エアフレーム -機体-

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

エアフレーム -機体-の評価:

4.05/5点 レビュー 20件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全62件 1〜20 1/4ページ
No.62
(4pt)

たいへんきれいでした

商品評価には、ヤケなどがあるとされていましたが、
ほとんど見当たらず、たいへんきれいな商品でした。
エアフレーム―機体〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150409633
No.61
(5pt)

さすが マイクル クライトン!

上下巻を一気に読ませる面白さです!意外な結末に向けて突き進むストーリーの展開の早さは、TV番組ERを彷彿とさせます。さらに航空機業界とテレビの報道番組の内幕までがお勉強できてしまいます。徹底したリサーチの上に描かれるストーリーは迫力満点です。
エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150409625
No.60
(4pt)

実はテレビ局の内幕小説?

以前外資系のテレビ局に勤めていたので、アメリカテレビ業界のあまりのリアルさに恐ろしくなりました。航空機事故を描いた小説と思っている方、違います。この小説はテレビ局対航空機メーカーの闘いがテーマです。そして、アメリカのテレビ局は実際、こんな取材をしています!(しかし、自らテレビ番組を作っていたクライトンが、ここまでテレビを悪く書いていいのだろうか)
もちろん、ストーリーは文句無しに面白いので誰でも楽しめると思います。飛行機に乗る直前以外に読みましょう。
エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150409625
No.59
(4pt)

たいへんきれいでした

商品評価には、ヤケなどがあるとされていましたが、
ほとんど見当たらず、たいへんきれいな商品でした。
エアフレーム―機体〈下〉 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈下〉 (Hayakawa Novels)より
4152080809
No.58
(5pt)

さすが マイクル クライトン!

上下巻を一気に読ませる面白さです!意外な結末に向けて突き進むストーリーの展開の早さは、TV番組ERを彷彿とさせます。さらに航空機業界とテレビの報道番組の内幕までがお勉強できてしまいます。徹底したリサーチの上に描かれるストーリーは迫力満点です。
エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels)より
4152080795
No.57
(4pt)

実はテレビ局の内幕小説?

以前外資系のテレビ局に勤めていたので、アメリカテレビ業界のあまりのリアルさに恐ろしくなりました。航空機事故を描いた小説と思っている方、違います。この小説はテレビ局対航空機メーカーの闘いがテーマです。そして、アメリカのテレビ局は実際、こんな取材をしています!(しかし、自らテレビ番組を作っていたクライトンが、ここまでテレビを悪く書いていいのだろうか)
もちろん、ストーリーは文句無しに面白いので誰でも楽しめると思います。飛行機に乗る直前以外に読みましょう。
エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels)より
4152080795
No.56
(3pt)

社内抗争、運航会社、マスコミと格闘する半沢直樹のような航空機メーカーの女性管理責任者の物語

やや古い内容になるが、航空機メーカーの内部の様子が詳細に書かれていて勉強になった。
得意のSF的な要素がないのでドキドキ感はすくなく、米国の工場は他部門の中間管理職が夜いくと怖い目にあったり、部下から障害事件を受けてもそのままだったり、アクション面にはやや無理を感じた。
エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150409625
No.55
(3pt)

社内抗争、運航会社、マスコミと格闘する半沢直樹のような航空機メーカーの女性管理責任者の物語

やや古い内容になるが、航空機メーカーの内部の様子が詳細に書かれていて勉強になった。
得意のSF的な要素がないのでドキドキ感はすくなく、米国の工場は他部門の中間管理職が夜いくと怖い目にあったり、部下から障害事件を受けてもそのままだったり、アクション面にはやや無理を感じた。
エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels)より
4152080795
No.54
(4pt)

小説を読んでちょっとお利口に

要約すれば、旅客機で発生した事故の調査に、組織内の権力争い、労使抗争、マスコミの偏向報道などを絡めたお話です。
日本でドラマ化するなら、堺雅人を主役に、上司役に香川照之あたりをキャスティングして、日曜夜に放送すれば、ヒットするかもしれません。
クライトンは、「古い皮袋に新しい酒を入れる」というのか、例え手垢のついたストーリーでもテクノロジーを使って目新しいストーリーに仕上げる名人だと思います。
本作でも、プロット自体は目新しいものは無いかもしれませんが、旅客機のテクノロジーに関するトピックを盛り込んで、読者に新鮮な印象を与えます。読者は、小説を楽しんだ後にちょっと知識が増えたように思えるでしょうし、そのあたりのお得感がベストセラーになった要因の一つではないでしょうか。
エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150409625
No.53
(4pt)

