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オー! ファーザー



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オー!ファーザー

オー! ファーザーの評価: 6.80/10点 レビュー 10件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.80pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

父親が四人もいるって、カオスじゃないの?

2006年に新聞連載され、2010年に単行本化、2013年に文庫化された長編小説。高校生の息子と四人の父親が作り出す不思議な家族の冒険を描いたファミリーミステリーである。
地方高校の2年生・由紀夫は6人家族。しかし、その中身は、四股を掛けた末に同時に4人と結婚した母親と4人の父親たちという面倒くさいものだった。ギャンブルが生き甲斐の「鷹」、大学教授で頭脳明晰な「悟」、元ホストで女性の扱い方の天才「葵」、バスケットボールと格闘技マニアの中学教師「勲」という個性的過ぎる父親たちに育てられた由紀夫は、学業成績がよく、スポーツ万能で女性に人気があり、しかもゲームや博打にも強い理想的な男子だった。ところが、不登校になった同級生が気になり自宅を訪ねたことから、思いもよらぬ事件に巻き込まれることになった。
とにかく最初の主人公の背景設定からして常識はずれ、しかも続々と登場する周辺人物も極めて個性的なキャラクターで、彼らの会話だけでも面白い。さらに、由紀夫が直面したトラブルを解決する父親たちの活躍をメインストーリーに、同級生たちとの高校生生活、県知事選挙を巡る陰謀など様々なサブストーリーが重なって、あれもこれもの賑やかなお話のパレード状態。まさに伊坂幸太郎ワールドである。
ミステリーとしてだけで成立している作品ではないので、犯人探しや謎解きを期待すると肩透かしを食う。奇想天外なお話の明るさ、個性的なキャラクターの奔放さを愛する人にオススメする。

iisan
927253Y1
No.4:
(7pt)

オー! ファーザーの感想

父親が四人いる、と言う不思議な設定。伊坂作品にしては、比較的ダークな面が薄く読み易いかも。終盤の展開は個人的には意外でしたが、結構面白かったです。伏線回収もまずまず納得出来、深く考えず素直に楽しめば良いかと。

なおひろ
R1UV05YV
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

オー! ファーザーの感想

複数の父親に一人の息子。この設定はどこかで見た事があるのだがそこは伊坂流。
博才のある男、運動神経抜群の男、頭脳明晰な男、女性の扱いはお手の物の男。
単に4倍の愛情を受けてという単純なものではない。
四者四様の発言、行動の違いが面白いが、この4人が一つの目的に向かってタッグを組んだ時は最早無敵。

この作品、ゴールデンスランバーの1つ前の作品だそうで、作者曰く、この作品が第一期最後の作品だという。
何となく納得できるかなと。
散りばめられた伏線とその一気回収というスタイルは第一期、第二期とも同じだが、第二期の作品に多く見られる「重さ」がこの作品にはない。
単純に作者の繰り出すユーモアを楽しむ作品かと思う。面白くて一気に読めてしまった。
ただ軽すぎて、作者がこの作品を通して何を訴えたかったのかがイマイチ分からなかったかも。
血が全てではないと言いたかったのかな。
それと、富田林や鱒二の父親といったせっかくの個性的なキャラの扱いが中途半端に終ってしまったかなという印象はあります。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

オー! ファーザーの感想

四人の父親という奇抜な設定で話題性はあるかもしれないけど、内容がさらっとしている。
さらっと読みたい人には、いいかもね。

Hidezo
GX0TU62Y
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

父親の意地!?

まず目についたのは設定の面白さです。正直言ってぶっとんでます(笑)
しかしそれが決して嫌ではなく、むしろ読んでくうちにその設定の良さを感じていくのが伊坂作品のすごいところだと思います。また、各登場人物たちがそれぞれ性格がはっきりと違うので、読み手によって好きな人物が変わると思います。それもまた、良いところではないでしょうか。

アルバトロス
CRRRDTJB

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