鎮憎師



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    初公開日(参考)2017年04月
    分類

    長編小説

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    鎮憎師 (光文社文庫 い 35-17)

    2021年06月16日 鎮憎師 (光文社文庫 い 35-17)

    復讐が復讐を呼び、悲劇は繰り返されるのか―― 憎悪の連鎖を断ち切れ! 奇想の本格ミステリー作家が斬新な探偵役を生み出した! 「憎しみを鎮める人」沖田洋平は事件を解決し、さらなる復讐を食い止めることができるのか!? 大学時代のサークル仲間の結婚式の二次会に招かれた八人の同窓生。会には三年前、恋人だった藤波覚史の無理心中に巻き込まれながら一命を取り留めて以来疎遠になっていた熊木夏蓮もサプライズで登場。盛り上がった九人は翌日も集まることになった。しかしその日、夏蓮は死体で発見される。これが藤波の死に対する復讐だとすれば、犯人は八人の中に!? 赤垣真穂は、悲劇の連鎖を危惧する叔父から「鎮憎師」なる人物を紹介される。事件を上手に終わらせてくれる人だという――。斬新な設定に唸る本格ミステリー!(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    鎮憎師の総合評価:3.75/10点レビュー 4件。Cランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (7pt)

    あくまでも推理ゲーム

    登場人物や物語の背景に深みがないとかその辺の批判めいたものはこの作家には当たりません。ほとんどの作品が推理ゲームに特化したものだからです。
    ハウダニット、フーダニット、ホワイダニットを究極に突き詰めているお話ばかりです。ですから人間的な深みなどを描写することなど始めから捨てています。
    結婚式の二次会出席のため数年ぶりに集まった大学の仲間。三次会の後、渋谷駅で別れた八人。それぞれが違う方向に別れ見事に散り散りになった八人。
    住むところが違うため利用する鉄道が全員違ったせいです。乗り入れ路線の多い渋谷駅ならではの偶然でしょう。
    大学時代に事件があり一人の女性が皆の前から消えました。社会人になれば今の人間関係を優先するため、いくら仲の良かった大学時代の友人たちとも疎遠になるのもごく普通の事です。
    皆の前から消えた女性がその二次会に現れました。大学をやめ郷里に帰っていた女性が現れたのです。そして、久しぶりのためまた翌日に全員で会おうと約束をします。
    だが待ち合わせ場所に彼女は現れません。三次会の後渋谷駅で彼女は渋谷のホテルに戻り他の八人は駅で散り散りに別れました。待ち合わせ場所で4人が残りあとの4人がホテルまで様子を見に行きます。
    何故かケータイが繋がらないからです。ホテルの近くまで来た時、路上に置かれた段ボールの下に彼女の死体があるのを4人は発見します。
    首にひもで絞められたあとがありました。八人のうちの一人が密かに彼女と連絡を取り二次会に呼んでいました。物取り等流しの犯行ではない模様です。
    となると容疑者は八人なのか。全員が理系大学出身のためここから論理的な考察に入ります。推理ゲームの始まりです。
    読者向けと探偵役向けに手掛かりを晒します。普通そんなことは言わないだろうという一言が語られます。それはあくまで読者と論理展開する探偵向けの言葉です。
    それが無ければ推理は進まないでしょう。だからそこは目をつぶるところです。一般的に考えれば変です。言わなければ悟られないことを言うのですから。
    そういったところがあるのがバカバカしいととる読者もいるでしょう。でも、あくまでもミステリのロジックを楽しむためのお話ですから重箱の隅を楊枝でほじくるのはよしておきましょう。( ´艸`)
    ただ、妙なタイトルで少し損をしているのではないかと心配します。軽いと言えば軽いです、しかし、妙な重たさがある海外ミステリを読んだ後はちょうど良い口直しとなります。
    石持ファンであれば楽しめる一冊でしょう。

    ニコラス刑事
    25MT9OHA
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.3:
    (1pt)

    ハードカバーにも文庫にもKindleが存在するので要注意

    Kindleなら同じ本をハードカバーと文庫で購入する危険を回避できると思ったら大間違いです。
    Amazonの不思議な不思議なアルゴリズムは私がこのハードカバーの時にKindleを購入しているというのに、得意げに興味がありそうな新刊ですと進めてきました。。。。
    本をハードカバーと文庫2冊買ってしまうのはまだ自分の愚かさを笑うしかないのですが。。。まさか電子版を2冊はKindleにも責任があるかと
    鎮憎師 (光文社文庫 い 35-17)Amazon書評・レビュー:鎮憎師 (光文社文庫 い 35-17)より
    4334792030
    No.2:
    (1pt)

    つまんない

    冒頭からクライマックス!!
    ってかんじにしたかったのだろうが、失敗してる
    話が全然進まない
    どうでもいい推理とも言えないような推理が続く
    キャラに魅力がない
    つまらん
    読み進めるのがもはや苦行
    ここ数年駄作を連発してるが、この人にわずかでも期待するほうがどうかしてるのかもしれない
    鎮憎師 (光文社文庫 い 35-17)Amazon書評・レビュー:鎮憎師 (光文社文庫 い 35-17)より
    4334792030
    No.1:
    (2pt)

    石持さんの、よくない部分が表にでた一冊

    石持さんのファンで、これまでも全作品読んでいます。(特にうすうすシリーズは大好きです)
    石持作品は、登場人物が理知的、論理的、時により倫理観低めという特徴があり、それがいい方に出た作品と、逆のものがあり、今作品は残念ながら、裏目に出てしまっています。
    主人公たちが理系ということで、感情よりも論理優先という設定ですが、友人が殺される状況で、外部犯の可能性がゼロでない中、互いに犯人捜しをしていく様は、とても共感できません。動機も読者が納得できないこともありますが、登場人物たちが納得してしまったことが不思議でなりません。
    「鎮憎師」もひょっとしたら、石持版京極堂を創ろうとしたのかも知れませんが、役割もキャラも中途半端です。
    厳しい意見を書かせていただきましたが、観察力と論理的推察力だけで、真相を明らかにする石持スタイルは大好きです。また、以前のような傑作を期待しています。
    鎮憎師 (光文社文庫 い 35-17)Amazon書評・レビュー:鎮憎師 (光文社文庫 い 35-17)より
    4334792030



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