小説を読んでちょっとお利口に

要約すれば、旅客機で発生した事故の調査に、組織内の権力争い、労使抗争、マスコミの偏向報道などを絡めたお話です。
日本でドラマ化するなら、堺雅人を主役に、上司役に香川照之あたりをキャスティングして、日曜夜に放送すれば、ヒットするかもしれません。
クライトンは、「古い皮袋に新しい酒を入れる」というのか、例え手垢のついたストーリーでもテクノロジーを使って目新しいストーリーに仕上げる名人だと思います。
本作でも、プロット自体は目新しいものは無いかもしれませんが、旅客機のテクノロジーに関するトピックを盛り込んで、読者に新鮮な印象を与えます。読者は、小説を楽しんだ後にちょっと知識が増えたように思えるでしょうし、そのあたりのお得感がベストセラーになった要因の一つではないでしょうか。
エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels)より
4152080795
No.52
(4pt)

安全とは、努力の結果。しかし、規制緩和とコストダウンが、安全を脅かす。

テンポが速く、その展開に興味を覚える。
ホンコンからデンバーへ飛行中の大型旅客機から、ロサンゼルス空港に緊急着陸の要請がはいった。
空中で異常事態が発生し、多数の負傷者と死者が出たというのだ。
かろうじて着陸した旅客機の内部は、壊滅的な惨状を呈していた。
シートはつぶれ、さけた天井のパネルからは、配線や断熱材がむき出しになっている。
一体、何がおこったのか?
事故機を生産したノートン社では、緊急会議が招集され、直ちに事故原因究明チームが結成された。
ボーイングやダグラスと並ぶ業界最大手のノートンでは、中国との大規模な契約が進行中だった。
ケイシー・シングルトン 品質保証部の事故原因究明チーム
ジョン・マーダー 最高業務執行責任者(COO)
シングルトンは、マーダーに引き立てられる。聡明で、真実を追求するのに、全力をあげる。
飛行機というのは、部品が多く、コンピュータで殆ど制御されている。
航空会社の整備というのが大きな問題となる。
規制緩和ということは、逆にコストダウン、経費の節減ということで、
人命を預かる飛行に大きく影響してくる。エアーフレームといっていることに、意味がある。

「フロントはわしらにこういったものさ。可能な限り最良の飛行機をつくれとな。
ところが、いまではこうだ。
ー可能な限り最良の飛行機をつくれ、ただし、できるだけやすくあげろ」エイモス
「労せずしていい目が見られると思いこんでいるということさ。
政府が航空会社の規制を撤廃すれば、誰でもが歓迎する。
航空運賃が安くなれば、誰もが歓迎する。しかし、安全が保たれてきたのは、
それだけの努力をしてきたからじゃないか。新造の安全な期待の補充。
それらが良好な整備を受けることを保証する監督体制。
そういったものに力を注いできたからだ。だから、そんな時代は終わった。」

事故 その原因を探っていく。「スラットの不具合」そして 模造品。
事故は、いくつもの問題が重なってはじめてできる。
ディスクロージャーにでてくる女性が、マーダー側であった。
シングルトンは、あくまでもすがすがしくかかれている。リッチマンは、単なるぼんぼん。
マクダネル・ダグラス社が、ボーイング社に、吸収合併されていく。
規制撤廃がもたらした、旅客機メーカーの大型化。
テレビの報道番組に対する批判
「事実を可能な限り客観的に伝える。」
事件を説明するのに、あまりにも時間が短すぎる。
ヘッドラインだけが主流となっている。

ふーむ。飛行機が空を飛ぶ ということは、人類の成し遂げた重要な技術。
それを、規制緩和やコストダウンによって、安易に操作する。
ニンゲンのおごりが感じられる。それによって、イノチが奪われる。
エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150409625
No.51
(4pt)

