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シャトゥーン ヒグマの森
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シャトゥーン ヒグマの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 41~44 3/3ページ
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静寂のなかで始まる冒頭のシーンにぞくぞくさせられた。 ヒグマの影が徐々に姿を現してくる。途中、一人が突然連れ去られ、森に悲鳴が響き渡る。その筆致は硬質で淡々とし、物語の中にぐいぐい引き込まれていく。 特にヒグマの存在感は抜群で、人間の肉を引きちぎって食らうシーンはとてつもなく恐ろしい。 自然環境や動物生態に関する記述はかなり詳しく、基本的な知識がない人にはついていけないところがあるかもしれない。また、人物描写も淡々としているのでふだん軽いものを読みなれている人は違和感を感じるところもあるだろう。しかしある程度の知識量と読書量を持つ人間には読み始めたら途中でやめられない面白さだろう。紛れもない傑作だ。 帯に冒険小説とうたってあるが、ある意味で森を舞台にした動物たちをめぐるスーパーファンタジーといってもいい。自信をもってすすめたい。 | ||||
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すごい! 「このミステリーがすごい」の「すごい」は本物です。 今までの「このミス」大賞になかったタイプの小説。 あのスピルバーグの不朽の名作「ジョーズ」を超えてるんじゃないでしょうか。 人間が次々とヒグマに食われていくシーンは、ある意味で「バトルロワイヤル」を思い起こさせました。とくに、人間側の視点で食われるところを描写する場面があるのですが、読んでいられなくなって、本を放り出したほどです。顔の肉やら太股を食いちぎられるところなど、とにかくリアルで残酷で、血の匂いがしてきます。 子供を連れたヒロインの女性記者がダイハードなみのかっこよさ。 ハリウッド映画そのもののスピード感。 マイナス40度の雪の中での必死のサバイバルもすごい。 読み出すや物語の世界に引き込まれ、そのままノンストップで入り込んでしまいます。 シーンがすべて映像になって眼前に飛んできます。350キロのヒグマの迫力は半端じゃありません。 映画化できないでしょうか。ぜひぜひ見たい。 | ||||
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つかれるというのは褒め言葉です。読み始めたら、休むところがありません。これでもか、これでもかと次から次によくもまあ。しかも、最後の3行を読むと、なんと!!!! くわしくは書けませんが、そうなのか〜。 ぜひぜひ一読をお勧めします。 それと、、、、カバーのイラストもいいですね〜。目立ちます。カバーをめくると、また、いいんですよ。サイトウユウスケという人です。 | ||||
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タイトルをみて、これは読みたい作品だと感じて手に取ったが、期待どおりになかなかおもしろい作品でした。執拗に襲ってくるヒグマとの戦いを描いたものですが、その迫力としつこさに圧倒されます。逃げるに逃げられない状況の中で、どうなるのか。もう最後まで心臓ドキドキものです。襲われるシーンは結構、描写がショッキングです。 それにしてもヒグマの能力の高さには唖然とさせられます。これじゃ絶対に逃げられない。森の中ではヒグマにとって人間はただの小さな獲物に過ぎないことを感じさせられました。自然の掟の非常さにノックアウトされます。またそういう風にヒグマたちを追い込んでいったのも、実は人間だという皮肉もチラリ。自然との共存の難しさに考えさせられます。 | ||||
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