関税品はありませんか?
- フレンチ警部 (32)
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読みたい気分になるタイトルではないので、今まで食指が動かずにいた。クロフツファンの友人が貸してくれたので読み始める。 ピーター・エッジリーは部長に対して逆ギレして会社をクビになった。軍隊で活躍した経験を持つ彼には室内での事務作業がつまらなすぎたのである。そんな折、街で友人のロクストンにばったり出会う。ロクストンは彼に新事業の計画を話す。叔父から形見にもらったデラックスな船を使ってライン川を上る観光事業だ。ピーターは参加することを決めたが、この裏で触法行為で金儲けをすることも予定されていたのだった…あとがきによれば、クロフツの最晩年の作品らしい。今までの作品の中にテイストのよく似たものがある。フレンチ警部が出てきてからは面白くない。事業が軌道に乗る前半が楽しい。クロフツは実際に旅行して作品を書いたのだろうか?それとも自宅で資料をみながら想像力を働かせて書いたのか?美しい自然の風景描写にフレンチ同様こころ癒やされる。 | ||||
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この作品の前に読んだのが、「フレンチ油田を掘りあてる」この「関税品はありませんか?」と、タイトルだけ見ると自分の好きな感じのミステリーではないのかな?と思いきや、やっぱりクロフツ作品でした。最後まで飽きさせず、面白く読ませてもらいました。クロフツ作品の長編物を古い順から読んでいて、文庫本として見つけられず読んでいないのが「フレンチ警部と漂う死体」と「少年探偵ロビンの冒険」だけは単行本?のサイズしか見当たらないので、毎晩の習慣で、眠くなるまで本を読んでいるのですが、寝ながら読むには大きくてので買っていないのですが、いよいよ、長編作品も次の「殺人者はへまをする」と短編集1・2しかないので、さて、次に読むミステリー作家を探そうかどうか、今まで読んできたミステリー作家の中でも、クロフツは好きな作家の1位か2位なので、今まで避けてきたコナン・ドイルにしようか悩みどころです。 | ||||
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クロフツ最後の作品です。 最後の作品らしく、十八番の 「倒叙」できています。 「フレンチ警視〜」や「フレンチ油田を掘り当てる」のように 見せ掛けの倒叙ではなく、真の倒叙作品です。 もちろん殺人もきちんと犯人が出てきていて ばっちり隠されずに事を行っています。 それを追い詰めるフレンチですが、 今回は逃げる犯人は 追い詰めません。 追い詰めるのは塀の中で 安堵感でいる犯人をなのです。 表向きの事件でつかまっただけで 安堵しているかたがたを… もちろん見所は フレンチの執念の捜査。 最後まで抜かりのない捜査は やはり鮮やかなものです。 最後にふさわしい作品でありました。 | ||||
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著者得意の倒叙&アリバイくずしミステリ。なのにいま一つ。何でかなと思ったら、クロフツ最後の作品で77歳のとき書かれたんだって。う~ん、納得。 かと言って、決してつまんない作品じゃありません。前半の犯人達が犯罪を計画・実行・成功させていくくだりは読み応え充分。おもしろい。ただ、前半がおもしろいんで、後半のフレンチ主任警視の捜査がいイマイチ盛り上がりに欠けるように感じます。 | ||||
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