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キリング・フロアー
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【この小説が収録されている参考書籍】
キリング・フロアーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 41~48 3/3ページ
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英国の作家リー・チャイルドが、アメリカを舞台に、元米軍憲兵隊少佐を主人公とした’97年発表のデビュー作であると共に、現時点で15作が上梓されているニュー・ハードボイルド<ジャック・リーチャー>シリーズの記念すべき第1作である。 世界最大のミステリー・コンベンション「バウチャーコン」で大会参加者の投票で選ばれる賞「アンソニー賞」の’98年度ベスト・ファースト・ノヴェル(最優秀新人賞)と、’97年に創設されたアメリカのミステリー専門季刊誌≪デッドリー・プレジャー≫が主催する「バリー賞」の’98年度ベスト・ファースト・ミステリー・ノヴェル(最優秀新人賞)をダブル受賞している。 本書で‘私’ことジャック・リーチャーは、ドイツやフィリピンや極東など世界各地にある米軍基地を渡り歩いて、13年間“軍の警察”憲兵をしていた36才、“北極海の氷山のようなブルーの目をした”身長195センチ、体重95キロの巨漢で、疎遠の兄以外家族も友人もなく、仕事も住所も私物も持たない放浪者として初登場する。 時は9月。舞台は米深南部(ディープ・サウス)ジョージア州の州都アトランタ近郊の片田舎の架空の町マーグレイヴ。62年前に他界した伝説のギタリストを偲んでふらりと立ち寄った‘私’はいきなり逮捕される。昨深夜にある男が射殺された容疑だった。身に覚えのない‘私’だったが、目撃証言があり、もうひとりの重要参考人である銀行員と共に刑務所にぶちこまれる。 やがて、容疑が晴れた‘私’だったが、なんという偶然、殺されたのは7年前母親の葬儀で会ったきりで首都で財務省の捜査官をしている実の兄だった。‘私’は地元警察に協力することになるのだが、軍時代に培った人並みはずれた観察力と演繹的な推理力でそこで行われている、町を支配する大規模な犯罪をつきとめる。 タイトルの『キリング・フロアー(殺戮の床)』の通り、秘密を守るための“敵”の残虐な処刑。対する‘私’は、驚くべき鋭敏な頭脳の持ち主というだけでなく、素手で4、5人をひとりで殺すことは朝飯前。射撃の腕も非凡なタフガイとして激しいアクションも演じる。転がる死体もハンパではない。 本書は、肉体も頭脳も強靭でありながら、ブルースを聞くことが好きで、ロマンティストでもある“愛すべき稀代のヒーロー”の魅力を存分にフィーチャーした一冊である。 | ||||
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この話の肝となるカラクリが明かされたとき、思わず「うまい!」座布団3枚!と思った。シンプル且つ盲点をついていて、その時までさっぱり気付かなかったカラクリ正直、解決方法は「・・・そんな大雑把な・・・」と思ったけど筋もカラクリと同様、シンプルな言葉遣いでシンプルに語られているとても、読みやすい。主人公のジャック・リーチャーがひけらかさないのに理性的で実務的であるところも納得がいく、いい文章。他の作品も「買って」読もうと思った | ||||
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初めて訪れた土地で食事中にいきなり逮捕され、どんどんストーリーは展開していきます。 多少の描写の繰り返しはありますが、冗長な情景描写はなく、展開はスピィーディーで、謎あり、アクションありの楽しめる探偵小説です。 若干、難を言えば、裏切り者がいると気付くべき時に気付かなかったり、相手を締め上げて情報を引き出すべき時に、あっさり殺してしまう事などですが、それらはさておいて、久しぶりに楽しめる探偵小説でした。 英文も読みやすいと思います。 | ||||
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ごい可愛いです。よくできてるし、どこから見てもおもしろい。これは本の域を越えています!!大切にします☆あたしもこんな素晴らしいものが作れるようになりたいです I recommend reading- Quest by Giorgio Kostantinos. Excellent bestseller | ||||
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ストーリー展開のテンポが良く、大変読みやすい。 主人公は覚えの無い殺人容疑で逮捕されるのだが、読者がその事実の認識をするのに要する読書量は、わずか1ページである。くどくど前フリや情景描写などしない。 主人公と女性警官は燃えるような恋に落ちるが、彼女が主人公に惹かれた理由は「目がきれいだから」だ。ここも余計な説明はない。 純文学ではないのだから、そんなことを、クドクド説明するより、話を先に進めてもらう方が読みやすい。そういう意味ではサービス精神の溢れた作品。 分類すればハードボイルド系だろう。主人公の生き方がそうだ。 だが、主人公の超人的強さ(心身ともに強い)はむしろ、ヒーロー物のようだ。 S・セガールの映画+ドンデン返し系ミステリー仕立て、といったら、かなり近いか?題名は「沈黙の流れ者」でどうだろう? どんどん「こいつは絶対死なないな」という妙な安心感が出てくる一方、映画のようなカタルシスも味わえるし、ほろ苦さもある。 2分冊だが、一気に読めるのは保障できる。ビデオレンタル気分でどうぞ。 | ||||
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アメリカ南部の片田舎で進行する巨大な陰謀に、たまたま訪れた元軍人リーチャーが巻き込まれることからストーリーは始まる。 機をてらった展開でも、斬新なストーリー展開でもないが、ストーリー自体がよく練られていて完結しているので逆に安心してストーリーにはいることができる。主人公リーチャーも、新ヒーローの誕生というのにふさわしい存在に仕上がっている。最終、主人公の淡いロマンスの行方がほろ苦く、刹那い。上・下2巻を一気に読了し、おおいに愉しんだ。今後の活躍がたのしみな作家である。 | ||||
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最初から最後まで、ハラハラドキドキのしっぱなしでした。タフでワイルドな主人公だけど、正義の味方なんかじゃなくて自分本位で動いているところが、共感できて身近に感じられます。途中のドキドキが最後の最後まで裏切られません。絶対お勧めの一冊です! | ||||
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母の薦めで、何となく読み出したら止まらない!!ページをめくるたびに、次々と話が展開し、ホッとしたり、ドキドキしたり、ちょっと怖くなったりと・・主人公ジャック・リーチャーは、新しいヒーロー!!専門的な話も入って、読み応えがありました!! | ||||
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