安全とは、努力の結果。しかし、規制緩和とコストダウンが、安全を脅かす。

テンポが速く、その展開に興味を覚える。
ホンコンからデンバーへ飛行中の大型旅客機から、ロサンゼルス空港に緊急着陸の要請がはいった。
空中で異常事態が発生し、多数の負傷者と死者が出たというのだ。
かろうじて着陸した旅客機の内部は、壊滅的な惨状を呈していた。
シートはつぶれ、さけた天井のパネルからは、配線や断熱材がむき出しになっている。
一体、何がおこったのか?
事故機を生産したノートン社では、緊急会議が招集され、直ちに事故原因究明チームが結成された。
ボーイングやダグラスと並ぶ業界最大手のノートンでは、中国との大規模な契約が進行中だった。
ケイシー・シングルトン 品質保証部の事故原因究明チーム
ジョン・マーダー 最高業務執行責任者(COO)
シングルトンは、マーダーに引き立てられる。聡明で、真実を追求するのに、全力をあげる。
飛行機というのは、部品が多く、コンピュータで殆ど制御されている。
航空会社の整備というのが大きな問題となる。
規制緩和ということは、逆にコストダウン、経費の節減ということで、
人命を預かる飛行に大きく影響してくる。エアーフレームといっていることに、意味がある。

「フロントはわしらにこういったものさ。可能な限り最良の飛行機をつくれとな。
ところが、いまではこうだ。
ー可能な限り最良の飛行機をつくれ、ただし、できるだけやすくあげろ」エイモス
「労せずしていい目が見られると思いこんでいるということさ。
政府が航空会社の規制を撤廃すれば、誰でもが歓迎する。
航空運賃が安くなれば、誰もが歓迎する。しかし、安全が保たれてきたのは、
それだけの努力をしてきたからじゃないか。新造の安全な期待の補充。
それらが良好な整備を受けることを保証する監督体制。
そういったものに力を注いできたからだ。だから、そんな時代は終わった。」

事故 その原因を探っていく。「スラットの不具合」そして 模造品。
事故は、いくつもの問題が重なってはじめてできる。
ディスクロージャーにでてくる女性が、マーダー側であった。
シングルトンは、あくまでもすがすがしくかかれている。リッチマンは、単なるぼんぼん。
マクダネル・ダグラス社が、ボーイング社に、吸収合併されていく。
規制撤廃がもたらした、旅客機メーカーの大型化。
テレビの報道番組に対する批判
「事実を可能な限り客観的に伝える。」
事件を説明するのに、あまりにも時間が短すぎる。
ヘッドラインだけが主流となっている。

ふーむ。飛行機が空を飛ぶ ということは、人類の成し遂げた重要な技術。
それを、規制緩和やコストダウンによって、安易に操作する。
ニンゲンのおごりが感じられる。それによって、イノチが奪われる。
エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels)より
4152080795
No.50
(5pt)

テクノサスペンスの名手の本領発揮&マスメディアの怖さ

Kindle英語版です。

テクノサスペンスの名手Michael Crichtonの本領発揮です。「Jurassic park」や「Sphere」といったSF作品と違い、旅客機事故を発端としたストーリーなのでいかにも現実味を帯びており、よりリアリスチックな小説が好きな私にはとてもフィーリングが合っていました。レビュアーの方々が書かれているとおり、飛行機事故そのものよりマスコミとの駆け引きが物語の主体です。航空機製造会社の品質管理マネージャーの女性が、自社製航空機の事故の原因究明をしていく中で、サードメーカー製の偽部品の使用と航空機運航会社のパイロットの人為的ミスの複合的原因であることが浮かび上がるのですが、当の航空機運航会社はまさに旅客機大量発注のビジネスが持ち上がっている最優先顧客である、というジレンマにどう立ち向かうか。事故を社会受けする設計ミスの問題として製造会社の責任を追及しようとするマスコミが追いつめる絶体絶命の状況を如何にかわすのか。Page turnerの面目躍如です。

Crichtonは「State of Fear」でもマスメディアの「科学的根拠を持たない感情的世論操作」を批判していますが、本作でも姿勢は一貫しており(本作の方が出版は早いかもしれません)、彼のマスメディアの世論誘導の危険性に対する批判ともとれます。

振りかえって、日本のマスメディアはどうでしょうか。あくまでも私見ですが、Crichtonの案ずるところの「科学的根拠を持たない感情的世論操作」を行っているのではないでしょうか。民主主義の皮をかぶった全体主義、といった感じもします。至近な例でいえば、ワクチンの副作用の問題も、ワクチンを打たないことによる死者数や社会的費用負担との比較を無視して、ワクチンの副作用を感情論的に扱い結果的に世論を操作し、日本をワクチン後進国に陥れています。科学的検証をベースとしないマスメディアの感情優先の全体主義的傾向を「State of Fear」でCrichtonは強く危惧していますが、彼のそのような視点が本作に反映されていると感じるのは、考えすぎでしょうか。レビューが脱線してしまいましたが、そのようなCrichtonの意図があったにせよ、無かったにせよ、本作は面白いPage tunerです!
エアフレーム―機体〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150409633
No.49
(2pt)

航空躯体製造業者をほめ殺し?

