罪責の神々 リンカーン弁護士
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あらすじ
依頼人アンドレ・ラコッセは殺害容疑で逮捕されていた。女性を絞殺し、証拠隠滅をはかって火を放ったのだという。かつての依頼人デイトンが名前を変え、ロスに戻り、娼婦に復帰し、殺されていたとは意外だった。ハラーは、ラコッセの弁護を引き受けることにした。事件を独自に調査した結果、ラコッセは本人の言うように無実であり、何者かにはめられたのだとハラーは確信する。悪徳捜査官マルコは違法な捜査方法で、実績をあげることを平気でやってのける人間だった。 終身刑判決無効の申し立てをおこなわせ、デイトンを証人として召喚しようという動きを知ったマルコが先手を打って、デイトンの口封じをさせたのだった。当局側の人間として事前に情報を知る有利な立場から、マルコとはハラーの先回りをして、証拠や証人潰しをつづけていく……。(「BOOK」データベースより)
評判
罪責の神々 リンカーン弁護士の評価:
8.00/10点 レビュー 3件。 A ランク
罪責の神々 リンカーン弁護士の総合評価:
8.89/10点 レビュー 18件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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リンカーン弁護士シリーズの第5作。法廷シーンの面白さは従来通りで、さらに謎解きミステリーの面白さがプラスされた傑作エンターテイメント作品である。
エスコートガール殺害容疑で逮捕された「デジタルぽん引き」ラコースから弁護を依頼されたハラーは、ラコースにハラーを教えたのが、かつて何度も窮地を救ってやった高級娼婦のグロリアで、しかも殺されたのがグロリアだったことを知り仰天する。依頼を引受けて調査を始めたハラーは、ラコースは罠にはめられただけで無罪だと確信し、真犯人を探し始めるのだが、それに気づいた犯人側から執拗な妨害を受け、命まで狙われることになる・・・。
真相解明までのプロセスは良くできた私立探偵ミステリーのようで、謎解きもアクションも楽しめる。さらに、いつも通りに二転三転する法廷シーンのスリリングさは秀逸。シリーズの中では一番の華やかな作品である。
「訳者あとがき」に「ひょっとするとシリーズ最後の作品か」とあり、同じような感想を持ったのだが、これまでとは違う路線への転換点なのかもしれないと、密かに期待してもいる。
シリーズ作ではあるが、本作だけでも十分に楽しめる作品であり、法廷もの、私立探偵ものファンには自信を持ってオススメしたい。