マンチェスター・フラッシュバック
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海外ミステリ・翻訳ミステリーの一番やっかいな特徴があらわれた作品。 つまり、当時の英国マンチェスターの風俗(音楽・ファッションとドラッグ)や空気感が 判る人にはおすすめ。 ノワール小説の体裁をとっているが、荒れた少年時代の過去を精算・決別し、青年へと自立していく自我の飛躍の物語。 | ||||
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80年代半ばをバリバリの(今で言うところの)ロキノン厨として過ごした私には、マンチェスターは憧れの地だったわけで、ヂモトのブックオ○でタイトル買いし、ワクワクしながら開くと、時代が「私のおマンチェ」よりはちょい前とちょい後で、少しガッカリ。スミスもジョイ・ディヴィジョンも名前さえ出てこない・・・でもボウイとイギーは何度も出てきます!で、小説はスピード感タップリに、あの頃のマンチェスターの雰囲気も良く出ていてグイグイ読ませるんだけど、肝心のミステリー的な部分はかなりお粗末で、最初に怪しいなー、と思った人がやっぱり・・・なパターンです。まぁ、厳密にはミステリーじゃないし、刑事が出てきて「お前の古い知り合いが殺された」って言うのが発端だけど、謎解きがメインではないので仕方ないかも。犯人探しを期待して読むと3分の2くらいから飽きてきてしまう。ノワール小説としては、最後に救いが用意されてるぶん、インパクトに欠ける気がする。ノワールって最後に「えぇっ!これでおしまい?主人公はどーなるのよーっ!」てな、やりっぱなし感で後を引くもんじゃ?て、私の思い込みかなぁ・・・ちょっと綺麗にまとめすぎてて、好みじゃなかったです。 | ||||
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心の底から寒くなるくらいの、真のノワール小説だと思う。 デイビッド・ボウイーを彷彿とさせるキャラの他にも、知る人ぞ知るようなモデルがいるんだろう。 ひたすら、低層な社会と矛盾した福祉が基調にあって、その上で若者はドラッグやセックス(同性愛が、むしろデフォールト)に耽る。 怖い怖い本だが、ミステリーとしての骨格は、しっかりある。 でも、そこを見て、 「犯人わかった!」みたいなものではない。 なんでこれを思い出して紹介しているかと言うと、明らかにニッポンが、その頃の英国のように、壊れかけているからと、 そう感じるから。 | ||||
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「マンチェスターの暗黒街で生きるドラッグ世代、ディスコ世代の若者たちの恐怖と悲しみを鮮烈な筆致で描いた傑作(デイリー・テレグラフ紙)」という書評に納得。あとがきによると、作者はカミュやバロウズ、カルヴィーノなどの純文学作家に触発されて書いたとか。 若い頃はやんちゃをしたが現在はカジノのオーナーとして裕福に暮らすジェイクのもとに、むかし馴染みの警部が訪れる。15年前の1981年、ジェイクの男娼仲間が殺害された事件があったが、それと同様の手口の殺人事件が今再び起きている、被害者は当時のジェイクの仲間。警部に弱味をにぎられ、否応なく捜査に協力することになったジェイク。久々に訪れるマンチェスターの街。現在と15年前が交互に語られ、・・・ ミステリなのでオチは書くことができませんが、80年代のファッションや音楽、街の雰囲気が印象的で、バイセクシャルのジェイクにはこの時代特有の刹那的な魅力があり、30代以上の読者には、かなり懐かしく感じられる小説だと思います。そしてひたすら切ない! 映画「レス・ザン・ゼロ」や「ドニー・ダーコ」や、吉田秋生や萩尾望都の漫画のような痛々しい切なさがあります。しかしこれを「切ない!」と思うのは、もしかすると女性的な感覚なのかも? | ||||
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