『アリス・ミラー城』殺人事件

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種別
長編
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あらすじ

2008年10月15日 『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)

鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む―『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。誰が、なぜ、どうやって?全てが信じられなくなる恐怖を超えられるのは…。古典名作に挑むミステリ。(「BOOK」データベースより)

評判

『アリス・ミラー城』殺人事件の評価:

7.44/10点 レビュー 18件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.44pt

『アリス・ミラー城』殺人事件の総合評価:

6.49/10点 レビュー 77件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(9pt)

クローズド・サークス好きのためにあるかのような一作!

これまでの同作者の『城シリーズ』は才能は感じさせたものの、正直独りよがりで物語として破綻してるようなお世辞にも出来がいいと言いがたい作品だったのですが、今作は見事作者の持ち味を残したまま、わかりやすく面白い、完成度の高い作品として仕上がっていると思います。

雪の降り積もる孤島の古城に集められた探偵たちという、もう最初からいかにも『そして誰もいなくなった』的な展開になりそうな設定で、そのことを登場人物たちすら予感するシチュエーションの中、案の定起こる連続殺人事件。
登場人物個々のキャラが非常に立っており10人以上の人物が集まっても混乱することなく非常に覚えやすいです。
また長編推理小説としては決して多いページ数ではない中で、凄い勢いで人が殺されていくハイテンポな展開はまさに『そして誰もいなくなった』的です。

その読みやすさ、分かりやすい面白さという面では間違いなく初心者向きなのですが、集められた人間たちが最初から探偵ということで、当然のようにミステリ議論が始まり、殺人が起こればやはり当然のように推理合戦が起こり、推理小説のお約束を時に皮肉り、時に裏切り、時に忠実になぞるようなメタミステリ的な側面もあるのに加え、『そして誰もいなくなった』は言うに及ばず、『十角館の殺人』や『殺しの双曲線』をはじめ、無数の東西のミステリの名作の小ネタやオマージュが仕込まれており、「クローズドサークルもの」や「館もの」を中心とした過去の名作をある程度読み終えてから読んだほうが楽しめるのは間違いない作品だと思います。
(個人的にホラー映画の『スクリーム』の推理小説版という印象を受けました)

とにかくクローズド・サークルミステリが好きな人には無条件で面白い作品ではないかと思います。



▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.4
(9pt)

『アリス・ミラー城』殺人事件の感想

『アリス・ミラー』を探すため、集められた探偵たち。
そこで殺人が起こり、次々と犠牲者が増えていく。

クローズドサークル好きには是非オススメしたい作品。
叙述トリックは好きではないが、この作品は素直に許せた。
ただ、どうしても「現場の探偵たち気付けよ」と思ってしまうのが・・・

エーカー
NWKWLAAY
No.3
(9pt)

『アリス・ミラー城』殺人事件の感想

この作品はクローズドサークルものではとても異例で、よくできた作品だと思います。
他の小説にはありえないぐらい登場人物達が個々に好き勝手に動いたり、誰が主人公かもよくわからなかったり、まさに「アリス・ミラー」にふさわしい錯覚で、読者を惑わせています。
(詳しくはネタバレで)

▼以下、ネタバレ感想

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フレディ
3M4Y9ZHL
No.2
(9pt)

チェックメイト!

雪のクローズド・サークルでの連続殺人。
そして意外な結末!
うあー何これー?って思った。

えんじ
VGV1LYIG
No.1
(9pt)

読んでて面白いし、意外な仕掛けもよい

作品の雰囲気や緊迫感は前2作と比べて、抜群に良くなっている。
と言うか好みの問題かもしれない。
連続殺人+トリックが満載。ミスリードの妙も良かった。

Ariroba78
5M53WTS6

Amazonレビュー

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未読の方はご注意ください

No.59
(2pt)

フェア・アンフェア論争とか言う以前にさんざんやり尽くされたトリック

このミス上位の「神の光」を読んで感銘を受け、「私たちが星座を盗んだ理由」も秀作だったので、初期の新本格モノも読んでみようと思い購入。
なかなか読ませる要素はあるものの、正直酷い要素でした。
最後に判明するトリックですが、さんざんやり尽くされています。ちょっと考えただけでも、2004年以前に綾辻行人、我孫子武丸、筒井康隆、麻耶雄嵩、澤村伊智が自作品でやっています。

