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シャトゥーン ヒグマの森
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シャトゥーン ヒグマの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 21~40 2/3ページ
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突っ込みどころは多々ありますが、ヒグマの怖さ、しつこさの描写が凄かった。 環境問題やロマンティシズムや物語的クライマックスに落ち込まず、とにかく 「ヒグマは怖い」という一点に集中したのは素晴らしかったと思う。 | ||||
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”ヒグマが襲っちゃうぞ”文学的には、「熊嵐」の方が情景も豊かに、かつ、羆の息づかいまで感ずる程にリアル(実話なので当り前?)なのですが 、この作品もなかなかどうして、読み進めていくうちに心拍数バクバクでした。 熊が人に対してとる戦術なども書かれていて、改めて熊を甘くみてはいけないと勉強になったりしました。 そしてフィクションならではの展開と、その煽り感が、分かっていながらもまんまと罠にはまれて、夜寝るときは本州ながらもしばらくは 窓の鍵を厳重に閉めてからでないと寝れませんでした。 熊(羆)は、幽霊よりよっぽど怖いです。 | ||||
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北海道の民宿で薦められて購入しました。 これを読んだら一人で山に入れなくなるぞ!と脅されたのですが、人間を喰らう描写が生々しく、確かにヒグマがいっそう怖くなりました。 自分の獲物は絶対に諦めないことや、狩りで「止め足」を使うほど頭がいいなど、ヒグマの習性がよく現れており勉強になりました。 ただ、隣の部屋で仲間が喰われているのに、落ち着いて酒を飲んでるってのがどうも納得できませんでした。 | ||||
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これの漫画版を読んだ後、購入して読んだ。 マンガには無い内容も◎。 ただ・・最後の終わり方があっさり。 マンガもそうだったかな。もう少し熊さんが乱れてもいい。 | ||||
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何かそれはちょっとっていう感じな部分はちょいちょいあるが、最後までどんどん読めました。 | ||||
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冒頭からぐいぐい引き込まれるストーリーで、一気に読んでしまった。 外部との通信を切断された小さな小屋の閉塞感と、 どこから現れるか分からないヒグマの脅威はもはやホラー。 襲われ、生きたまま食われる描写の細かさがまた恐ろしい。 ヒロインの精神性の強すぎる点や、 ヒロインの弟である学者との間で繰り広げられる死闘など 作りすぎの感もあるが、エンターテインメントとしては最高レベルだといえる。 | ||||
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この作品は、ミステリーとわ言えないないのですがそこは置いといて情景描写がとてもすごく読んでいる自分まで緊張感、天塩研究林の寒さ、極寒の地の厳しさまでもすごく伝わってきます。シャトゥーンと呼ばれる冬に穴にこもれず凶暴性の上がったクマに子ずれの雌という条件のクマを扱っていて一応フィクションなので、物語の主体となる人たちの視点から見れるので前に見た吉村昭さんの「羆嵐」に比べて視点が襲われたりする人に近いので面白っ方です。人は科学の力がないとここまで無力なもであることや、密猟者から自然の中に生きる動物を守る研究者の心、今までにあった熊による獣害の事件にも触れ熊に対する知識も学べる所が多々ありました。そして、熊に対する意識や他の動物に対する意識にこの本を読んで変わりました。 | ||||
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内容は面白いのですが、ミステリーではないです。 とりあえず最後の最後にミステリー要素を見ることは出来ますが、ヒグマの恐怖に完全に持っていかれてます。 これはパニックホラーというほうが正しいかもしれません。 ただ途中まではリアルな内容で綴っておいて、B級怪獣映画のようなラストというのはなんだかなあ・・・ | ||||
