オススメ?ダメダメ? 推理小説(ミステリ)について読書管理や感想を書いていく書評サイトです。 はじめての方はこちらからどうぞ。 サイトの要望はこちらからどうぞ。
2026年度雑誌ランキング
会員機能
その他
テスト稼働中自由に遊んでみてください!
【北山猛邦】
【この小説が収録されている参考書籍】
【この小説が載っている参考書籍】
『瑠璃城』殺人事件の評価:
4.80/10点 レビュー 5件。 D ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点4.80pt
絞込み:
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
努力は買いたいです
中世のフランス、第一次大戦下のドイツ、1989年の日本……3つの時空で生まれ変わりを繰り返す男女たちの壮大なSFミステリー。ともすれば作者の独りよがりのようなストーリーで、非常に人を選ぶ作品だと思うのですが、それぞれの舞台にそれぞれ謎やトリックを用意した上で、全体を通して大きなストーリーとどんでん返しが用意されており、実際のページ数以上の大作感はあります。いろんな要素を詰め込みまくった挙句、ほとんど投げっぱなしで終わった前作の『クロック城殺人事件』に比べれば、綺麗にまとまっているのではないかと。あと、個人的にはちょっとゲームの『クロノ・トリガー』を連想しました。出来がいいとは言えないかもしれませんが、やろうとしたことは個人的に評価したい一作です。 ▼以下、ネタバレ感想
『瑠璃城』殺人事件の感想
「城シリーズ」第2作。今回の物理トリックにも驚かされました。
ミステリとSFを足して2で割りたかったんだけど100で割ってしまった様な作品。まぁ兎に角、読み手を選ぶ作品だと思います。選ばれなかった読み手にとっては、この本は間違いなく壁本でしょう。SFミステリとして読ませたいのであれば、その特殊な設定を読み手にしっかり理解させなければ、単なる自己満足の「読者置いてけぼり」です。この作品では「生まれ変わり」という現象を前提として話が進められますが、単に「生まれ変わる事が出来る」だけでなく、そこには複雑なルールが存在します。その特殊ルールに関する事前説明が無く、ある程度話が進んだ後の言ってみれば「後出し」です。伏線となるような記述はあったようなのですが、不親切といっていいレベルで、普通気づかないと思います。気付く気付かない以前にこれはフェアじゃないと思うのですが・・・
3つの異なる時間と場所で起こる殺人事件、生まれ変わる3人の運命が絡み合いながら話は進みます。SF的な設定と物理的なトリックが書きたいのでしょう、やり切っている感じはします。それぞれの時代の書き分けはどうなるのかと興味を持ちましたが、段々関係無くなって行くのが凄かった。今作は妙に引き込まれてしまい、とにかくめちゃくちゃなんですが、結構面白かったです。ただ読む人は選ぶと思いますので、オススメはしません。SF本格みたいな物を探している方がいらっしゃれば、どうぞ。
前作よりは分かりやすくなった
大掛かりな物理トリックや、図書館の仕掛けは想像するととても面白い。前作よりも理にかなった世界観になっている印象を受けた。
中世のフランス、第一次大戦下のドイツ、1989年の日本……3つの時空で生まれ変わりを繰り返す男女たちの壮大なSFミステリー。
ともすれば作者の独りよがりのようなストーリーで、非常に人を選ぶ作品だと思うのですが、それぞれの舞台にそれぞれ謎やトリックを用意した上で、全体を通して大きなストーリーとどんでん返しが用意されており、実際のページ数以上の大作感はあります。
いろんな要素を詰め込みまくった挙句、ほとんど投げっぱなしで終わった前作の『クロック城殺人事件』に比べれば、綺麗にまとまっているのではないかと。
あと、個人的にはちょっとゲームの『クロノ・トリガー』を連想しました。
出来がいいとは言えないかもしれませんが、やろうとしたことは個人的に評価したい一作です。
▼以下、ネタバレ感想