隠密廻りを解かれた後も、相も変わらぬ放蕩ぶりを貫く八巻卯之吉のもとに、大名の家中を名乗る美少年侍が現れた。

八巻卯之吉の尽力で旗本坂上家の当主となった権七郎だったが、祖母の英照院の不行跡の責任を取る形で甲府勤番を命じられる。

昼日中の浅草で行方知れずとなった大和屋の孫娘を、突如現れた異形の僧が験力で発見した。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

「私は君たちにゲームを挑む」 すべてのゲーマー&推理小説愛好家へ。

それは、「推理」でなく「検証」。

森の奥に囚われた盲目の王女・レイアは、父王の愛と美しいドレスや花、物語に囲まれて育てられた…はずだった。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

推理小説マニアの大学生・曳間が、密室で殺害された。しかも仲間が書いている小説の予言通りに。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

洋楽専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、社会との繋がりだった鈴木誠。

OL殺害事件の背景にあると目される大学時代のクラブ仲間を調べると、過去5年間に関係者が3名死亡していた。

江戸の下屋敷におわす藩主の愛妾和泉ノ方。閉ざされた書物蔵で御広敷番が絶命した。

老中も一目おく江戸一番の札差・三国屋の卯之吉が、同心株を買って定町廻同心見習いになった。

元プロゴルファーの殺害を震源に、複数の死者や行方不明者が周辺にいると判明して事件は多層化、松谷警部らを翻弄する。

予測不能な神業トリックを暴くのは、犯罪資料館の美人館長・緋色冴子。驚愕の推理力で、助手の聡と難事件に挑む。

とある高校のバスケ部員椎名康は、屋上から転落した少女に出くわす。

学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。

「普通じゃないのよ、この家は」 十字屋敷の主人・頼子がバルコニーから転落死して四十九日。

深川で放蕩三昧の日々を送る南町奉行所見習い同心八巻卯之吉が、突如同心として目覚める。

吸血鬼に人造人間、怪盗・人狼・切り裂き魔、そして名探偵。

盗賊・霞ノ小源太一党が江戸の町を震撼させていた。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

六本木のコンプレックスビルで開催される国際映画祭。

五年前、一万両にものぼる大金を盗み、大坂に逃げた大盗賊の夜霧ノ治郎兵衛の一党が江戸に舞い戻った。

特殊班に配属されたばかりの同期の女刑事が、立てこもり事件で人質の身代わりとなって拉致された。

島と二つの異形建築。"瞬間移動"殺人と謎の教団。

書店員は超多忙。

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。

田舎大名の上屋敷で幽霊騒動が起き、怨霊に取り憑かれ怯える藩主。

南町奉行所同心八巻卯之吉の名を騙り、武芸達者な侍を斬り殺す事件が頻発。

豪奢な一軒家で、執拗に切りつけられた惨殺体が見つかった。

吉原で放蕩三昧しようとしていたとき、剣術道場の火事に出くわした見習い同心の八巻卯之吉。

古美術でひと儲けをたくらむ男たちの騙しあいに容赦はない。

梅雨の長雨で関東全域が洪水罹災し、江戸の米蔵も水没。米不足に陥り大混乱の江戸の町。

元銀幕の大スター・片桐大三郎(現芸能プロ社長)の趣味は、犯罪捜査に首を突っ込むこと。

通訳捜査官の七崎隆一は、正義感から同職の義父の不正を告発、自殺に追い込んだことで、職場でも家庭でも居場所がない。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

遊冶郎気取りで吉原遊びを楽しんでいた内与力の沢田彦太郎が、遊女殺しに巻き込まれ下手人扱いされる。

八巻卯之吉の屋敷に赤ん坊が届けられた。自身番を訪ねてきた女が「同心の八巻様へ」と言い残し消えたのだ。

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞 寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。

脅迫電話に呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられ、首に針金を巻きつけられた奇妙な姿で遺体となって発見された。

南町奉行所同心八巻卯之吉の命を狙い失敗し、捕縛された元女盗賊のお峰が小伝馬町の牢から脱走。

雪崩で死亡した兄の遺品を整理するうち、増田直志はザイルに施された細工に気づく。死因は事故か、それとも―。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

探偵小説を愛し、戦争中は仲間と犯人当てゲームに興じた安吾。

「六甲山に小さな別荘があるんだ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。

「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。

放課後の旧体育館で、放送部部長が何者かに刺殺された。

孤児院育ちの美女から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。

”原作者”と”盗作者”の緊迫する駆け引きに息を呑む。

目撃された殺人と消えた犯人、そして目の前を落下する女、鍵を飲み込んだ被害者に雪の足跡…いつの間にか現れた「彼」の前に開かない「扉」はない。

もう少しで夏休み。新太は公園で、真っ黒な服を着た不思議なおじさんと話をする。

ビデオジャーナリストの伏見が住む鳴川市で、連続イタズラ事件が発生。