ミステリーとして致命的なのは、事故究明のスタッフが普通最初にすること(乗務員や乗客から事情を聴くことー墜落事故でないため殆どが生存)を大してせずに、壊れたフライトレコーダーや乗客の撮影したビデオを使って謎解きをしようとするするところです。特に操縦士は「帰ってしまった」では済まされませんですよね。この隔靴掻痒を正当化するプロットがなければ、この小説は「航空機製造業にシンパシーを持った人の蘊蓄披露物語」の域を出ません。マスコミ批判はありきたりのレベル。唯一面白かったのは、主人公に攻撃的レポーターから身を守る術を伝授するマスコミ対策のプロのおばさんの登場(本当に実在してそう)。クライトン先生の他の小説でも感じるのですが、彼は推敲や査読なしで(欠陥を発刊前にチェックせず)小説を発表しているでは?もう一つ思うのは彼は実はとても「いいひと」で、今回はボーイング社の友人の話に乗ってしまい航空躯体製造業を賛美しすぎてしまったのかな、ということです。航空機事故の責任の大半が航空会社のメインテナンス不備や人為ミス、航空躯体と関係ないエンジントラブルにあるというのはちょっと主張に無理があるように思います。墜落した日航機の欠陥修理責任者は誰なのかな?
エアフレーム―機体〈下〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150409633
No.48
(5pt)

テクノサスペンスの名手の本領発揮&マスメディアの怖さ

Kindle英語版です。

テクノサスペンスの名手Michael Crichtonの本領発揮です。「Jurassic park」や「Sphere」といったSF作品と違い、旅客機事故を発端としたストーリーなのでいかにも現実味を帯びており、よりリアリスチックな小説が好きな私にはとてもフィーリングが合っていました。レビュアーの方々が書かれているとおり、飛行機事故そのものよりマスコミとの駆け引きが物語の主体です。航空機製造会社の品質管理マネージャーの女性が、自社製航空機の事故の原因究明をしていく中で、サードメーカー製の偽部品の使用と航空機運航会社のパイロットの人為的ミスの複合的原因であることが浮かび上がるのですが、当の航空機運航会社はまさに旅客機大量発注のビジネスが持ち上がっている最優先顧客である、というジレンマにどう立ち向かうか。事故を社会受けする設計ミスの問題として製造会社の責任を追及しようとするマスコミが追いつめる絶体絶命の状況を如何にかわすのか。Page turnerの面目躍如です。

Crichtonは「State of Fear」でもマスメディアの「科学的根拠を持たない感情的世論操作」を批判していますが、本作でも姿勢は一貫しており(本作の方が出版は早いかもしれません)、彼のマスメディアの世論誘導の危険性に対する批判ともとれます。

振りかえって、日本のマスメディアはどうでしょうか。あくまでも私見ですが、Crichtonの案ずるところの「科学的根拠を持たない感情的世論操作」を行っているのではないでしょうか。民主主義の皮をかぶった全体主義、といった感じもします。至近な例でいえば、ワクチンの副作用の問題も、ワクチンを打たないことによる死者数や社会的費用負担との比較を無視して、ワクチンの副作用を感情論的に扱い結果的に世論を操作し、日本をワクチン後進国に陥れています。科学的検証をベースとしないマスメディアの感情優先の全体主義的傾向を「State of Fear」でCrichtonは強く危惧していますが、彼のそのような視点が本作に反映されていると感じるのは、考えすぎでしょうか。レビューが脱線してしまいましたが、そのようなCrichtonの意図があったにせよ、無かったにせよ、本作は面白いPage tunerです!
エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150409625
No.47
(2pt)

航空躯体製造業者をほめ殺し?

