宮本武蔵は巌流島の決闘に遅れなかった!?　居酒屋の片隅で繰りひろげられる、奇天烈な歴史推理談義の行き着く先は？　第２回ミステリーズ！新人賞受賞作収録の傑作短編集。

桃源郷を思わせる閉鎖された農村に行き着いた旅人たちが、いきなり連続殺人事件に巻き込まれる。

僕は歌川時雄。江戸川乱歩の少年探偵団シリーズが大好きで、ずっと憧れている。

女だてらに武の道を選んだ毛利玄達は、男装し諸国をめぐっている。

無理心中と思われた三鷹のスポーツライター殺害事件から浮かび上がった、河口湖とカーリングに絡む不可解な事実。

元プロゴルファーの殺害を震源に、複数の死者や行方不明者が周辺にいると判明して事件は多層化、松谷警部らを翻弄する。

コードネーム『久米』『輪島』『宮古』のテロリスト三人。

一党独裁の管理国家である“この国”は非戦平和を掲げることで経済成長を遂げた。

二つ目・寿笑亭福の助は、かつての弟弟子が故郷で開く初の独演会のため『芝浜』の稽古をと懇願される。

歴史上のミステリーの新説で、豪華商品をゲットするのだ!扇ヶ谷姫之、朝比奈亜沙日、そして留学生アナスタシア・ベズグラヤは歴史好きの女子高生三人組。

フリーライターの真以が書斎がわりに使う、東京郊外の寂れたファミリーレストラン。

父親を殺された少年の仇討ちを助ける豪傑の活躍譚など４編。

逃げろ、知力と体力の限りを尽くして。閉鎖された市立図書館に忍び込んだ男女5人を猛烈な悪意が襲う。

怪しい手品師、狙われる老落語家、師匠いわくの山間の宿…。謎に合点し落語で披露、笑いあり涙ありの人気シリーズ第4弾。

高座に上がった先輩が、突然演目を差し替えた理由とは?水泳部と水球部の抗争になぜかオチケン(落語研究会)が関わることに?大学入学早々、落語にまったく興味がないのに、廃部寸前のオチケンに入部させられた越智健一。

亮子の夫は落語家・寿笑亭福の助。彼と出会うまで落語と縁のなかった亮子も、最近では噺家の女房らしくなってきた。

津久井操は科学警察研究所の職員。実際に起きた事例をもとに、「警察は事件の発生を未然に防ぐことができるか」を研究している。

毎週金曜の夜、刑事のデイビッドは妻を連れ、ブロンクスの実家へママを訪れる。

武上希美子は中堅老舗出版社の編集者、三十一歳。元気な祖母と二人暮し。

書店で真剣に本を選ぶ美しい女性―まるで絵画のような光景に見とれた川端直幸。

手妻と太神楽。寄席・神楽坂倶楽部には謎がいっぱい 華麗な手妻を披露する美貌の母娘。

砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇…ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。

中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。

そのテロ組織の名は「V（ブイ）」。 目的は、流血によらず現政府への不信感を国民に抱かせ、その転覆をめざすこと。

江戸の両国橋近くに住むおゆうは、老舗の薬種問屋から殺された息子の汚名をそそいでほしいと依頼を受け、同心の伝三郎とともに調査に乗り出す…が彼女の正体はアラサー元OL・関口優佳。

高座で「罠」を打ち返し、怪談噺で謎を解き、ついには「あの人」を引っ張り出して…動き出す木彫りのねずみ、落語競演会で仕掛けられた「陰謀」学校での「妙ちきりんな事件」と義兄の結婚問題、そして師匠と十五センチの謎と駐車場で見たもの、これがあんなでそんなことに…。

やっと酉乃の本心を受け止める事ができたと思ったクリスマスのあの日。

柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。

修行の旅を続ける毛利玄達だが、剣豪たちの遺した名所旧跡を訪れる度に、なんの腐れ縁か柳生十兵衛と出くわすことに。

放課後の旧体育館で、放送部部長が何者かに刺殺された。

平凡なサラリーマンの「ぼく」こと海老野が勤める会社の近所に、突如できた小さな美術館。

「わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない」―穂村チカ、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。

名探偵の伊神さんは卒業、葉山君は進級、そして迎えた新学期。

静岡に行ってくれないかな―北海道出張中の牧編集長から電話を受け、緑は単身杵槌村へ取材に赴く。

正式に探偵社に入社した井上雅也。だが、地味な仕事続きで不満気味。

「じつはフランス製じゃないんだ、フランス人形は」「そうなの?」ある春の日、八駒家に持ち込まれたプラスチックの箱の中身は「冬の室内」といった趣の舞台装置と、その右のほうで行儀よく椅子に腰かけている少女の人形。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

風が吹き荒さぶ中、闇を裂いてトラックがやってきた。運転する商人は葡萄酒を運んでいると主張する。

芸術棟に、フルートを吹く幽霊が出るらしい―吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。

なぜか心惹かれる「青蛇」と呼ばれる男を巡る、5つの事件の顛末を描いた、芦原すなお渾身の女性私立探偵ミステリ。

ある日突然、婚約者の里美を事故で失った漫画家の陣内は、衝撃のあまり、連載中の漫画のヒロインを作中で殺してしまう。

いまだかつて、これほど哀しいホラーはなかった。これほど恐ろしいファンタジーはなかった。

美術部の領地と思しき「開かずの間」を巡る鉄研と映研の争いの最中、その部屋に突如として異様な鉄道模型が出現!?　表題作を含む５編収録のコミカルな学園ミステリ短編集。

母親を高校の同級生・渡部に殺されたライターの銀次郎。

ライターの銀次郎の同業者、青葉が殺された。青葉が特ダネを追っていたことを知った銀次郎はそのネタを探り始める。

平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。

衝撃の辞令を受けて泣く泣く「季刊落語」編集部の一員となった間宮緑は、牧編集長の洞察力に感嘆しきり。

“雌ライオン”こと名探偵・生野エルザと猛獣使いの助手・川島美伽のもとには日夜、風変わりな依頼が舞い込む。