■スポンサードリンク


(短編集)

自覚 隠蔽捜査5.5



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
自覚: 隠蔽捜査5.5
自覚: 隠蔽捜査5.5 (新潮文庫)

自覚 隠蔽捜査5.5の評価: 7.67/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

自覚 隠蔽捜査5.5の感想

今のマスコミは常に悪者を探している。本当の悪者ではなく、さまざまな局面で悪役になる存在を探しているのだ。
世知辛い世の中になったものだと
それをたたくことで自分たちの正当性を強調しようとしている。それが、醜いことだと本人たちは気づいてないのだ。
「ここで、あなたたちが何をやっているのか、私には不思議でならないのです」

こんな当たり前のことを言っているだけなのに
なぜか面白い。
この当たり前のことをあらためて考える為に
この本を読む

jethro tull
1MWR4UH4
No.2:
(8pt)

自覚 隠蔽捜査5.5の感想

隠蔽捜査シリーズのスピンオフ第二弾。
相変わらず読みやすく面白いです。
警察関係者に限らず社会人経験が長くなればなるほど反比例するかのように、
様々なしがらみにしばられて当たり前のことが当たり前にできなくなっていきます。
だからこそ当たり前のことを最短ルートで且つ最適解を選択できる竜崎伸也というキャラクターに私は魅了されてしまうのでしょう。
今回はスピンオフなので他視点から竜崎伸也を見ることになりますが、
この方がよりリアルに竜崎の凄さを感じることができると思います。
更にいつの間にか戸高が竜崎に匹敵する主役級のキャラクターに育ってきており今後の作品も楽しみになりました。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.1:
(8pt)

もはやビジネス書

元・警視庁エリートキャリアで一警察署長となった竜崎を取り巻く人々を描いたスピンオフ第二段。
単なる警察小説としてだけでなく、部下を持つ管理職、あるいはなにかのセクションのリーダーとしての心得を説いたビジネス書としても読める。
「できないことをやろうとするからうろたえるのであり、できることをちゃんとやればうろたえることはない」「人と人の間に立って何かをまとめようとする時、自分なりのアイディアを持っていないと失敗する」「理想を追求するのに、何をためらうことがあろうか」ってもはやビジネス書である。
何よりも、まじめ人間竜崎の仕事に向き合う姿勢がとにかく基本に忠実であり、一般的常識のフィルタを通して客観的に自己を見る、市民(顧客)に説明できないことはしない、私情は一切挟まないなど管理職のあるべき姿として描かれている。
もちろん警察小説としても面白いけど、随所にひょっこり現れる戸高巡査部長のスピンオフがないのが物足りないので減点。

ショボタン
UORQC5SN

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!