冬晴れの花嫁: くらまし屋稼業
- くらまし屋稼業シリーズ (8)
- 時代小説 (398)
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この作家の作品は殆ど読んでいますがどれも面白く全シリーズあっという間に読破しました。男性向けの作風ですがその中でも女性である私にはこの作品が最も胸を打ちました。名のある武士が自分の娘と名乗れず始めて対面する場面は胸が詰まりました。武家には昔は本当に辛い事も沢山あったのですね。 | ||||
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今村翔吾氏の小説の中でも、登場人物が個性的でとても魅力があります。 不満はありません。 | ||||
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敵味方入り乱れての大混戦、フェイク大名行列の大仕掛け、ななせの秘密、おぼろげながら見えてきた虚ろ一党の黒幕の正体、盛りだくさんで楽しめますよ。 | ||||
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このシリーズは、最初の巻から順番に読んでいかないとダメですね。順番を違(たが)えると、読み味わいが相当減じてしまうだろうから。 例えば、この第5巻の初めのほうで、道中同心の篠崎瀬兵衛(しのざき せへえ)が、上尾宿(あげおしゅく)の殺しの現場に赴いて、見事な推察を働かせる場面があります。で、その上尾宿の殺しというのは、前の第4巻で起きた出来事なんですね。この顛末(てんまつ)を知っているかいないかで、瀬兵衛がいかに〝できる〟男であるか、その見方が結構変わってくると思います。まあ、それ以外にもあれやこれや、巻を追って読み進めていくなかで状況が変化したり、パズルのピースがはまっていったりするので、これまもう、刊行順に読んでいくしかないなと、改めて感じているところです。 さて、本巻で「お見事!」と、とりわけ作者の腕前に唸らされたのは、御庭番(おにわばん)の頭(かしら)・曽和一鉄(そわ いってつ)という人物を人間臭いキャラとして描いている、そこでした。御庭番頭というから、何か冷たい感じのするキャラかと思いきや、それはちょっと違うんじゃないかということが、最初の第一章の所でつかめるように描かれている。で、そのキャラクターの人間臭さが、終盤で見事に生きるようになっている。 読み終えて、「この一鉄という御庭番頭の造形、話の中での動かし方ったら、ほんと、上手いよなあ」と、唸らされました。 それと前巻では、変装の達人・赤也(あかや)の素性(すじょう)が明かされましたが、本巻では、〈くらまし屋〉の頭脳・七瀬(ななせ)の素性が明らかになります。この過去の顔が、なかなかに魅力的だなと。 とにかく、読むほどに夢中になってハマっていってる〈くらまし屋〉シリーズ。次の巻がまた、とても楽しみです。 | ||||
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江戸時代の新庄藩火消が活躍する「羽州ぼろ鳶組 火喰鳥」でデビューし、「童の神」で直木賞候補となった、時代小説界の風雲児、今村翔吾氏の「くらまし屋稼業」の第5弾。 金さえ積めば如何なる者も神隠しのごとく晦ませるという3人組の「くらまし屋」。 主人公は他人の太刀筋を見て全てを模倣する技を持ち、二つの剣技を同時に繰り出せる剣の達人。 3年前に妻子をかどわかされ、その行方は未だに不明。 主人公を支えるのは、元役者で変装・声色の名人である青年と、武家の出でありながらなぜかくらまし屋となった抜群の頭脳を持つ若い女。 いずれも「3年前」が何かのキーとなっているのか。 彼らは、追っ手50人に囲まれた元やくざ、土蔵に閉じ込められた少女、御庭番に見張られた老薬草学者など、一見救出不可能の思われる状況下の者たちを、知を巡らせた驚くべき策と、それぞれの特技を生かし完璧に依頼を遂行する。 そして、回を追う毎に、「くらまし屋」3人の過去と、敵対する巨大な闇の組織の存在が姿を見せ始める。 本作の舞台は「羽州ぼろ鳶組」の15年程前の宝暦3(1753)年。 賢主であることから老中に抜擢された出羽庄内藩5代藩主酒井忠寄と派閥を二分する、「もう一人の老中」からたった一日だけ姿を晦ましたいと依頼される。 老中が忽然と消えるなどは驚天動地の大騒動。 この難題に挑むため、秘策を遂行する中で、冷害による不作を憂いた新庄藩五代藩主戸沢正諶が大名行列で遭遇する場面があり、ぼろ鳶の国元の苦しい背景が透けて見えるなど興味深い場面も登場する。 命を救うために炎と戦う「羽州ぼろ鳶組」が表なら、こちらはまさに裏。 驚愕の秘策に感嘆し、虚実織りなす駆け引きに惑わされ、心温まる人情に涙し、手に汗握る決闘で炸裂する数々の必殺剣に興奮せずにはいられない。 時代劇の魅力がたっぷりと詰まった、ノンストップで読者を虜にするエンターテインメント性に溢れた物語である。 | ||||
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