ミステリーとして致命的なのは、事故究明のスタッフが普通最初にすること(乗務員や乗客から事情を聴くことー墜落事故でないため殆どが生存)を大してせずに、壊れたフライトレコーダーや乗客の撮影したビデオを使って謎解きをしようとするするところです。特に操縦士は「帰ってしまった」では済まされませんですよね。この隔靴掻痒を正当化するプロットがなければ、この小説は「航空機製造業にシンパシーを持った人の蘊蓄披露物語」の域を出ません。マスコミ批判はありきたりのレベル。唯一面白かったのは、主人公に攻撃的レポーターから身を守る術を伝授するマスコミ対策のプロのおばさんの登場(本当に実在してそう)。クライトン先生の他の小説でも感じるのですが、彼は推敲や査読なしで(欠陥を発刊前にチェックせず)小説を発表しているでは?もう一つ思うのは彼は実はとても「いいひと」で、今回はボーイング社の友人の話に乗ってしまい航空躯体製造業を賛美しすぎてしまったのかな、ということです。航空機事故の責任の大半が航空会社のメインテナンス不備や人為ミス、航空躯体と関係ないエンジントラブルにあるというのはちょっと主張に無理があるように思います。墜落した日航機の欠陥修理責任者は誰なのかな?
エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)より
4150409625
No.46
(5pt)

テクノサスペンスの名手の本領発揮&マスメディアの怖さ

Kindle英語版です。

テクノサスペンスの名手Michael Crichtonの本領発揮です。「Jurassic park」や「Sphere」といったSF作品と違い、旅客機事故を発端としたストーリーなのでいかにも現実味を帯びており、よりリアリスチックな小説が好きな私にはとてもフィーリングが合っていました。レビュアーの方々が書かれているとおり、飛行機事故そのものよりマスコミとの駆け引きが物語の主体です。航空機製造会社の品質管理マネージャーの女性が、自社製航空機の事故の原因究明をしていく中で、サードメーカー製の偽部品の使用と航空機運航会社のパイロットの人為的ミスの複合的原因であることが浮かび上がるのですが、当の航空機運航会社はまさに旅客機大量発注のビジネスが持ち上がっている最優先顧客である、というジレンマにどう立ち向かうか。事故を社会受けする設計ミスの問題として製造会社の責任を追及しようとするマスコミが追いつめる絶体絶命の状況を如何にかわすのか。Page turnerの面目躍如です。

Crichtonは「State of Fear」でもマスメディアの「科学的根拠を持たない感情的世論操作」を批判していますが、本作でも姿勢は一貫しており(本作の方が出版は早いかもしれません)、彼のマスメディアの世論誘導の危険性に対する批判ともとれます。

振りかえって、日本のマスメディアはどうでしょうか。あくまでも私見ですが、Crichtonの案ずるところの「科学的根拠を持たない感情的世論操作」を行っているのではないでしょうか。民主主義の皮をかぶった全体主義、といった感じもします。至近な例でいえば、ワクチンの副作用の問題も、ワクチンを打たないことによる死者数や社会的費用負担との比較を無視して、ワクチンの副作用を感情論的に扱い結果的に世論を操作し、日本をワクチン後進国に陥れています。科学的検証をベースとしないマスメディアの感情優先の全体主義的傾向を「State of Fear」でCrichtonは強く危惧していますが、彼のそのような視点が本作に反映されていると感じるのは、考えすぎでしょうか。レビューが脱線してしまいましたが、そのようなCrichtonの意図があったにせよ、無かったにせよ、本作は面白いPage tunerです!
エアフレーム―機体〈下〉 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈下〉 (Hayakawa Novels)より
4152080809
No.45
(2pt)

航空躯体製造業者をほめ殺し?

ミステリーとして致命的なのは、事故究明のスタッフが普通最初にすること(乗務員や乗客から事情を聴くことー墜落事故でないため殆どが生存)を大してせずに、壊れたフライトレコーダーや乗客の撮影したビデオを使って謎解きをしようとするするところです。特に操縦士は「帰ってしまった」では済まされませんですよね。この隔靴掻痒を正当化するプロットがなければ、この小説は「航空機製造業にシンパシーを持った人の蘊蓄披露物語」の域を出ません。マスコミ批判はありきたりのレベル。唯一面白かったのは、主人公に攻撃的レポーターから身を守る術を伝授するマスコミ対策のプロのおばさんの登場(本当に実在してそう)。クライトン先生の他の小説でも感じるのですが、彼は推敲や査読なしで(欠陥を発刊前にチェックせず)小説を発表しているでは?もう一つ思うのは彼は実はとても「いいひと」で、今回はボーイング社の友人の話に乗ってしまい航空躯体製造業を賛美しすぎてしまったのかな、ということです。航空機事故の責任の大半が航空会社のメインテナンス不備や人為ミス、航空躯体と関係ないエンジントラブルにあるというのはちょっと主張に無理があるように思います。墜落した日航機の欠陥修理責任者は誰なのかな?
エアフレーム―機体〈下〉 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈下〉 (Hayakawa Novels)より
4152080809
No.44
(5pt)

