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PINK



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【この小説が収録されている参考書籍】
PINK
PINK (双葉文庫)
PINK (文春文庫)

PINKの評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

理不尽な心の傷は誰も責められない

設定が阪神大震災直後からの話で、実は結構重いテ-マだったりするのですが、そこは結果論であって普通読めばそれは上質なミステリ-で引き込まれます。

ただ、主人公が主婦で震災で亡くした婚約者に似ているというだけで結婚し、その夫の癖が変わったということで別人と疑い、やがて事件の容疑者になるという展開でその捕まった夫は本当に自分の夫なのかというところから始まっていくので、単純に自分の好みの展開では無かったけど、好みの方はドハマりするでしょう。

逆に読み終わった後の、印象は全く違う。
話の中に、占い師や宗教など重要な要因でとして出てくるが、震災等で受けた心の傷はどのように癒せるのか、考えさせられます。
東北大震災があって1年半、ある意味旬な小説かもしれません。

タカタソン
HU0OGV5Q

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