天空の少年探偵団
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『憧れの少年探偵団』に続くシリーズ第2弾。長編ミステリである。 ミステリとしては純粋にすごいと思う。まったく予想を裏切られ、結末で唖然とした。これはこれでありだと思うが、「少年探偵団」ものを期待するひとにはショックが大きすぎるかもしれない。 ただ、あらが多すぎるのも事実。さすがにちっょと無理があるんじゃないか。本当に成立しうるのか。気になってしまう。 | ||||
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武術と特撮にこだわる秋梨惟喬先生の、 少年探偵団シリーズ二作目であります。 中華モノの短編群ではすんなり読めた突飛な設定や展開が、こちらのシリーズでは足を引っ張りがち。 事件の真相も何だか風が吹けば桶屋が儲かる式の見通しで、そんな思惑通りにいくのかしらん?と首を捻ってしまいます。 作中、特撮やアニメにおける少年キャラクターの扱いの変遷と考察が、いまどきの小学生がついてこれるのかよ!というツッコミは抜きにして最高に楽しい。そこしかよく覚えていないくらい。 トリックは館モノでありがちな機械系。 | ||||
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桃霞少年探偵団ものの第二作です。探偵団員である五人の小学六年生プラスひとりの少女が、「少年探偵団」に興味を持つ老建築家、西大寺の「天空の塔」館に招待されます。展望台の塔を持つふしぎな館ですが、そこに同年配の建築家グループの老人たちもやってきて、「少年探偵団」歓迎会のようになります。うちひとりの彫刻家と、伊藤巡査がまたまた、少年探偵団という存在の歴史的位置づけや、ヒーロー物における子供の考察を始めてしまったり、と、このシリーズらしいメタ目線に入ってゆくところはあいかわらず楽しめます。 ところが、老人のひとりが展望台の上で殺されている、という密室殺人事件が勃発、子どもたちは機械トリック、心理トリックなどについて議論を戦わせます。名探偵役の月岡くんはどうやら真相を見抜いたらしく、謎めいた行動をとり……。 語り手ふくめ小学六年生の子どもたちが大人びて、「子ども」である自分たちをも相対化しながら、推理をしてゆくところは、リアルではありませんが「少年探偵団」ものへの批評としても面白く、また後半、意外な方向へ動機が転がっていって、子どもたちの親や祖父を巻き込んでの活劇になるところでは、「少年探偵団」という存在を餌に使った犯人の意図そのものが、逆に、往年の二十面相ものの大時代なパロディのようにも見えてきます。 ということで、登場人物に言わせれば「純真でゆるい昨今の少年探偵団もの」ではなく、ひとひねり、ふたひねりもした現代性は評価したいのですが、残念ながらトリックが、同じ版元から出ている東川篤哉作品を彷彿とさせ、「○○みたい」というキーワードまでよく似ています。ミステリのトリックに凝る読者なら、ちょっと拍子抜けするかもしれません。その点で星を一つマイナスさせていただきました。 | ||||
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