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(短編集)

あしたの君へ



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【この小説が収録されている参考書籍】
あしたの君へ
あしたの君へ (文春文庫)

あしたの君への評価: 7.00/10点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(7pt)

あしたの君への感想

つまづきつつある人々を救う家裁調査官補の物語。
人生色々で、その色々に対応して強くなっていく主人公に感情移入。
自分も周りにアドバイスを与えられるよう、人生経験を積んでいきたいと思った作品です。

kmak
0RVCT7SX
No.3:
(7pt)

正解が無いから悩む誠実さがいい

家庭裁判所の調査官補という地味な主人公が、どこにもありそうな事案に誠実に対応し、悩みながら成長して行く連作短編集。著者の代表作である佐方シリーズほどインパクトや深みはないものの、いかにも柚月裕子らしいテイストである。
全5話は、それぞれ家庭と社会の間で生じる日常的な問題で、扱いようによっては重苦しいテーマなのだが、問題の社会性、普遍性を損なうことなくエンターテイメントに仕上げているところはさすが。これが果たしてミステリーなのかという疑問はあるが、人の心の謎を解こうとする主人公の行動はディテクティブそのものとも言える。
柚月裕子ファンにはオススメ。人情社会派もののファンにも安心してオススメしたい。

iisan
927253Y1
No.2:
(7pt)

家裁調査官を題材にした作品

何を扱っているのか、地味なタイトルからは分かりませんが、家裁調査官の話。佐方検事シリーズのような展開と雰囲気で、柚木さんらしい作品だと思いました。5つの連作短編で、離婚調停やモラハラなどが取り上げられています。テーマは重いのですが、そこは柚木作品で、出てくる人たちや土地柄が温かく感じられ、気持ちよく読めました。

タッキー
KURC2DIQ
No.1:
(8pt)

あしたの君への感想

家庭裁判所調査官補として、少年事件や夫婦間の問題等にこれから立ち向かっていくことになる望月大地。「カンポちゃん」という愛称で呼ばれる彼の成長物語。
少年事件や離婚問題などに立ち向かい、自分はこの仕事に向いていないのでは?と悩みながらも、周囲から励まされながら成長していく物語。言ってみれば、扱っている事件はありきたりで新鮮さは0だし、驚きもないのですが、丁寧な書き方は著者のこれまでの作品からも周知のとおり。シリーズ化されるのかな?(佐方シリーズに比べると少々地味かもしれない。

第三章は直接事件を扱っていないためか、少々退屈を感じた。こういうエピソードを入れたいのはわかるけどね。

本好き!
ZQI5NTBU

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