銃を持つ花嫁
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あらすじ
人気写真家キャシー・モランの回顧展で、小説家志望のステイシーは展覧会の目玉であるモランの代表作に魅了される。この謎めいたモノクロ写真は、ウェディングドレス姿の女性が海に向かって立つさまを後ろから撮影したもの。だがこれは、静謐でロマンチックな肖像などではない。女性の背中には六連発銃を握った手が回されていた。題して「銃を持つ花嫁」。写真に魅せられたステイシーは、撮影当時に起きた出来事を明らかにして小説にしようと考える。やがて被写体の女性メーガンに夫殺しの疑いがかけられた十年前の殺人事件のことを知り、真相をいっさい口にせず隠遁してきたメーガンに接触しようとするが……。リーガル・スリラーの巨匠が一枚の写真に秘められた人間ドラマを克明に追い、スリリングかつ重層的に描きあげたベストセラー・サスペンス。(「BOOK」データベースより)
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評判
銃を持つ花嫁の評価:
8.00/10点 レビュー 1件。 B ランク
銃を持つ花嫁の総合評価:
8.67/10点 レビュー 3件。
感想一覧
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法廷ミステリーの巨匠・マーゴリンが約20年ぶりに日本上陸。1枚の写真に魅入られた作家志望の女性が、その写真の謎を解こうとして10年前の未解決殺人を解明することになるサスペンス・ミステリーである。
作家を目指してN.Y.に出て来たものの小説は書けず、仕事も退屈で行き詰まっていたステイシーはたまたま目にした「夜の海辺で銃を持つ花嫁姿の女性の後ろ姿」の写真に魅入られた。誰が、どんな意図でこの写真を撮ったのか。その背景を絶対に小説化したいと決心したステイシーは会社を辞め、撮影場所であるオレゴン州の海辺の町へ飛んだ。写真が撮影されたのは10年前で、被写体の女性は富豪との結婚式の翌日に夫殺害容疑で逮捕された花嫁・メーガンだった。メーガンが持っていた銃は夫殺害の凶器と判明したのだが、本人は記憶を失ったため何も覚えていないという。
10年前の事件、その5年前の出来事、現在の進行中の調査の3つのエピソードを行き来しながら大きなドラマが語られる。一見、複雑な物語だが3つの時代がちゃんと分けられているので理解しやすい。素人探偵役のステイシー、写真を撮った元弁護士で写真家のキャシー、被写体のメーガン、3人の主役の女性のキャラクターがくっきりしているのも読みやすさにつながっている。過去と現在がつながり、悲喜劇が生まれ、謎が解明されるストーリーは法廷ものに定評ある作家らしく論理的で納得感がある。
謎解きミステリーのファンにオススメする。