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エアフレーム -機体-
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【この小説が収録されている参考書籍】
エアフレーム -機体-の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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やや古い内容になるが、航空機メーカーの内部の様子が詳細に書かれていて勉強になった。 得意のSF的な要素がないのでドキドキ感はすくなく、米国の工場は他部門の中間管理職が夜いくと怖い目にあったり、部下から障害事件を受けてもそのままだったり、アクション面にはやや無理を感じた。 | ||||
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要約すれば、旅客機で発生した事故の調査に、組織内の権力争い、労使抗争、マスコミの偏向報道などを絡めたお話です。 日本でドラマ化するなら、堺雅人を主役に、上司役に香川照之あたりをキャスティングして、日曜夜に放送すれば、ヒットするかもしれません。 クライトンは、「古い皮袋に新しい酒を入れる」というのか、例え手垢のついたストーリーでもテクノロジーを使って目新しいストーリーに仕上げる名人だと思います。 本作でも、プロット自体は目新しいものは無いかもしれませんが、旅客機のテクノロジーに関するトピックを盛り込んで、読者に新鮮な印象を与えます。読者は、小説を楽しんだ後にちょっと知識が増えたように思えるでしょうし、そのあたりのお得感がベストセラーになった要因の一つではないでしょうか。 | ||||
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テンポが速く、その展開に興味を覚える。 ホンコンからデンバーへ飛行中の大型旅客機から、ロサンゼルス空港に緊急着陸の要請がはいった。 空中で異常事態が発生し、多数の負傷者と死者が出たというのだ。 かろうじて着陸した旅客機の内部は、壊滅的な惨状を呈していた。 シートはつぶれ、さけた天井のパネルからは、配線や断熱材がむき出しになっている。 一体、何がおこったのか? 事故機を生産したノートン社では、緊急会議が招集され、直ちに事故原因究明チームが結成された。 ボーイングやダグラスと並ぶ業界最大手のノートンでは、中国との大規模な契約が進行中だった。 ケイシー・シングルトン 品質保証部の事故原因究明チーム ジョン・マーダー 最高業務執行責任者(COO) シングルトンは、マーダーに引き立てられる。聡明で、真実を追求するのに、全力をあげる。 飛行機というのは、部品が多く、コンピュータで殆ど制御されている。 航空会社の整備というのが大きな問題となる。 規制緩和ということは、逆にコストダウン、経費の節減ということで、 人命を預かる飛行に大きく影響してくる。エアーフレームといっていることに、意味がある。 「フロントはわしらにこういったものさ。可能な限り最良の飛行機をつくれとな。 ところが、いまではこうだ。 ー可能な限り最良の飛行機をつくれ、ただし、できるだけやすくあげろ」エイモス 「労せずしていい目が見られると思いこんでいるということさ。 政府が航空会社の規制を撤廃すれば、誰でもが歓迎する。 航空運賃が安くなれば、誰もが歓迎する。しかし、安全が保たれてきたのは、 それだけの努力をしてきたからじゃないか。新造の安全な期待の補充。 それらが良好な整備を受けることを保証する監督体制。 そういったものに力を注いできたからだ。だから、そんな時代は終わった。」 事故 その原因を探っていく。「スラットの不具合」そして 模造品。 事故は、いくつもの問題が重なってはじめてできる。 ディスクロージャーにでてくる女性が、マーダー側であった。 シングルトンは、あくまでもすがすがしくかかれている。リッチマンは、単なるぼんぼん。 マクダネル・ダグラス社が、ボーイング社に、吸収合併されていく。 規制撤廃がもたらした、旅客機メーカーの大型化。 テレビの報道番組に対する批判 「事実を可能な限り客観的に伝える。」 事件を説明するのに、あまりにも時間が短すぎる。 ヘッドラインだけが主流となっている。 ふーむ。飛行機が空を飛ぶ ということは、人類の成し遂げた重要な技術。 それを、規制緩和やコストダウンによって、安易に操作する。 ニンゲンのおごりが感じられる。それによって、イノチが奪われる。 | ||||
