ハーブ河に浮かぶ豪華ヨットでいましもスターへの階段を駆けあがろうとしている新人歌手ターマーのデビュー・イヴェントが、多くの業界人を招き、華々しく催されていた。

次期市長を狙う有力政治家が、大規模な集会のリハーサル中に狙撃され、死亡した。

刑事部屋に意味不明のメッセージが届けられる。そこにいわく「諸君、私はまぬけだ」。

最初は盲目のバイオリン奏者だった。

巨大邪悪都市アイソラは犯罪に満ち満ちて、キャレラたち87分署の面々は休む暇がない。

服を着たままベッドに横たわる老人は、目と口をあけ、舌を突き出して死んでいた―駆けつけたキャレラには、老人が首吊り自殺をしたように見えたが、第一発見者の娘は自然死だと主張する。

戦地から戻ったばかりの青年リチャードは、酒場で若い未亡人ドミニークが男にからまれているのを目撃し、なりゆきから男を叩きのめして彼女を助け出した。

北部の都市へ職探しに行ったきりで消息のない夫を探してほしい。

警備会社副社長が毒殺された事件と、会計士が刺殺された事件―まったく関連のない二つの事件を追うウィリス刑事の前に、謎の女マリリンの存在が浮かんだ。

34歳の英語教師サラは、恋に落ちた。理想的な家族とやり甲斐のある仕事に恵まれ、夫以外の男性など考えもしなかったのに。

脅迫電話に悩む女優が、主演する新作ミステリ劇『ロマンス』そっくりの状況で通り魔に襲われた。

87分署シリーズの登場人物論から取材方法、そして映画にジャズ、話題満載。

ホープの事務所を訪れたジャックの依頼は風変わりなものだった。

六年前、ある脅迫事件がきっかけで、タナーの前から姿を消した秘書ペギー。

わたしをここから出して、と精神病院に入院するサラはホープに訴えた。母親と医者の共謀で病院に閉じ込められているという。

瀕死の重傷から回復したマシュー・ホープの最初の仕事は、大手玩具メーカーを相手どった差止訴訟だった。

内科医パーチェイスの後妻と娘の二人が殺された事件は、平穏なフロリダの街カルーサを戦慄させた。

クリスマス間近のアイソラでショッキングな事件が発生。動物園でライオンに食いちぎられた女性の死体が発見されたのだ。

刑事弁護士となったホープのもとへ、初めて殺人事件の弁護の依頼が飛び込んできた。

官僚の失踪事件の鍵を握る少年。巨悪の魔の手から彼を救うべく、特捜部が立ち上がる。

アイソラで近ごろ流行の悪戯は、無邪気とは言い難い。街頭の壁に絵を描くストリート・アーティストを狙った連続殺人。

森のなかで見つかった六本の左腕。それは、世間を騒がせる連続少女誘拐事件の被害者たちのものだと判明する。

絶世の美女ミッシェルが黒こげの全裸死体となって発見された。両手足を針金で縛られ、焼死させられたのだった。

農夫のラルフが悲鳴を聞きつけて階下におりてみると、そこには胸に包丁を突き立てられ、血まみれになったゲイの弟ジョナサンが横たわっていた。

ヴェネツィアの教会で、女性の死体が発見された。死体は司祭の祭服をまとい、腕には奇妙な模様のタトゥーがあった。

最初は麻薬の売人、次はダンサー―。二人は同じ拳銃で射殺され、路上に冷たいむくろをさらしていた。

私立探偵ジョン・タナー・シリーズ第13弾。

またもや警官が殺された！　狙撃犯は警察に恨みを抱く者か？

刑事達に囲まれた密室で起きた殺人。夜のパリを徘徊するのは殺人者か、人狼か。

春の宵、教会の庭で神父が刺し殺された。聖職者の凄惨な死に、キャレラも暗澹たる気持ちだった。

8頭の黒い馬と棒線で消された耳の写真―87分署に舞いこんだ奇妙な手紙に、キャレラたちの表情が凍りついた。

アイソラの街にはキノコのように死体が次から次へと現われる。クリスマスを4日後にひかえた、雪の日とて例外ではない。

こんな光景は西部劇でしかお目にかかったことがなかった。

大晦日の夜。

地下鉄のホームから突き落とされて危うく死にかけたエマは、数日後、今度は車に追い回されて轢き殺されそうになった。