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フェイクフィクション



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フェイクフィクション

フェイクフィクションの評価: 7.50/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

バイオレンスと謎解きがうまく融合した作品

2020〜21年に雑誌連載された長編ミステリー。警察による首なし死体事件捜査と不器用な元キックボクサーの純愛を中心に新興宗教の闇を描いた、なかなかバイオレンスなエンタメ作品である。
多摩の山中で首がない男性が発見された。死体は一刀両断、まるで斬首のように斬られており、死後運ばれて来たようだった。現場に最初に駆け付けた所轄署の鵜飼警部補は捜査本部に組み込まれ地取り捜査を担当する。町で出会った老人に誘われて餡子工場で働いていた元キックボクサー、今フリーターの潤平は新入社員の美祈に一目惚れし、付きまとううちに美祈が新興宗教「サダイの家」で集団生活をしていることを知った。被害者の身元調査からスタートした鵜飼たち警察の捜査が実を結び、首なし死体が「サダイの家」信者の脱退を助けていた弁護士であることが判明。警察と教団、元キックボクサーが絡みあう激しい闘いが始まった…。
新興宗教を巡るあれこれが想起される、面倒くさそうな物語だが、警察捜査のプロセス、恋に不器用な男の言動がしっかり抑えられているので、ちゃんとエンターテイメントとして成立している。バイオレンスとミステリーのバランスが良い作品であり、どなたにもオススメできる。

iisan
927253Y1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

フェイクフィクションの感想

刑事の鵜飼と元キックボクサーの潤平が本作の主人公と言うことになるだろうか。誉田哲也氏の作品に例えるなら鵜飼パートは姫川玲子シリーズ、潤平パートは歌舞伎町シリーズのようで、これら二つの要素を掛け合わせたような本作。両方の要素を含めるなら、もう少しボリュームがあってもよかったか。ただ、スピーディーな展開で飽きさせずに読ませる筆力は流石。

BOY
IM7XWAPW

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