象牙の塔の殺人

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象牙の塔の殺人の評価:

8.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

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No.1
(8pt)

象牙の塔の殺人の感想

物語そのものはシンプルで、だれが犯人なのかを推察するだけだ。はっきりした物証があるわけでもないので、その行為を成し得たのは一体誰かと調べる主人公の行動を追いながら読み進む内容だ。
しかし、考えれば考えるほど容疑者は自分以外にあり得ないとなる現場の状況というところがこの本の面白さである。大学での研究生活。師と自分と研究生。それに安泰とは言えない立場。その立場に何かと
プレッシャーをかける妻。妻との会話も現代的で面白く苦笑を禁じ得ない。いつの世になっても男と女のこういった点の会話は同じなんだと笑ってしまう。しかし、不利な自分の立場にも顧みず犯人探しに乗り出す
主人公。論理的に犯人を指摘できるのはどの部分か。最後に謎解きが語られるが、うん、と納得しました。ついでに良く耳にする象牙の塔の意味や語源も調べられて二重に納得のいった一冊でした。
アシモフ先生の初の長編とのことですが悪くは有りません。現在に溢れるミステリの一つのプロトタイプであります。

ニコラス刑事
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