カムパネルラ

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長編
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あらすじ

2019年02月28日 カムパネルラ (創元SF文庫)

16歳のぼくを置いて母は逝った。宮沢賢治研究に生涯を捧げた母は、否定されている『銀河鉄道の夜』の第四次改稿版の存在を主張していた。花巻へ散骨に訪れたぼくは、気がつくと、昭和8年、賢治が亡くなる2日前にいた。辿り着いた賢治の家でぼくを迎えたのは、早逝したはずの妹トシと、彼女の娘「さそり」だった。永遠に改稿され続ける小説、花巻を闊歩する賢治作品の登場人物たち――『銀河鉄道の夜』をモチーフに時間と物語の枠を超える、傑作長編SF!(「BOOK」データベースより)

評判

カムパネルラの評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 D ランク

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カムパネルラの総合評価:

8.00/10点 レビュー 10件。

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.10
(5pt)

山田正紀の考察するカンパネルラ像

宮沢賢治の”銀河鉄道の夜”が好きで、購入した。”雨ニモマケズ”に通じるものがあるカンパネルラの人物像は、私達にその生き方を考えさせられる。
カムパネルラ (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: カムパネルラ (創元SF文庫)より
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No.9
(5pt)

山田正紀の考察するカンパネルラ像

宮沢賢治の”銀河鉄道の夜”が好きで、購入した。”雨ニモマケズ”に通じるものがあるカンパネルラの人物像は、私達にその生き方を考えさせられる。
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No.8
(4pt)

どんでん返しに次ぐ、どんでん返し

普通のミステリーものかと思いきや、どんでん返しに次ぐどんでん返しの連続が凄まじい作品です。ディストピアならではの、殺伐とした終盤の雰囲気がまた魅力的です。そこから来る、終盤の展開には鳥肌がたちました。
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No.7
(4pt)

どんでん返しに次ぐ、どんでん返し

普通のミステリーものかと思いきや、どんでん返しに次ぐどんでん返しの連続が凄まじい作品です。ディストピアならではの、殺伐とした終盤の雰囲気がまた魅力的です。そこから来る、終盤の展開には鳥肌がたちました。
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No.6
(4pt)

賢治ファンへの挑戦

「何度も改稿される『銀河鉄道の夜』の世界に僕は迷い込んだ」という文庫本の帯の文句が私の眼に飛び込んで来た。それだけで、私は購入を決めた。

山田正紀のSFによる宮沢賢治論のようなので、かなり難解になることは目に見えているのだけど、それもまた良し、48年に渡る賢治ファンとしては、山田正紀の「神狩り」を読んで44年、そんな簡単には負けないぞ!という気分だった。

賢治ファンならば知っていると思うが、『銀河鉄道の夜』は未完の作品である。しかも、第4次改稿まであり、3次から4次にかけて何故か大きな改稿がされている。謎はいくつもある。

(1)最も大切な場面のひとつ、ジョバンニが銀河鉄道に乗る場面の原稿が5枚も抜けている。
(2)物語の鍵を握ると思われる「天気輪の柱」の具体的な姿は、遂に明らかにされていない。
(3)3次稿において登場したブルカニロ博士も「黒い大きな帽子をかぶった青白い顔の痩せた大人」も、4次稿では何故かばっさりと削られた。
(4)4次稿において、カムパネルラのお父さんは「もう駄目です。落ちてから45分たちましたから」と言ったが、45分の根拠は何なのか?それと関連して、ジョバンニは何故かお母さんに「1時間半で帰ってくるよ」と告げている。それは何故か?
(5)物語とは関係ないが、賢治の亡くなる前日に見知らぬ人が来て肥料の相談を長々とした。これが病状が急変した原因と言われているが、何故賢治はその人に応対したのか?

今や決して決定説は出てこない、これらの謎に対して、山田正紀は、メディア庁に支配されているパラレルワールド軍国未来社会から賢治を考える、という「補助線」を引いて取り組んだ。のだと思う。それは成功したか?私はしていないと思う。補助線が一本だったならば、お見事!となるのだが、もう時空が行ったり来たりで、全然スッキリしなかった。明かさないけれども、瑕疵が幾つもある。でも、山田正紀がそのように「推理をする根拠」には共感する。面白かった。
カムパネルラ (創元日本SF叢書) Amazon書評・レビュー: カムパネルラ (創元日本SF叢書)より
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