突如、大地震に襲われた“町”。道路が遮断され、15軒の家が完全に孤立した。

こんなはずじゃなかったのに――。平和な日常が反転する傑作短編集。

警察から逃げている犯罪者、借金取りに追われている保険外交員、少女を襲いかけた男、会社の金を横領したサラリーマン。

東京の大学へ入って一人暮しがしたい―。

押しに弱く、彼氏の坂西と別れられず困っていた歩美。

9月。台風が近づいてきている中、山間の町に住む高校2年生の須川安奈は、母とともに体育館へ避難する。

「雪江!」―男は、倉本千明にそう呼びかけて来た。人違いなどではない。

森はすべてを見ていた。

妻を殺したらどんな気分だろう?三十代半ばで四つの会社の社長である池沢瞳は大仕事をやってのけた。

19歳の女子大生・真鍋今日子は、恋人木村の甘い囁きを頼りに、心中をほのめかす書き置きを残し、失踪した。

もし、私の声が母に似ていなかったら、何も起こらなかったかもしれない。でも、そんなことを今さら言ってみても仕方がない。

ある朝。

見栄でついた噓のせいで、 殺人事件に巻き込まれる! 「彼女が不治の病であと半年の命なんだ」 高校一年の酒井健一が見栄を張ってついた噓は、 クラスメイトから同情され、 ついにはカンパ金まで渡されることに。

人間ドックを受ける夫の付き添いで、豪華なクリニックを訪れた秀代。

その日、郁子が小学校から帰ると、お姉ちゃんが死んでいた。そして通夜の晩、死んだはずの姉から告げられたショッキングな事実。

新婚旅行先のオーストラリアで、田川は七人の老人たちが断崖から次々と飛び下りるのを目撃してしまった…。それから十七年。

成屋詩織、十七歳はひと一倍センチで感激屋の女子高生だった。

夫が自宅で殺された。血まみれで居間に倒れていた夫は、最後にひとこと「ゆきこ」と言い残して息絶えた。

ラテン語で書かれた日記に手がかりが!?ベテラン警部の入江は、少女と出会い、失踪した彼女の父の行方探しに乗り出した。

北里財閥の当主浪子は、19歳の一人娘、加奈子に衝撃的な手紙を残して急死した。

テニス同好会の合宿中、妻子ある雇問と火遊びの後、何者かに殺された“彼女”が、後輩たちの前に現れて「私を殺した犯人を捜して」と(幽霊はテニスがお好き)。

殺し屋を看取った日から、少女の周りで何かが動き出す。傑作長編ミステリ。

直子はなんとなくお見合をしようと決心した。

「恋に落ちるのに、大して時間は必要ないんだな…」大学生の久保山良二は、キャンパスで知り合った魅力的なガールフレンド・若林知香に夢中である。

近未来、急速に軍国主義化する日本。少女だけで構成される武装組織「プロメテウスの処女」があった。

荒んだ心を抱いた16歳の少女は、展望台で出会った家族に、記念写真の撮影を頼まれる。

片山たちは目の前で起きた一家心中から浜中美咲という少女を助け出すも、美咲は姿をくらませてしまう。

「受け取っていただけますか？」 お金を返そうと「あいつ」が追いかけてくる！ 最終電車が迫っている。

家族旅行先で、入水自殺を図ろうとした“AYA”を助けた爽香と明男。

反政府的な立場を貫いたために、国を追われた人気作家・三宅。

別荘で幼い弟と留守番していた中学生のしのぶは、夜中に侵入した人間を誤って殺してしまった。

雪に埋もれた別荘で、ひとりひっそりと暮らす作家・伊波伸二。彼のところに、記憶をなくしたという美少女が迷い込んできた。

二十五歳の女性ピアニストが巻き込まれたトラブルの解決に、片山刑事らが奔走する“三毛猫ホームズ”シリーズの「三毛猫ホームズの殺人協奏曲」、“天使と悪魔”シリーズの「天使の寄り道」、“三姉妹探偵団”シリーズの「晴れ姿三姉妹」、“幽霊”シリーズの「幽霊親睦会」、

二年前に“男と心中する"と手紙を残して失踪した母。

川で溺れている男の子を助けた水泳世界大会金メダリストの沢井聡子。

女子高生が大統領を狙撃した！？ 　邪悪な陰謀から世界を守れ！ 元祖ユーモアミステリ シリーズ第22弾。

「あの英秀治郎ですか?」 旅行社の風谷は信じられなかった。 誰もが知っている有名作家が、二十年ぶりに英国から帰国する。

会社の幹部たちが粛々と進めていた計画倒産。

大学の写真部に所属している佐古川綾子が撮った1枚の写真の中に、写真部顧問・衣笠教授の行方不明だった息子が写っていた。

売れないシナリオライターだった大多の毎日は、人気女優あやめの主演ドラマを手掛けることで、一転する。

妻に不倫の恋をさせ、それを材料に、同時進行で作品を書こうともくろんだ流行作家。

お前は今日から川中歩美だ―少年院を出たその日から、私は財閥令嬢の身代わりとなった。

「娘に渡して」と、偶然出会った女から 写真を託された梓悠季。

爽香は、勤務する〈G興産〉に密かに吸収合併話が進行していることを情報屋・松下より知らされる。

天才画家の祖母、生活力皆無な母と暮らす女子高生の有里。祖母が壁画を手がけた病院で、有里は大女優・沢柳布子に出会う。

サラリーマン・利根は、大学時代の同級生・野川からドイツ土産に“ベルリンの壁のかけら”を受けとった。

紺野洋一と芳子は車で新婚旅行へ。猛吹雪に遭遇した二人は、偶然あったロッジへ逃げ込んだ。

生まれ故郷に帰ってきた女性。

今日、パパが死んだ。昨日かもしれないけど、私には分らない。

祖母、母、娘。個性豊かな女三世代が贈る痛快ミステリ、開幕。

高級老人ホームに入居する婦人の野々山あすかと、窃盗をくりかえし裏社会に生きる久米明日香。

早川一家は母・香代子が泥棒、長男・克己が殺し屋、次男・圭介が弁護士で、三男・正実が警察官、そして長女・美香は詐欺師という奇想天外な家族だ。

警察官が手を染めた犯罪のからくりは、想定外の結末にいたる。

赤ん坊のときに捨てられた美帆。だが、心優しい治子に育てられ、すくすくと成長した。

デザイナーの卵・麻乃は吸血鬼をモチーフにデザインを考えるが、師匠に盗作され……!? 吸血鬼父娘が悪徳デザイナーの闇に迫る!

「犯人はボクじゃない!ところで君に一目惚れしたので結婚して。