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本屋で何度か手にとってはやっぱりやーめた。を繰り返していた本でしたが ふとしたきっかけで購入して読みました。 思っていたよりずっと面白かった。もっと早く買えばよかったです。 え?という部分も多くありますが期待以上だったので星4つです。 よかった点は、熊の執念深さが 破壊力と相まって非常に恐ろしく描かれていた点です。 肉食獣は近くにいる獲物を無条件に襲うだけと思っていましたが、もはやターミネーター級 です。 主人公の弟はいい仕事してたと思います。自然を守ろうとた教授共々結局は災害の引き金 になったようだし因果応報、自然をコントロールして守ろうとすること自体人間のおごりでは ないかというメッセージは 岩明均の寄生獣に登場した市長の演説もそんなこと言ってたな と思い出しました。 あと熊との戦いも現実感があって純粋に面白かったです。(主人公の戦いは主人公補正が利きすぎで微妙) 微妙だった点は人間のほうで、 ・想像を絶する敵が現れたら、些細な争いはいったんおいといて生き残ろうとするのが 人間の本能だと思うのですが ミステリー的な要素を入れたかったのか登場当初の 人間関係が最後まで同じなのが気になりました。 特に不慮の事故?で仲間を撃ってしまった 人との絡みは極限状態に置かれた場面とは思えず日常的に感じ違和感があります ・運の強弱が桁違い。それは主人公級とやられ役では違うのは当然ですが 差がありすぎのような気がします。 ・熊の食欲と時系列が微妙。 1人目の犠牲者の食事時間は長いのに後ろに行くほどあっさり 平らげているような書かれ方で違和感がありました。 普通に考えれば久しぶりの肉はあっという間に食べ、徐々にペースが落ちたるのではないか と思うのですが、人間の食欲をベースに考えるからいけないんですかね。 | ||||
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極寒の地の描写やヒグマの習性、人間の自然破壊が生物に与えた影響など、良く調べられているなーと感心します。 かといって、くどくどと説教じみたことを書いてるわけではなく、皮肉を込めつつさらっと書かれているのが心憎いですね。 どうやらこの著者は北海道大学に通い、その後は北海道新聞社にも務めていたようで、その時の経験がこの作品に生かされているようです。 登場人物にマスコミや大学関係者がいますが、この人物たちはあるいは著者やその知人の代弁者なのかも知れませんね。 リアリティに関しては他の方が言ってるように大傑作『熊嵐』と比べてしまうと見劣りします。 また、上記したようなメッセージ性がある反面で、登場人物の思考・行動のチグハグさが目立ってしまっているのも難点。 もっとも、クマに蹂躙されながらも長い時間生きながらえて苦しむ様は、極寒の地ということもありテケテケの都市伝説(wikipedia参照)のような妙な説得力があったりしますがw 兎にも角にも娯楽小説としては十二分に評価に値する作品だと思います。 深く考察せず、B級パニックホラー映画を見るような心持ちで読むのが一番楽しめるでしょう。 冒頭からすぐさま没頭できるスピード感あふれる作風なので、気になったら書店で最初の数ページを読んでみましょう。 きっと、そのままお買い上げして続きを読みたくなりますから。 PS.「このミス大賞」の名でミステリ作品を期待すると拍子抜けするのでそこはご注意を! | ||||
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いろいろ酷評もあるようですが、面白かったです。まあ読んでみたらわかるのではないでしょうか?一気に読めます。フィクションとはいえ十分リアリティーもあります。ひどい評価もあって読もうかどうしようか思っていましたが夢枕さんのあとがき通りすばらしいものでした。 | ||||
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5トンのマイクロバスを持ち上げる腕力 100メートルを7秒で走る脚力 ワンボックスカー並みの巨体 ライオンやトラと格闘させれば10秒ほどで決着する ベテラン猟師を出し抜く知恵 壮絶な内容は、以前読んだ、故吉村昭のノンフィクション「羆嵐」のリメイクのような気持ちにさせられるほど衝撃的だった。 最近読んだ本の中では一番印象に残った本である。 「羆嵐」は三毛別事件と呼ばれ、北海道の開拓民の集落を襲った、日本最大の獣害を描いたノンフィクションである。 「むしろを玄関の戸とするような粗末な家を新婚の棲家としている夫婦を、深夜にヒグマが襲い、寝込みを襲われた新妻の骨を噛み砕く音を、なすすべもなく夫は外で震えながら聞いていた・・・・」そんな内容だったと記憶しているが、その「羆嵐」の現代版として蘇ったかのような小説である。 一気に読み終えて、作家増田俊成の今後が楽しみであります。 | ||||