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Kindle英語版です。 テクノサスペンスの名手Michael Crichtonの本領発揮です。「Jurassic park」や「Sphere」といったSF作品と違い、旅客機事故を発端としたストーリーなのでいかにも現実味を帯びており、よりリアリスチックな小説が好きな私にはとてもフィーリングが合っていました。レビュアーの方々が書かれているとおり、飛行機事故そのものよりマスコミとの駆け引きが物語の主体です。航空機製造会社の品質管理マネージャーの女性が、自社製航空機の事故の原因究明をしていく中で、サードメーカー製の偽部品の使用と航空機運航会社のパイロットの人為的ミスの複合的原因であることが浮かび上がるのですが、当の航空機運航会社はまさに旅客機大量発注のビジネスが持ち上がっている最優先顧客である、というジレンマにどう立ち向かうか。事故を社会受けする設計ミスの問題として製造会社の責任を追及しようとするマスコミが追いつめる絶体絶命の状況を如何にかわすのか。Page turnerの面目躍如です。 Crichtonは「State of Fear」でもマスメディアの「科学的根拠を持たない感情的世論操作」を批判していますが、本作でも姿勢は一貫しており(本作の方が出版は早いかもしれません)、彼のマスメディアの世論誘導の危険性に対する批判ともとれます。 振りかえって、日本のマスメディアはどうでしょうか。あくまでも私見ですが、Crichtonの案ずるところの「科学的根拠を持たない感情的世論操作」を行っているのではないでしょうか。民主主義の皮をかぶった全体主義、といった感じもします。至近な例でいえば、ワクチンの副作用の問題も、ワクチンを打たないことによる死者数や社会的費用負担との比較を無視して、ワクチンの副作用を感情論的に扱い結果的に世論を操作し、日本をワクチン後進国に陥れています。科学的検証をベースとしないマスメディアの感情優先の全体主義的傾向を「State of Fear」でCrichtonは強く危惧していますが、彼のそのような視点が本作に反映されていると感じるのは、考えすぎでしょうか。レビューが脱線してしまいましたが、そのようなCrichtonの意図があったにせよ、無かったにせよ、本作は面白いPage tunerです! | ||||
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ミステリーとして致命的なのは、事故究明のスタッフが普通最初にすること(乗務員や乗客から事情を聴くことー墜落事故でないため殆どが生存)を大してせずに、壊れたフライトレコーダーや乗客の撮影したビデオを使って謎解きをしようとするするところです。特に操縦士は「帰ってしまった」では済まされませんですよね。この隔靴掻痒を正当化するプロットがなければ、この小説は「航空機製造業にシンパシーを持った人の蘊蓄披露物語」の域を出ません。マスコミ批判はありきたりのレベル。唯一面白かったのは、主人公に攻撃的レポーターから身を守る術を伝授するマスコミ対策のプロのおばさんの登場(本当に実在してそう)。クライトン先生の他の小説でも感じるのですが、彼は推敲や査読なしで(欠陥を発刊前にチェックせず)小説を発表しているでは?もう一つ思うのは彼は実はとても「いいひと」で、今回はボーイング社の友人の話に乗ってしまい航空躯体製造業を賛美しすぎてしまったのかな、ということです。航空機事故の責任の大半が航空会社のメインテナンス不備や人為ミス、航空躯体と関係ないエンジントラブルにあるというのはちょっと主張に無理があるように思います。墜落した日航機の欠陥修理責任者は誰なのかな? | ||||
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商品評価には、ヤケなどがあるとされていましたが、 ほとんど見当たらず、たいへんきれいな商品でした。 | ||||
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商品評価には、ヤケなどがあるとされていましたが、 ほとんど見当たらず、たいへんきれいな商品でした。 | ||||
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あまり難しい心情描写や複雑な表現が少ないサスペンス物は 英語の勉強にもってこいですね。 平易な英語で書いてあるので読みやすい。 最後まで読み通せました。 余談になりますが、BTOYA(Be There, or it's Your Ass)みたいな略語がアメリカにもあるのがわかったのも面白かったですね。ちなみに主人公のポケベルに上司から呼び出しがかかったときのことです。 ハヤカワの翻訳版は、あとで読んでみましたがなんかいまいちでした。 | ||||
