(短編集)
エコエコアザラク
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内容は好みの問題だから別として、とにかく文章が酷い。"てにをは"が滅茶苦茶で、抜けも多いし、まるでGoogleの翻訳機能で訳したような文章。語彙も、("稚拙"ではなく)幼稚で、読んでいて白ける。 「怪談は語り口がすべて」とは、平井呈一の言葉だったように記憶しているが、これでは何もかもが台無しだ。 これでお金を取ろうというプロの書く文章ではない。素人以下。 こんなものをよく出せたものだと呆れる。 | ||||
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古賀新一の少女漫画『エコエコアザラク』(1975年連載開始)を小説家の岩井志麻子がノベライズ。 ヒロイン・黒井ミサの周囲で起こる事件を描く「逃げる女」「さまよう夫婦」「居すわる母」「追いかけてくる愛人」を収録。 「逃げる女」 高校在学時に妊娠した赤部有里。高校を退学し、息子の輝磨を出産するが、夫との仲は冷めてしまう。輝磨を育てながら、風俗店に勤める有里だったが……。 「さまよう夫婦」 画家の息子として生まれた充秀。女優の娘として生まれた亜寿子。家族の期待に応えられない劣等感を抱いているという共通点から二人は惹かれ合う。さらに、二人には、幼い頃に黒井ミサという少女と出会った記憶があった。二人は海外へ旅立つが……。 「居すわる母」 原西留利子の彼氏・曽場俊博には、厄介な継母・元子がいる。元子を忌々しく思う留利子だが、俊博自身は元子を気に入っている様子。元子を遠ざけるべきか悩む留利子だが……。 「追いかけてくる愛人」 幼い頃に母を失った今熊須美香。パパ活や愛人業をしながら生きていくが、三十代半ばになって焦り出す。 岩井志麻子お得意の風俗や嘘つき女話をベースに、ダークなストーリーが展開される。悲惨な末路を辿る登場人物たちの中で、ダークヒロイン・黒井ミサは凛としている。その姿は蠱惑的で清廉さも感じさせる。 原作漫画ファンも原作未読者も楽しめる小説である。 | ||||
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漫画の方が怖くて良かった。小説はつまらなかった。 | ||||
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『エコエコアザラク』 何処からともなく聞こえる不気味な呪文。 子供の頃、怖いけどそれでも読みたい漫画が従兄弟の家にあったっけ。 忘れかけていた強烈で懐かしい記憶が、岩井志麻子さんで蘇りました。 『エコエコアザラク エコエコザメラク』 たしかそんな呪文。 漫画の主人公である魔女、黒井ミサは、令和版では準主役にその立ち位置を変えています。 右に行けば不幸になるとわかっているのに、行き先を左へと変えられない主人公達。 それをアシストするでもなく、遮るわけでもなく、主人公の不幸を助長するかの様なミサ。 女性が大好きな占いとは違う、それはまさしく予言であり、確実な未来。 それは決して、変えることの出来ない未来なのか。 再び漫画を読みたくもなり、もう一度じっくり小説を読み返してみたくもなる一冊でした。 | ||||
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1970年代『週刊少年チャンピオン』において人気を博したホラー漫画『 エコエコアザラク 』! 連載時は『チャンピオン』の黄金時代で『 ブラック・ジャック 』『 ドカベン 』『 がきデカ 』『 750ライダー 』など数々の人気作のなか『 エコエコアザラク 』はまさに異色のホラー漫画だった。 黒魔術を使う謎の美少女・ 黒井ミサ の活躍を描いた本作だが、私もリアルタイムでは読んでいなかったが子どもの頃、知人の家で初めて本作( 第1巻 )を読んでトラウマになった思い出がある。 今回『 ぼっけえ、きょうてえ 』などで知られるホラー作家の岩井志麻子が書き下ろしたまさかのノベライズだ。 ・ 高校の時に出産し、彼と親子3人で家庭を築くも生活苦でロクに働きもしない彼が煩わしくなって逃げようとする……第1話「逃げる女」 ・ お互い親同士が優秀であるが故にコンプレックスを持つ二人が結ばれた。その二人が過去にそれぞれ別の形で出会った共通の知人である黒井ミサに会うために海外へ旅立つのだが……第2話「さまよう夫婦」 ・ 結婚を前提に長年付き合っている彼氏が義母(父の後妻)と腹違いの妹との同居する事に抵抗を感じる彼女だが……第3話「居すわる母」 ・ 社長令嬢として育ち、人目を引く美人であった須美香。だが幼い頃、失踪した彼女の母の面影を追って、美しく成長をした現在も母を捜索しようとする須美香だが……第4話「追いかけてくる愛人」 本書は四話構成の物語となっており、それぞれ心に闇を抱えた人物たちが黒井ミサと接触した事によってどう進展するのかが見どころだ。 原作も妬みや恨み、欲にとらわれた人々に黒井ミサが示唆するもそれによって業にとらわれて最後は陥り、そうした人たちの愚かしさの結末を冷めた感情で見定めて去って行く黒井ミサが本作の定番だった(後半になるとホッコリする挿話もあるのだが)。 本作もその辺りを意識して物語が作られており、中には『 シックスセンス 』のような意外な展開を描くなど物語の構成もいろいろ工夫されているのだが、イマイチ乗れなかった。 『エコエコアザラク』というと『 笑ゥせぇるすまん 』と共通するところがあって人間の持つ心の奥に潜む醜い部分をえぐり出し、形式的には解消させようとするのだが解決はしないという点では黒井ミサも 喪黒福造 も一緒なのだ。 凝った構成にせず、もっとシンプルに描いてくれれば(業が深い人物が黒井ミサの助言により、幸福をもたらすも最後は自分で墓穴を掘って失敗するような)読みやすかったような気がする。 | ||||
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