満場一致のメフィスト賞受賞作にしてデビュー作がいよいよ文庫化。

1960年代後半、アメリカ西部ネバダ州にある人口50人以下の町・ジェスロー。

女にだけわかる、狂気。 過剰な嫉妬は、やがて強大な殺意へ…。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

公開処刑人「森のくまさん」。犯行声明をネットに公表する連続殺人鬼だ。

共謀罪、始動。標的とされた若者達は公安と大企業を相手に闘うことを選ぶ。

大学入学直前のピップに、不審な出来事がいくつも起きていた。無言電話に匿名のメール。

自ら命を絶った青年が残したという1冊の句集。元教師の俳人・作田慮男は、かつての教え子から依頼を受け、俳句の解釈を進める。

目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。

余計なことは喋らない。上司から疎まれる。

夏休み、お金がなくて暇を持て余している大学生達に風変わりなアルバイトが持ちかけられた。

「絶対に東大合格しなきゃ許さない」――両親の熱烈な期待に応えるため、高校三年生の高志は勉強漬けの日々を送っていた。

『同姓同名』が中国でベストセラー、TikTokで話題、中学生ビブリオバトルでチャンプ本に！ どんでん返しの名手が仕掛ける常識がひっくり返るエンタメミステリ短編集 SNSにも正義警察、正義中毒者が蔓延る現代ニッポン！ 「あなたはそんなに正しい

「俺はここにいると言ってるんだ。いないことになんかできねえよ」。

残忍な男によって、目の前で妻と娘の命を奪われたユ・ミョンウ。犯人は捕まらず、未解決のまま15年を迎えた。

極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」 人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。

――みんな誰かを殺したいほど羨ましい。 美しい少女・蛍が線路に身を投じる。

『ガラパゴス』『震える牛』著者が放つ 警察小説の新たな金字塔！！ 「目で見る物語。 心の眼で捉える想い。

浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。 島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。

たった数ページで、あなたの日常が蝕まれる……恐怖の深淵を覗く物語21編！ ホラー小説の旗手が贈る、戦慄の初ショート・ショート集 「得体が知れないからこそ怖く、面白い。

1度限りの大トリック！ たった1度の大トリック！劇中の殺人は真実か？ 俳優志願の男女7人、殺人劇の恐怖の結末。

東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。

あかね町には人殺しがたくさんいて、至るところでしょっちゅう人が殺されている――。

湖畔に佇む別荘に8人の男女が集まった。 車で転落死した婚約者を偲ぶ会だったはずが、 そこに逃亡中の銀行強盗が侵入する。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

パッチワーク・ガール。そう。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。 愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。

両親の死の真相を探るため、引きこもり生活を脱し警察官を志した19歳の沖野修也。

最愛のひとり息子を失った桜子は、カウンセラーの久根からふしぎな壺を与えられる。

完全民間宇宙旅行のモニターツアーで、念願の宇宙ホテル「星くず」についた途端みつかった死体。

――この小説は私の黒歴史であり、これからの黒歴史になるだろう。

殺し屋シリーズ最新作。世界で最も不運な殺し屋、ふたたび!! あの世界で一番不運な殺し屋が、また騒動に巻き込まれる――。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

低視聴率にあえぐワイドショーのスタッフの圭介は、母校のつてで美人精神科医をコメンテーターとしてスカウトしようとする。

他人のものばかり欲しがるあの子。いるはずのない住人の気配。

低層の団地群を抱くその町は寂れていた。商店街にはシャッターが目立ち、若者は都会に去り、昔からある池には幽霊が出るという。

イギリスの小さな町に住むピップは、大学受験の勉強と並行して“自由研究で得られる資格(EPQ)"に取り組んでいた。

「明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日からだよ」 今でもふと思う。あの数年はなんだったのだろうかと。

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家…きっかけはほんの些細な秘密だった。

猪瀬藍・３７歳・女性・独身。「借金をして家を買おう」そう思いついたのは六年前のことだった。

不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

『ジェノサイド』の著者、11年ぶりの新作! マスコミには決して書けないことがある―― 都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。

大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。

ぎりっ、ぎりっ。ぐし、ぐし。

古き良き商店街で起きた不穏な事件。

最初の1行は全員一緒。 1編6ページ、24種の「最後の仕事」。

白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。

ついに封印を解かれたのは、著者初の「ノワール小説集」。

メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。

うる波は、事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている。

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。