トリック以前に瑕疵も多い印象でした。
例えば、さんざん物理トリックの存在意義について登場人物の口を借りて講釈を垂れた後に、全く意味のなかった密室トリックの謎が解明。
必然性のないラブロマンス。
不可解な動機の犯罪を描くのに定評がある(?)石持浅海もビックリのミステリ史上最もアホな連続殺人犯の動機。
そして何より、殺人犯を目撃したにもかかわらず関係ない他の人たちを虐殺しようとする犯人以上にイカレた登場人物。

まあ確かに東野圭吾も初期作品にはムラがあったしな、と思い出した次第です。
『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)より
4062761467
No.58
(1pt)

叙述トリックを成立させるために全ての要素を犠牲にした駄作

序盤はキャラクター紹介に終始しており、ややごちゃついた印象。そこを抜けて最初の事件が発生すると物語はスピードをどんどん加速させて最終盤に突入。最後の最後で犯人が明かされるのだが、恐らく読者の99%が「は?」と思ったはず。

本作の叙述トリックについては「読者に対してフェア/アンフェア」と言った視点での論評が散見されるが、個人的にはそれ以前のレベルの話であり、稚拙という評価がふさわしい。本作の犯人(仮にXとする)は作者によって完全に保護され透明化されている。その特権階級とも言うべき取り扱いをするため、他の登場人物の言動やトリック、動機や舞台設定などが全て犠牲にされ放棄されていると言ってよく、全く納得感は得られなかった。

特に、X以外の登場人物がXの存在を徹頭徹尾無視している点が不自然すぎる。個別の場面でXへのアクションは僅かながらに発生するが、それに対するリアクションは皆無であり、他の登場人物間のリアクションとは完全に一線を引いて描かれ、Xは存在を隠匿されている。探偵たちも各自の推理の中でお互いの存在を犯人として疑う描写が多く見られるにも関わらず、誰もXだけは犯人として上げない。それは人数が少なくなった最終盤でも変わらない。密室のトリックは解けるのに、目の前に存在しているXは透明人間として考える探偵たち。そんな理解しがたい登場人物たちを読者はどう取り扱えばいいのか。

時間を無駄にして脱力感を味わいたい方にはおススメの作品。
『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)より
4062761467
No.57
(3pt)

自分にはハードル高し

ミステリという分野を読み慣れている人にとっては
おそらく意外性もあり、そこがフェアかアンフェアかという議論になりはすれ
まったく評価できないということはない作品なのだと思います。
ミステリ初心者が「城シリーズ!?面白そう」と手に取ったときには
大きく評価が分かれるのかもしれません。
丁寧な情景描写や、幾分書きすぎには感じるけどキャラの書き分けなど
著者の才能は十分すぎるほど感じる作品です。
ただラストの展開は自分には合わなかった。
ミステリてそういうものでしたね・・と屈服させられた感があったかも。
『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)より
4062761467
No.56
(3pt)

自分にはハードル高し

ミステリという分野を読み慣れている人にとっては
おそらく意外性もあり、そこがフェアかアンフェアかという議論になりはすれ
まったく評価できないということはない作品なのだと思います。
ミステリ初心者が「城シリーズ!?面白そう」と手に取ったときには
大きく評価が分かれるのかもしれません。
丁寧な情景描写や、幾分書きすぎには感じるけどキャラの書き分けなど
著者の才能は十分すぎるほど感じる作品です。
ただラストの展開は自分には合わなかった。
ミステリてそういうものでしたね・・と屈服させられた感があったかも。
『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社ノベルス)より
4061823094
No.55
(2pt)

ぽっと出のキャラが犯人

という印象だけが残ってしまった作品。実際は違うんですけどね。
これなら素直に他のキャラを犯人にしてキャラの掘り下げをした方が良かったかな。

なんでも叙述トリックにすれば良いわけではないと考えさせられました。
『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)より
4062761467

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