氷の男
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本書は、のちに‘10割打者’と呼ばれることになるフィリップ・マーゴリンが、’78年のデビュー作『封印された悪夢』に次いで’81年に発表、’95年に一部リニューアルした第2長編である。 マーゴリンのファンとして、解説もこれまた大ファンである折原一が執筆しているとあって、この文庫を長いあいだ探していたが、やっと入手することができた。 デイヴィッド・ナッシュは、常に沈着冷静で、どんな有罪の依頼人でも、裁判で無罪判決を勝ち取ることから“氷の男”という異名を持つ35才の辣腕弁護士である。彼が、売春の囮捜査中の婦人警官殺害の容疑で逮捕された弁護士に弁護を依頼されるところからメインのストーリーがはじまる。同業者の冤罪を晴らすべく法廷に立つナッシュ。裁判で闘う相手はナッシュの別れた妻で有能な地方検事補である。裁判はナッシュの水際立った弁論で終始被告側有利に進行してゆくが、それに依頼人の妻とナッシュの不倫問題も絡んできて、事態は複雑な様相に・・・。 白熱の法廷場面、被告の弁護士は果たして本当に無実なのか、その場合の真犯人は誰なのか。そして不倫恋愛に懊悩するナッシュ、裁判の結果が出て、ストーリーが収束すると思われるところから、事態は急転回して、またまた大きく動き出す。読みはじめたらもう止まらないノンストップ・サスペンスに読者はハラハラ、ドキドキしっぱなしである。 本書は、読者サービスにフル・スイング、‘10割打者’マーゴリンの、面目躍如といっていい傑作である。 | ||||
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