探偵伯爵と僕
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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本書は子供向けのミステリ叢書として講談社によって編まれたミステリーランドシリーズの中の1作である。しかしその内容は子供向けと云うにはヘビーなものだ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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雰囲気としては、江戸川乱歩の怪人二十面相に似たものを感じた。 物語は子供の視点から描かれていて楽しくすらすらと読めることと、それでいて見事な結句がこの物語を軽くしていないことが素晴らしい。 | ||||
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一気に読むにはちょうど良い秀作です。 森博嗣さんの書くものは全て、ここちよいので。 | ||||
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「ぼく」の気持ちが場面ごとに細かく描かれていて、「伯爵」とのやりとりも軽妙で、微笑ましく最後まで読みました。凄惨な場面は描かれていないものの、子どもを狙った猟奇殺人をテーマにしていて、その被害者の気持ちも伝わってきました。アニメ化したらいいんじゃないでしょうか。 | ||||
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初・森博嗣作品。短編はオムニバスの短編集などでお目にかかったことはあるが、長編は初めて。語り手が小学生、という設定で、ちょっと子どもっぽいのか?と思いきや、そんなことはなかった。すいすい読むことはできるし、とても読みやすい文章なのだけれど、中身が決して簡単なわけではないし、事件も”日常の謎”などではなく、れっきとした殺人事件。派手なトリックとか、大どんでん返しがある、というのでもないが、淡々と綴られる、ちょっと大人びた主人公の語り口が、より事件の不気味さ、見えない犯人が忍び寄る恐ろしさを表現している、と言ったらいいか。 探偵伯爵”アール”も秘書のチャフラフスカさんも最初は得体の知れない人物なのだけれど、どこか親近感を持ってしまうのはなぜだろう。やはり物語が子どもの目線ですすんでいくからだろうか。これは、語り手が探偵伯爵だったらきっと面白くないんだろうなあ。 なんというか、とても斬新な作品だった。一つの事件をこういった角度から見た描き方、っていうのがあるんだな。素直に面白かった。他のシリーズも読んでみたいと思う。 | ||||
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装丁も箱入りで、ちょっと凝った本。ルビも振ってあり、表向きは子供向けの本。昔、よく読んだ少年探偵団やルパン、ホームズの本みたい。 内容も少年が探偵に出会い、事件に巻き込まれるという話だけど、実は、すごく深い話だ。 なぜ、人を殺してはいけないのか、なんていう哲学的な問いも見え隠れしていて、大人が読んでもいい本。というより、子供向けという皮をかぶっているけど、大人向けの本だ。 自分が人を殺さないのは殺しちゃいけないからじゃなくて、殺すのがイヤだから、なんて言える大人がどれぐらいいるだろう。 | ||||
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