クリスマス・ソングが流れ、宝石のように煌めくマンハッタンの街、この激戦区で老舗コーヒーハウスを切り盛りするクレアは、今年はクリスマス特製クッキーの甘い香りで道行く人々を誘惑する作戦を立てた。

サンゴ礁と魚たちが織りなす美しい水中庭園―セオドシアが水族館の巨大水槽をうっとりと眺めていると、目の前の水中で必死にもがく男性の姿が、あれは元恋人パーカー!?懸命の救助も間に合わず、彼はその場で絶命した。

「ユンヨン」「アントチーノ」「ボンボン」―そんな誰も聞いたことのないコーヒーを注文しては、バリスタたちを困らせる客がビレッジブレンドに現われた。

わずか四週間で結婚式を挙げることになったデレインのお相手は、地元で指折りの敏腕弁護士。

夜の八時少し過ぎ、スザンヌがいつものようにベッドに入って眠りかけた頃。

20世紀初頭のスコットランド。英国王族でありながら、公爵令嬢ジョージーの暮らしは貴族とは名ばかりの貧乏生活。

“デブ・ファイブ”として友情と思い出をはぐくんできた5人。

相変わらずお菓子づくりや人付き合いに忙しいハンナ。

母ドロレスの出版記念パーティに着るドレスが入らなくなり、ダイエットのためにしかたなくジム通い始めたハンナ。

お菓子探偵ハンナ・シリーズ、驚愕の第16弾! むしむしした暑さが続く6月。

「ドイツの王女のお世話をせよ」と、英国王妃からまたもや無理難題を言い渡された公爵令嬢ジョージー。

クリスマスを目前に控えた“クッキー・ジャー”は大忙し!毎日のクッキー作りに加えて、クリスマスクッキーの注文が殺到。

遙か遠い地中海の島キプロスに、一人降り立ったアガサ。

ニューヨークの老舗コーヒーハウス“ビレッジブレンド”を切り盛りするクレアは、新たにフード・トラック・ビジネスに乗り出した。

“クッキー・ジャー”の6月はとにもかくにも忙しい。それでも頼まれるとイヤとはいえないのがハンナ。

便利屋のティムが姿を消した。町じゅうの家に出入りし、みんなから愛されていた彼の死体を発見したのはスザンヌ。

英国王妃のコレクションから、貴重な「嗅ぎ煙草入れ」が盗まれた。

念願叶って、ついにアガサはハンサムな隣人ジェームズとの結婚にこぎつけた。ところが式の最中に「中止しろ!」と叫ぶ声が。

閉鎖された映画館が、長い時を経てリニューアル・オープン。記念に映画祭が開かれ、多くの映画関係者が招かれた。

風にたなびくリボン、あふれる薔薇。閑静な森は美しく輝き、まるで魔法をかけられたかのよう。

初雪が積もり、小さな町はあらゆるものに甘いアイシングがかかったように真っ白。

ロンドンで半年間の仕事を終え、カースリーの村にようやく戻ってきたアガサのもとに、初の探偵仕事が舞いこんだ。

豪邸ご自慢の素敵なキッチンが見学できる、町のキッチンツアー。

村にやってきた新しい獣医はハンサムな独身男。アガサはさっそく健康そのものの飼い猫ホッジをダシにしていそいそと診療所へ。

4月、“レイク・エデン・イン”のジャズフェスティバル前日、ハンナと末妹ミシェルはお菓子を届ける途中で玉突き事故に遭遇。

おばあちゃん探偵フィリスが事件解決!! フィリスは元教師ばかりが集まる下宿のオーナー。

作家や関係者が集まるミステリ大会に参加したジェーンとシェリイ。

「先祖代々、蒐集してきた蔵書を今すぐ手放したい」幽霊屋敷に住む、風変わりな老紳士から依頼を受けた書店主ペネロピー。

容姿も家事も完璧。ガーデニングまで得意な未亡人メアリーが引っ越してきて、小さな村の住人たちは美しい新参者に夢中になった。

午前二時にスザンヌのドーナツ作りは始まる。

社交界の華と呼ばれた女性が殺された。

大親友の結婚式まであとわずか。

2月の“クッキー・ジャー”はイベントつづきで大忙し。けれども、目下ハンナを悩ませていること。

町の一大イヴェントであるバレエの発表会をひかえ、元バレエダンサーの老女が失踪。

真冬の猛吹雪の日。スザンヌの営むカフェの裏手の森で、悲劇は起こった。

英国王室を代表し、ルーマニア王家の結婚式に参列することになった公爵令嬢のジョージー。

「新しい人生のスタートよ!」PR業界を引退し、英国一美しいコッツウォルズの村で、憧れの隠居生活をはじめたアガサ・レーズン。

新学期が始まり時間のできたルーシーは、新聞社で働くことに。そこへ入ったのが娘がかよう小学校に爆弾がしかけられたとの通信。

ハンナのお店“クッキー・ジャー”は、開店以来初めてのピンチに見舞われていた。

レイク・エデンで三郡合同の大きなフェアが催されることになった。

ウェディング・ケーキの試食会を行った直後、クレアは偶然にも犯罪現場に遭遇してしまい、忽然と姿を消した。

ケータンリング業を営むゴルディの友人ホリーがパーティ直後に亡くなった。

毎年楽しみにしているクリスマスクッキー交換会。今年はルーシーが自宅を会場提供したのはいいが、苦労は並大抵ではなかった。

故郷の大学に非常勤講師の職を得て、高校生の娘を連れ実家へ戻ってきたジョージアは、親友のシド(世にも不思議な、歩いて喋るガイコツだ! )と再会した。

ニュージャージーの海辺に、念願のゲストハウスをオープンさせたシングルマザーのアリソン。

母親業に週刊新聞の臨時記者、加えて図書館の理事まで引き受けてしまったルーシー。

小さな田舎町にアンティーク調のカフェが開店。その名もカックルベリー・クラブ。

貸切バスでメキシコ旅行へ出発した、アンジェラとキャレドニアをはじめとする〈海の上のカムデン〉有志。

雄大な自然の広がるウェールズ地方のちいさな村。

大学講師の母と高校生の娘、動いて喋る骸骨シドの三名が暮らすサッカリー家。

アレクサンドリアの町は感謝祭シーズンのまっただなか。

NYでは誰もかれもがお手軽に白馬の王子さまを見つけようと、マッチングアプリが大流行に。

人骨騒ぎにケリをつけ、当初の計画どおり静かに暮らそうとした秘密工作員フォーチュンの決意を、一本の電話が打ち砕く。

宝の地図に金貨―きらびやかな海賊の略奪品が展示される、ヘリテッジ協会主催の大海賊展初日。すべてが一瞬の出来事だった。

一週間後に催されるストリッパーのコンテスト。踊り子たちは夢をつかむため、美しい演技に磨きをかけていた。

エリザベス王女をナチスの手から守るため、表向きは数学教師としてウィンザー城に赴いた赤毛の才媛マギー。