそれとかわりありません.白鳥ほどの頭脳も立場もない我々はかんたんに犯罪者にされてしまいます。AIは犯罪捜査の証拠としても、用いられていくでしょう。しかし、データはいくらでも改ざん可能です。捜査を理由に警察のみが証拠を独占するおそろしさをこの小説は訴えています.捜査を理由に証拠を隠蔽する体質は今すぐ変えるべきです。裁判員制度(これもいいかげんでひどい制度)などでお茶を濁しているのでは信頼の回復は難しいでしょう。犯罪のトリックがやや無理矢理だったのが残念ですが、十分に楽しめる作品になっています. | ||||
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久々に厚労省技官、白鳥圭輔氏の活躍に満足しました.今回も過去キャラたちが多数出演し、お話に花を添えています.自分たちの都合のいいように証拠を改ざんする日本の司法、警察は独裁国家のそれとかわりありません.白鳥ほどの頭脳も立場もない我々はかんたんに犯罪者にされてしまいます。AIは犯罪捜査の証拠としても、用いられていくでしょう。しかし、データはいくらでも改ざん可能です。捜査を理由に警察のみが証拠を独占するおそろしさをこの小説は訴えています.捜査を理由に証拠を隠蔽する体質は今すぐ変えるべきです。裁判員制度(これもいいかげんでひどい制度)などでお茶を濁しているのでは信頼の回復は難しいでしょう。犯罪のトリックがやや無理矢理だったのが残念ですが、十分に楽しめる作品になっています. | ||||
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田口・白鳥コンビのシリーズは全部読んでいます。 他の海堂尊作品もだいたい読んでいます。 今回は、ミステリーとしても純粋に面白いし、分かりやすい。 医療の描写もさすがです。 新しい作品が発表されるたびに世界が広がっていきますね。次回作も楽しみに待っています! | ||||
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田口・白鳥コンビのシリーズは全部読んでいます。 他の海堂尊作品もだいたい読んでいます。 今回は、ミステリーとしても純粋に面白いし、分かりやすい。 医療の描写もさすがです。 新しい作品が発表されるたびに世界が広がっていきますね。 次回作も楽しみに待っています! | ||||
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