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芥川賞とか直木賞とか有難がる人種からは、間違いなくヒンシュクもんでしょうな・・・でも僕はこういうのが読みたかった!一端読み始めたらやめられません。ほとんど暴力的に。小説読んでるというより、ターミネーターとか、エイリアンみたいな映画観てる感覚です。こういう今様の小説(?)は好きです。プロットも人物描写もヘッタクレもありません。 芥川賞みたいなの読みたい気分なら、僕はジャン・ジュネでも読みます。 とにかく中途半端なのが一番苦手や・・・ 夢枕獏の解説に乗っかって「黄色い牙」も読んでみました。直木賞派ならこっちの方がいい?熊の生態なんか作家は全然知らない点では同じです。好き嫌いなら僕はやっぱ全然シャトゥーンだ。「羆嵐」は昔読んでブルった記憶がある。再読してみのだが途中で投げてしまった。シャトゥーンの印象が強すぎてもう効かない・・・「文学」としてはまともなんだろうが、そんなこと興味ない。どうでもいい。エンターテイメントとして読みたいだけだから・・・ | ||||
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Mr.Childrenの「蘇生」のサビにあわせて、この本の内容を手短に説明しますと、 何度でも何度でも僕は食われ咬まれていく といったところです。(やや不謹慎か?) この小説を読むと、ヒグマと人間の身体能力の圧倒的な差を、襲撃の場面で感じることでしょう。 彼らの異常なまでの獲物への執念深さに背筋が凍ることでしょう。 食われる人間の痛みがよく伝わってくることでしょう。 だんだんと人間のどの部分が上手いのかを理解していくヒグマが憎らしくもなるでしょう。 ショットガンを何発食らおうと、全力全開で狩りに来る熊さんがタイラントさんに見えました。 (注 タイラント…カプコンから出されたアクションアドベンチャーゲーム「バイオハザード」のボス。 巨大なツメと機敏な動きでプレイヤーを恐怖のどん底に叩き落します。) 母熊が主に襲い掛かってくるのですが、仔熊はほとんど襲ってきません。 ラストバトルでも母熊がかなりのピンチの時も子ども達は見ているだけです。 実際そんなものなのでしょうか。 上記のように冷静に見返せば突っ込みどころはいろいろとあると思います。 しかし、夢中で読ませてくれる勢いがあります。熊に目をつけられている場面の緊迫感は相当なものです。 何時出てくんだ、でてきたらどうすんだと気になってついつい読み進めることになりました。 この世には絶対に人間の力の及ばない存在があるのだなあ、と読み終わってしみじみ感じました。 | ||||
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山小屋で年越しを迎えようと集まった仲間達。しかし小屋は狂暴なヒグマに襲われ、一人また一人と餌食になっていく…。殺されるシーンの描写が細かくハラハラさせられ、続きが気になりページをめくる手が止まらなかった。最後は少し拍子抜けしてしまったが、ホラー映画を思わせる曖昧な結末で続編の存在を匂わせた感があり、これはこれで良かったのではないか。本作は熊と人間の死闘を描いたB級アニマルパニックだが、その原因を作った環境破壊にも若干目を向けている。評価は星4つ。登場人物に関する描写が少なく人物を想像し難いため、感情移入が難しかったところが少々残念だった。 | ||||
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小説としての正直な感想を述べます。 ストーリー展開は常に「スリル」があり、読めば読むほどに次の展開が気になってしまう構成です。 北海道の極寒における情景描写が素晴らしく、臨場感あふれる作品であると思います。 ヒグマに関することも相当調査した上で書かれた作品であることは、様々な箇所から伝わってきます。 書籍の中の著者紹介で「北海道大学入学」とあったので、おそらくは動物学を専攻していたと思われ、その知識がよく活かされた内容です。 科学的視点や人間の行動的に言えば、「ありえない」と思われる内容は随所にあります。 例えば手をちぎられながらも戦闘を続けたり、瀕死の状態でマイナス30度以下の中数時間生きていたり・・・ しかし、その「ありえない」描写ではあるものの、人間の「極限状態」ではその様なこともあるのかなと思わせる内容です。 むしろその「ありえない」部分がこの作品の凄さかもしれません。 個人的意見ですが、科学的な知見からの是非を問えば、この様な小説自体の存在の否定になると思います。 小説は「ありえない」部分があり初めて面白さを感じると思います。 その様な意味で、最高の作品に出会えました。 科学的に否定的な視線で見なければ、確実に「面白い!」と思わせる一冊でしょう。 こんなに夢中にさせられた小説は久しぶりです! | ||||