テクノサスペンスの名手の本領発揮&マスメディアの怖さ

Kindle英語版です。

テクノサスペンスの名手Michael Crichtonの本領発揮です。「Jurassic park」や「Sphere」といったSF作品と違い、旅客機事故を発端としたストーリーなのでいかにも現実味を帯びており、よりリアリスチックな小説が好きな私にはとてもフィーリングが合っていました。レビュアーの方々が書かれているとおり、飛行機事故そのものよりマスコミとの駆け引きが物語の主体です。航空機製造会社の品質管理マネージャーの女性が、自社製航空機の事故の原因究明をしていく中で、サードメーカー製の偽部品の使用と航空機運航会社のパイロットの人為的ミスの複合的原因であることが浮かび上がるのですが、当の航空機運航会社はまさに旅客機大量発注のビジネスが持ち上がっている最優先顧客である、というジレンマにどう立ち向かうか。事故を社会受けする設計ミスの問題として製造会社の責任を追及しようとするマスコミが追いつめる絶体絶命の状況を如何にかわすのか。Page turnerの面目躍如です。

Crichtonは「State of Fear」でもマスメディアの「科学的根拠を持たない感情的世論操作」を批判していますが、本作でも姿勢は一貫しており(本作の方が出版は早いかもしれません)、彼のマスメディアの世論誘導の危険性に対する批判ともとれます。

振りかえって、日本のマスメディアはどうでしょうか。あくまでも私見ですが、Crichtonの案ずるところの「科学的根拠を持たない感情的世論操作」を行っているのではないでしょうか。民主主義の皮をかぶった全体主義、といった感じもします。至近な例でいえば、ワクチンの副作用の問題も、ワクチンを打たないことによる死者数や社会的費用負担との比較を無視して、ワクチンの副作用を感情論的に扱い結果的に世論を操作し、日本をワクチン後進国に陥れています。科学的検証をベースとしないマスメディアの感情優先の全体主義的傾向を「State of Fear」でCrichtonは強く危惧していますが、彼のそのような視点が本作に反映されていると感じるのは、考えすぎでしょうか。レビューが脱線してしまいましたが、そのようなCrichtonの意図があったにせよ、無かったにせよ、本作は面白いPage tunerです!
エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels)より
4152080795
No.43
(2pt)

航空躯体製造業者をほめ殺し?

ミステリーとして致命的なのは、事故究明のスタッフが普通最初にすること(乗務員や乗客から事情を聴くことー墜落事故でないため殆どが生存)を大してせずに、壊れたフライトレコーダーや乗客の撮影したビデオを使って謎解きをしようとするするところです。特に操縦士は「帰ってしまった」では済まされませんですよね。この隔靴掻痒を正当化するプロットがなければ、この小説は「航空機製造業にシンパシーを持った人の蘊蓄披露物語」の域を出ません。マスコミ批判はありきたりのレベル。唯一面白かったのは、主人公に攻撃的レポーターから身を守る術を伝授するマスコミ対策のプロのおばさんの登場(本当に実在してそう)。クライトン先生の他の小説でも感じるのですが、彼は推敲や査読なしで(欠陥を発刊前にチェックせず)小説を発表しているでは?もう一つ思うのは彼は実はとても「いいひと」で、今回はボーイング社の友人の話に乗ってしまい航空躯体製造業を賛美しすぎてしまったのかな、ということです。航空機事故の責任の大半が航空会社のメインテナンス不備や人為ミス、航空躯体と関係ないエンジントラブルにあるというのはちょっと主張に無理があるように思います。墜落した日航機の欠陥修理責任者は誰なのかな?
エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels) Amazon書評・レビュー: エアフレーム―機体〈上〉 (Hayakawa Novels)より
4152080795