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虚貌



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【この小説が収録されている参考書籍】
虚貌
虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)
虚貌〈下〉 (幻冬舎文庫)

虚貌の評価: 5.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

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No.1:
(5pt)

虚貌の感想

幼少期に一家惨殺され、一人生き残った少年の復讐劇と、その事件を追う余命僅かな刑事を描いた物語。
もう1つのテーマが「顔」で、事件で顔に大火傷の跡を残した少年以外にも、醜顔恐怖症に陥ったアイドル、顔に痣を持つ刑事が登場し、顔に何らかのコンプレックスを抱える人間の闇が描かれます。
「虚なる貌」という事で、仮面の下に隠し持つもう1つの顔・・・的な展開を期待出来ると思いましたし、実際しましたが、蓋を開けてみると、その期待は裏切られただけでなく、ツッコミどころ満載の作品でした。
復讐劇ならストレートでそれでよかろうに、犯人を隠蔽せんとしたあの真相は最早反則技以外のナニモノでもなく、そこまで許すと何でもアリになってしまう。
また、ラストで誰も幸せになるわけでもなく、「人間、顔ではなく性格」を思いっきり否定した感じのまま終わっており、正直首を傾げてしまった。
犯人に与えられたラストシーンも正直「寒い」し、そもそも最初の一家惨殺事件の真相を見抜けない警察などありえない。

梁山泊
MTNH2G0O

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