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イクサガミ 天



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【この小説が収録されている参考書籍】
イクサガミ 天 (講談社文庫)

イクサガミ 天の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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(7pt)

イクサガミ 天の感想

普段読まない時代小説。明治時代×デスゲームの宣伝に釣られて購入。
結果はとても面白い作品でした。

ただ、本書全3巻のシリーズものでした。本作だけでは完結しません。
そういうのは分かりやすく明記してほしかった。上中下巻なら手に取っていたか判断が悩む所なので版元としてはそれも戦略なのかもしれません。

物語は明治11年。廃刀令により帯刀しなくなった時期。
争いは銃や砲弾になり、武士だった者達の生き方が変革される時代。そこに「武技に優れるものは大金を得られる機会がある」という文書が出回り、身に覚えのあるものが集まった所、デスゲームに巻き込まれるという流れ。

突然のゲーム参加により逃げ出す者、追う者、共闘する者といったパニック感はとてもよかったです。主人公が強キャラなのですが、過去がどんな人物だったのか徐々に明かになっていく展開も面白い。その時代の武士たちや藩や警察の背景なども合わさり、エンタメの読み物としてとても楽しい読書でした。

本書は1巻にあたるという事で、舞台説明や巻き込まれ系のパニック感、登場人物の紹介を主に感じました。デスゲームものとして頭脳戦に行くのか、各キャラの武技(能力)バトルものになるのかは未定な状況。今後も楽しみな作品ですが完結してから続きを読みたいと思います。

余談ですが『無限の住人』『るろうに剣心』『甲賀忍法帖』ここらへんも好きなので、そのイメージを含めて読んでました。最後のくるくる回す強敵表現好き。キャラクター性もあるので漫画やアニメにもなりそうです。オススメですがまだ未完結なのでご注意。

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