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出張が続くので、文字通り飛行機の中でドキドキしながら読もうと思って買いました。 が、いい意味で内容は予想に反したものでした。航空機事故をきっかけに作者ならではの鋭いメスが航空機産業に入るのかと思いきや、勿論それもなくはないのですが、むしろ事故を追いかけるマスコミを容赦なく叩きのめしているのが実に痛快でした。軽薄で、表面的で、真実などに興味は無く、見た目やインパクトのみで勝負する彼らの姿勢は本来の報道とは似ても似つかぬものであり、恥ずかしげもなくエンタメ路線を標榜する本邦の阿呆テレビ局も同様です。こうしたマスコミは最早「社会悪」とも言うべき存在であり、最新作“State of Fear”ではP.L.M.(政治家、弁護士、メディア)としてより大きなスケールで取り上げられることになります。 その一方で、業界人である作者が身内の業界をここまで揶揄していいのかしらとか、もしかしてそこをウリにしているのだとすればコワイなぁとか思ったりしました。 でも、読後感はとっても爽やかです。おすすめの一冊。 蛇足ですが、主人公がFord社の社内ポリティクスに嫌気がさして転職したり、旦那もトヨタに転職したり、ちょっぴり日本贔屓な設定も出てきます。 | ||||
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旅客機の事故を調査するメーカー技術者たちの活動を中心に話が進み、社内の権力争い、メディアのセンセーショナリズムとの闘い、その他のサイドストーリーも盛沢山で、最後は意外な事故原因で結末を迎える。 英文は読みやすいが、技術的な説明は分かりにくく、ちょっと退屈なように思いました。 | ||||
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どなたかも書かれていましたが、Michael Crichtonにしては珍しくSFでないお話。航空機メーカーが舞台で、前半は主として事故に関するやや専門的な説明だったせいか、やや退屈でした。むろん、素人にわかるように説明してくれていますので、理解しやすいですし、飛行機にも詳しくなれます。この本で初めて、パイロットが操縦できる飛行機は1種機種と限られていると知りました。飛行機メーカーではエンジンは作っておらず、注文主に応じてどこのエンジンをつけるか、とか、内装をどうするかとか、コクピットの仕様をどうするかカスタマイズするのだとか。で、メーカーの命は「翼」だそうで、「へえ〜へえ〜」トリビアの泉です。そういや、ボーイング社の競争力が落ちて来たのは翼をアメリカ国外で製造しているからだ、なんて記事をどこかで読んだ事があったな・・・。 後半は、メーカー対テレビ局。この辺りから楽しめます。専門用語以外は難しい単語もなく、平易な英語です。 | ||||
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航空機事故とその原因究明に関わる人々の活躍。その究明作業に暗い影を落とす企業内部の利権が絡む。そして事実とかけ離れた報道番組を制作して視聴者を喜ばせようとするマスコミの姿勢。面白い!日常に刺激の無くなった現在、テレビ画面の虚像こそが真実だと思う人々の考え方に警鐘を鳴らしているようにも思える。航空機事故の原因を究明していく過程とマスコミの取材攻勢とで物語りに緊迫感があり、一気に読めてしまう。何よりも印象的なのは取材する側の無知と事実を歪曲しようとする姿勢。 | ||||
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マイケル・クライトンお得意のテクノ・スリラー系のお話だと思って読み始めたのですが、ちょっと違いました。しかし、いい意味で期待を裏切られましたね。とても面白い話でした。アメリカの航空機メーカー・ノートン社の主力機が着陸態勢に入る前に事故を起こした。早速事故調査チームが原因究明に乗り出すが、パイロットの報告と機体の状態には不可解な矛盾点が・・・。さらにこの事故のニュースを利用してライバル局との視聴率競争を制しようとするTVメディアや労働組合の妨害工作など、様々な立場の人間の思惑が交錯する・・・。こんな複雑な状況で、はたして主人公の女性エグゼクティヴは事件を解決できるのか・・・?SFじゃないお話って、『ER』以外にもあったんですね、クライトンて。 | ||||