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漫画界で地上最強の生物といえば範馬勇次郎が定説ですが現実の最強生物といえばヒグマ! 現在格闘雑誌「ゴンカク」で柔道家木村政彦の話を(これも超名作)連載している作家増田俊成が書いた最強ヒグマ本「シャトゥーン―ヒグマの森」一気に読破しました。 最近サメの番組続けざまに見てサメの怖さにおののいてたけどこれ読んだら今度は熊のすさまじさにおののきました! シャトゥーンとは秋に食いだめに失敗して冬眠せずに徘徊する穴もたずの熊の意味で相当凶暴だそうです。 とにかく全編にわたってヒグマがどんだけすごくて怖ろしいかを解説しまくりで確実にヒグマ最強幻想が高まります。 曰く「虎やライオンなんか目じゃなく巨大で強い。実際に熊のフックでライオンの首とか簡単に折ってしまうらしい。最大で400〜450キロ」」「主武器はその爪で1本1本が長く太くどんな動きにも自由自在、木に引っ掛けて数百キロの体をぐいぐい引っ張り上げたり硬い凍土に穴を掘ったりも可能。その爪での傷は縫い合わせることが困難で獣による傷の中でもっとも治療がやっかい」」「強力なライフルで撃たれても数百メートル突進してきて撃った相手を殺す。顔が半分吹っ飛んでも攻撃をやめないし心臓を撃っても心筋が強いから撃たれた後もしばらく鼓動し続ける。」・・・とか。 すごいなヒグマ・・・。最強すぎるのもほどがあるって! でも怖いのはその身体能力だけじゃなく獲物として狙った相手を執拗に追い続ける執念深さ! 作中でも何人もの人間があっけなく倒され生きたまま食われてゆきます・・・この変の描写ものすごい残酷です。 ヒグマうんちくの他に冬の森の中でのサバイバル知識も多々紹介されてるのでそれも結構勉強になりました。 昔「ジョ−ズ」見たとき海に行きたくなくなったようにこの本読むと山とか行きたくなくなりました。 とにかくヒグマにきをつけろ!! | ||||
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夜の11時過ぎに読み始め、3時頃までに一気に読み終えました。もう北海道旅行などしたくなくなる程の恐怖を味わいました!スプラッター的なグロさはあるものの、ヒグマ食害の悲惨さがより伝わってくると思います。しかし、不満を感じたのも事実です。例えば・・・ @薫と美々だけは、なぜか不自然に致命傷を負わないことA終盤における昭の再登場には、さすがに無理があると感じる点B命の危険に晒されている状況にもかかわらず、西に対して安っぽい挑発を繰り返す瀬戸のバカさ加減が度を越しているため、あんなに献身的な瀬戸に対して今一感情移入できない点C電気も引かれていない極寒の山小屋で、妊婦と子供を含めたメンバーで何日も過ごそうと考える登場人物たちの浅はかさDそもそもヒグマの森にある山小屋なのに、護身用の銃剣類が何も無い点E結局決着はどうなったのかが曖昧で、せっかく最後まで読んだのにはぐらかされた気分になった点・・・ 等々のツッコミ所はかなりある小説でしたが、とにかく身震いする程の恐怖を味あわせてくれる小説でした。 | ||||
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手に取ってから5時間あまり。 トイレで手を洗うときと風呂に入る時以外は片時も 手放さず、一気に読み終えました。 本書は page-turner、「ページをめくる手が止められない」 というやつです。 マイクル・クライトンの精緻と洗練と該博。 アリステア・マクリーンのスピードとサスペンスと自然描写。 冒険小説の新星が現れました。 | ||||
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内容がわかりやすく展開もスピーディ そして絶え間なく降り掛かるヒグマの恐怖 実在する動物が題材になっているだけにリアルです。 襲われる人の視点で書かれている場面はヒグマの恐ろしさを更に際立ててます。 全編気の休まる事無く進む話は一息出読んでしまいました。 | ||||
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