ずうのめ人形

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種別
長編
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あらすじ

2018年07月24日 ずうのめ人形 (角川ホラー文庫)

その物語は、人を殺す――。『ぼぎわん』に続く、比嘉姉妹シリーズ第2弾!オカルト雑誌で働く藤間が受け取った、とある原稿。読み進めていくと、作中に登場する人形が現実にも現れるようになり……。迫りくる死を防ぐために、呪いの原稿の謎を解け。新鋭が放つ最恐ミステリ!(「BOOK」データベースより)

評判

ずうのめ人形の評価:

6.50/10点 レビュー 2件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.50pt

ずうのめ人形の総合評価:

8.42/10点 レビュー 155件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(7pt)

ずうのめ人形の感想


 あるライターの死、傍らにあった原稿、それを読んだものもまた死に至り、読んだものだけ見える人形、迫る人形、残された時間は4日。

原稿に書かれた「ずうのめ人形」なる都市伝説を巡り、新人ライターの藤間と前作で結ばれた野﨑と真琴が奮闘していく。 物語の大部分が「ずうのめ人形」の書かれた過去の時間軸とそれを読み対策を練る現在の時間軸を交互に展開するという手法を取り、幕間的に挟まる謎の記述など随所にミステリ的な技巧が見て取れる。 呪いの源を叩くために人を殺すまでに膨張した悪意の出どころを探す彼ら、それは殺人事件の捜査のような論理性は無いにしろ一種の謎解きであることに変わりはない。 そして少なくとも読者に対しては数多の伏線が見え隠れしている。 終盤の展開に驚かされ途中に挟まった意味深な記述の意味を知る時の歓びはミステリそのもの、前作の「ぼぎわん」からホラー色を一切薄めることなくミステリ調の作品に昇華された一作。

りーり
9EDFH0HC

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.153
(5pt)

面白かった

"最初は遠くに見えていた。今はベッドの脇にいる。傍らで突っ立って、こっちを見上げている。頭から布団をかぶっていても分かった。するはずのない気配がするからだ。ここには誰もいないはずなのに"2016年発刊の本書は、その物語は、人を殺す――。比嘉姉妹シリーズ第2弾。⁣

個人的には映画化もされた前作、『ぼぎわんが、来る』が面白かったので、本書も手にとりました。⁣

さて、そんな本書は前述の『ぼぎわん』で第22回日本ホラー小説大賞を受賞した著者による霊媒師姉妹、比嘉姉妹シリーズ第2弾。本書では都市伝説『ずうのめ人形』の原稿を読んだら4日後に作中の喪服の日本人形に殺される。と、不審死を遂げたライターが遺した謎の原稿によって、次々と読んだ人間が変死体となって発見されていく中、同じく原稿を読んでしまった藤間は、先輩ライターの野崎と彼の婚約者である霊能者、比嘉真琴に助けを求めるのですが。⁣

まず、前作の語り手によって視点が変わっていく『ぼぎわん』と違って、本書では作中作としての『ずうのめ人形』を間に挟みながら、藤間の視点で物語が進んでいくのですが。"日本人形が近づいてくる"と、想像してみると割とシュールなんですが、それがじわじわと迫り来る恐怖として伝わってくるのが流石!と思いました。⁣

また、懐かしい、鈴木光司のベストセラー『リング』を意図して類似させながら、全く違う展開をみせるメタ・ホラー性。サダコといじめられている里穂が実は。。という展開も面白かったです。⁣

エンタメ要素のあるホラー小説が好きな方にぜひ。
ずうのめ人形 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ずうのめ人形 (角川ホラー文庫)より
4041067685
No.152
(5pt)

真実はどこにあるのか?

比嘉姉妹2巻。
辛い日々を送る主人公が書かれた原稿。その原稿を読むと作中に現れる、ずうのめ人形に呪われる。
期限は4日間。日々迫り来る人形。それまでに呪いを解けない場合…。
人間の心の闇、エゴ、暗さ。目に見えるものが全て真実とは限らない。
ずうのめ人形 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ずうのめ人形 (角川ホラー文庫)より
4041067685
No.151
(5pt)

人間の内面に潜む恐ろしさの表現が上手い

ぼぎわんが面白かったのでこちらも迷わず購入したのですが、デビュー作の次は大抵期待外れに終わることが多いので、あまり期待はしていませんでした。
しかしこちらも負けず劣らず大変楽しめました。

ただ読み終わった今、冷静になってこの作品を振り返ってみると、人形の呪いなんてベタですし、荒唐無稽だわ都合の良い部分も多いわで、いくらでもケチを付けられるんですよね。
それでも読後の満足感の高さは変わりませんでした。

何故かと言えば人物造形とその描写、特に人間の内面に潜む恐ろしさの表現に優れており、それが妙にリアリティを感じさせてくれます。
そしてそのリアリティある作品の世界にずるずると引き摺り込まれたところで、怪異の話を上手く絡めてくるものだから、頭の中でそれらを鮮明に思い描くことができ、こちらもじわじわと不安感に襲われるんですよね。
このやり方がとても上手くて、読後は質の高いエンタメ作品を楽しんだ満足感を十分に得られました。

以下、ネタバレ含みます。
呪いよりも人間の狂気の方が際立つあのラストは、後味が悪いながらもこの作品らしくてとても良かったです。
結局、一番怖いのは人間なのよね。
ずうのめ人形 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ずうのめ人形 (角川ホラー文庫)より
4041067685
No.150
(5pt)

映画化希望!

シリーズ全部読みましたが、個人的にこれが一番怖かった。クライマックスは臨場感もありハラハラしました。是非映画化して欲しい…
ずうのめ人形 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ずうのめ人形 (角川ホラー文庫)より
4041067685
No.149
(5pt)

二作目

構成が上手い。ミステリーとしても評価が高いというのは頷ける。
個人的にはリング(小説も映画も含めて)やホラー映画の寸評とか、オカルト系の内部事情とかが垣間見えたのも興味深かった。
あと、野崎さんと真琴さんのその後も楽しめた。
ずうのめ人形 (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ずうのめ人形 (角川ホラー文庫)より
4041067685

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