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今回は趣向をかえてCDに挑戦しました。米国ではCDも好まれるようで、車旅行での移動の際には退屈しのぎの理想的なアイテムみたいです。多分、オリジナルを少し省いているかもしれませんが、それでもクライトンの博識ぶりが十二分に感じとれました。結構、航空機は出張で利用しているのですが、航空機産業の内面が各たるものとは知りませんでした。物語も面白いのですが、それ以上に社会勉強ができた感じです。もちろんCDはRandom Houseのもので、ナレーションはクリアでクライトンの素直な英語と相まって理想的なリスニング教材でもあります。是非、お試しあれ! | ||||
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航空機事故を扱ってはいますが、実際にはテレビ番組の取材体制の問題を鋭くついた作品なのですねー。クライトンらしい緻密で真に迫った描写で、とても面白く読みました。最後にあれ?と思ったのは、巻末の香山二三郎という人の解説。ちょっと的外れで、この人読んでないんじゃないのと思いました。もちろん作品自体には文句はありません。おすすめ! | ||||
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クライトン小説は「あなたの知らない世界」が常にテーマになってます。「考古学&カオス理論」の「ジュラシックパーク」、「海洋学&心理学」の「スフィア」。そこへいくと本書は「航空業界&報道TV番組制作」がテーマ。えーっ実態はそうなのー?と、相変わらずいかに自分が物知らずかを思い知らせてくれます。だけど、ちょっとエンディングが私としては気に入らないんですね。あ、やっぱりそうくるの、という感じで、今一つ驚きがなく。最初「何が何だか判らない」という調子で始まるミステリータッチなところがあるのですが、謎の大半は7合目くらいでわかるように組み立てられてます。そこで、ラストに向かっては「それでこいつらどうなるの」と、物語の落とし所にむしろ興味が向くようになるわけです。ところがずばり予想通りのところに落ちてしまったという印象ですね。正直、この不満は多くのクライトン小説に共通します。もうひとひねり!と思うのは私だけか?それを置いておけば、楽しめるし、勉強にもなると思います。 | ||||
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以前外資系のテレビ局に勤めていたので、アメリカテレビ業界のあまりのリアルさに恐ろしくなりました。航空機事故を描いた小説と思っている方、違います。この小説はテレビ局対航空機メーカーの闘いがテーマです。そして、アメリカのテレビ局は実際、こんな取材をしています!(しかし、自らテレビ番組を作っていたクライトンが、ここまでテレビを悪く書いていいのだろうか)もちろん、ストーリーは文句無しに面白いので誰でも楽しめると思います。飛行機に乗る直前以外に読みましょう。 | ||||
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以前外資系のテレビ局に勤めていたので、アメリカテレビ業界のあまりのリアルさに恐ろしくなりました。航空機事故を描いた小説と思っている方、違います。この小説はテレビ局対航空機メーカーの闘いがテーマです。そして、アメリカのテレビ局は実際、こんな取材をしています!(しかし、自らテレビ番組を作っていたクライトンが、ここまでテレビを悪く書いていいのだろうか) もちろん、ストーリーは文句無しに面白いので誰でも楽しめると思います。飛行機に乗る直前以外に読みましょう。 | ||||
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上下巻を一気に読ませる面白さです!意外な結末に向けて突き進むストーリーの展開の早さは、TV番組ERを彷彿とさせます。さらに航空機業界とテレビの報道番組の内幕までがお勉強できてしまいます。徹底したリサーチの上に描かれるストーリーは迫力満点です。 | ||||
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上下巻を一気に読ませる面白さです!意外な結末に向けて突き進むストーリーの展開の早さは、TV番組ERを彷彿とさせます。さらに航空機業界とテレビの報道番組の内幕までがお勉強できてしまいます。徹底したリサーチの上に描かれるストーリーは迫力満点です。 | ||||
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