もうひとりのタイピスト
- タイピスト (1)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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米国の女性新人作家のデビュー作。売り文句には「究極のサスペンス!」とあるのだが、かなり期待外れだった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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地味なタイピストのローズの傍に、同僚として入ってきた魅力的な美女オダリー。 オダリーの言動には嘘と作為の匂いがするにも関わらず ローズはやがて自分が一番の友達でありたいとすら願うようになっていきます。 オダリーと知り合ってから変わっていくローズの生活が面白く、 いったいどういう結末が待っているのかとわくわくしたのですが、 中盤以降がどうも微妙な感じでした。 まずオダリーがある事にだけは非常に動揺するのですが、 それまでの彼女の言動からすれば、適当にあしらってしまえる事じゃないの? と思ってしまいます。 また、ラストはさすがに無理があるんじゃなかろうか……と思わずにいられませんでした。 後味もあまり良くない感じなので、清々しい結末を望む人には向きません。 途中までは良かっただけに惜しく感じました。 | ||||
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この本の特徴は悪女ものであることで、1920年代のアメリカを舞台にしていることが魅力のひとつ。 『グレート・ギャツビー』と雰囲気がよく似ています。 その時代に女性が仕事を持つことは大変だったでしょうし、孤児だったとなればなおさらだと思います。 そんな女性が、まったく正反対の女性の魅力にとりこまれていく様子が、興味深かったです。 細かい点で甘さがあるので、★ひとつ分減らしましたが、主人公の心情がよく書き込まれており、別世界に楽しく引き込んでくれる作品でした。 | ||||
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くどいですが、感のよいあなたは読後に読んでくださいね。 ☆ 惜しい。設定もキャラクターもとても魅力的なのですが、「彼女」の犯罪を成立させるのにはプロットが雑、というか乱暴ではないでしょうか。 詳しくは書きませんが、いくら1920年代の警察でも、お偉いさんを何人か抱き込んでいても、それ、ちょっと調べたらバレるでしょう?というレベル。特に出身地と宿泊名義にまつわる部分。二人は瓜ふたつではないのよ。 レビューでほのめかされているように独白自体の信ぴょう性を疑えば、かなり苦しくとも、なくはないのですが、そうすると過去と心情の描写はなんだったのよ、ということに。狂人の告白でした、では何でもアリになってしまうかと。 主人公の一人称独白形式はジェームズ・M. ケイン『カクテル・ウェイトレス』を彷彿させましたが、プロットの固さ、「ひょっとして」感はあちらのほうが断然上でした。 | ||||
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