『アリス・ミラー城』殺人事件
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
『アリス・ミラー城』殺人事件の評価:
7.44/10点 レビュー 18件。 B ランク
『アリス・ミラー城』殺人事件の総合評価:
6.49/10点 レビュー 77件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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これまでの同作者の『城シリーズ』は才能は感じさせたものの、正直独りよがりで物語として破綻してるようなお世辞にも出来がいいと言いがたい作品だったのですが、今作は見事作者の持ち味を残したまま、わかりやすく面白い、完成度の高い作品として仕上がっていると思います。
雪の降り積もる孤島の古城に集められた探偵たちという、もう最初からいかにも『そして誰もいなくなった』的な展開になりそうな設定で、そのことを登場人物たちすら予感するシチュエーションの中、案の定起こる連続殺人事件。
登場人物個々のキャラが非常に立っており10人以上の人物が集まっても混乱することなく非常に覚えやすいです。
また長編推理小説としては決して多いページ数ではない中で、凄い勢いで人が殺されていくハイテンポな展開はまさに『そして誰もいなくなった』的です。
その読みやすさ、分かりやすい面白さという面では間違いなく初心者向きなのですが、集められた人間たちが最初から探偵ということで、当然のようにミステリ議論が始まり、殺人が起こればやはり当然のように推理合戦が起こり、推理小説のお約束を時に皮肉り、時に裏切り、時に忠実になぞるようなメタミステリ的な側面もあるのに加え、『そして誰もいなくなった』は言うに及ばず、『十角館の殺人』や『殺しの双曲線』をはじめ、無数の東西のミステリの名作の小ネタやオマージュが仕込まれており、「クローズドサークルもの」や「館もの」を中心とした過去の名作をある程度読み終えてから読んだほうが楽しめるのは間違いない作品だと思います。
(個人的にホラー映画の『スクリーム』の推理小説版という印象を受けました)
とにかくクローズド・サークルミステリが好きな人には無条件で面白い作品ではないかと思います。
▼以下、ネタバレ感想